『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』
帰省中に家族が買った本を手渡され、簡単に読めそうだったので飛行機の中で読んでみた。最近はなんか、この手の本をよく読んでいるような気がするな。
作者は、病気の方が亡くなる前のメンタルケアをされているようで、その様子から学び、あと1年と考えると人生で何をすべきなのかを記している。
あと1年だと考えて行動する(人生を生きる)。
亡くなった人のことで判断に迷った時は、本人がどうしたがった人生か、を考えたり、すでに亡くなった別の家族や、自然などに相談して決めてみる。ひとりで抱え込まない。
どのように最後を迎えたいか?
責任感がつよく、人に頼らずにきた人ほど、他の人に委ね、頼ることで色んな後悔が消える。
人の目を気にしたり、良い人を演じてしまうのも自分らしさ。嫌いな自分も自分らしさ。家族といる時が自分らしいというわけではないかもしれない。自分らしさを受け入れよう。
遠慮や我慢をしすぎる人は、いま自分がどうしたいか、一つ一つの選択をすることを意識しよう。
大切な人とあと何回会えるか。
孤独を感じ寂しい時は自然の美しさや豊かさに目を向けてみる。
一人称の幸せには限界がある=失う恐怖がある
人生の中で最も思い出深い出来事と、大切な人に伝えたいことを考える(ディグニティセラピー)
ことで、自分が生きてきた意味や人生を肯定したりできるようになる
死を前にすると人生の素晴らしさがわかる。ささいなことでも楽しいことを思い出したりすることで、人生の価値を見出せる。
人は苦しみから、必ず何かを学ぶ。
人生とは、「美しい刺繍を裏からみているようなものだ」(フランスの司祭者ティヤール・ド・シャルダン) 裏から見てひとつひとつは意味がわからないけど、表を見て初めて今や美しさがわかる。
選択できるという喜びは尊いもの。
選択したものは全て自分の責任である。自分の内なる声をさぐってみよう。
新年から生死のお話でちょっと重いかな?と思ったが、本自体もそう長くなくてサラッと読めた。後悔がないように生きることはとても難しいが、その後悔とうまく向き合っていくことで、意味のある人生だったと思えるのだと分かった。そう考えることができれば、死なことも少しずつ怖くなくなるのかな?と思えた一冊だった。
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