『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』
この話は最近読んだFIREの本に内容が似ている。自分の娘さんにという視点で、投資の教えを書いている。
まずは基本的な姿勢として、・借金はしない・(収入に対しての)支出を減らす・余剰金を投資にまわす というシンプルなもの。これらを実行することで、経済的『自由』が手に入る。経済的に自立できたら、仕事を続けてさらに投資をして資産を増やすでも良いし、仕事を辞めて債権を持つでもよい。
まず、借金は本当に無駄な支出になってしまうので、なるべく節約して早めに返そう。
借金が無くなった時点で。ベースとしての考え方(引退後の資産を減らさずに残す方法)は、4%ルールで、年間の引き出し率を4%とし、残りの75%を株式に投資、25%を債券に投資がベター。4%の部分で自分の生活を調整しなくてはならない。厳しい時期は3%以下で生活しよう。例えば少しオーバーしても、旅行で使っていたりするならば、旅行をやめたらいいだけの話なので、自分のコストは柔軟に変えられるようにして、可能な範囲で趣味を楽しもう。引き出し率が7%以上になると将来の食費に困ることになると書いてある。あらためてこうやって言われると、我が家は危険水域かもー💦
中でも作者がおすすめしているのはインデックス投資。インデックス投資は投資をしている人からみたら、やや怠け者の投資のイメージがあるらしいが、実際はそうではない。
株は(未来は)どうなるか誰にも正直なところわからない。短期的に見てしまうと、株価を変動させる出来事は頻繁に起こっていて、一喜一憂してしまいそうだが、長期的にみると、歴史的にも上昇していくものだとわかる。多少の上げ下げは気にせず、恐怖心に打ち勝つ精神力をもって、一事業主だと思って会社を育てるつもりで応援しよう。
経済的自由を手に入れたら寄付するのも一つの節税対策になる。
寄付もよく考えて、寄付した人の名前がもれないしっかりした投資会社で行うと良い。
作者がおすすめしているのはバンガード(資産運用会社で世界初のインデックスファンドを個人投資家に提供した会社)のインデックス投資で、特にVTSAXとVBTLXである。
ただし、調べてみたら2021年3月で日本支社は撤退している。日本と香港を撤退して、中国へと市場を広げるあたり、当たり前だが、日本はもう力が弱まってるのかなーって実感させられる。
いずれにしても投資には強い精神力が必要であるが、それに打ち勝ち、自分の思い描く自由な生活をしよう。信頼するパートナーがいれば、交代で事業をして、数ヶ月のバケーションで旅をして回るという楽しみ方をしている人もいる。
いつから始めても良い。自分の人生だ。他人に迷惑をかけずに人生を大いに楽しもう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?