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『明日死ぬかもしれないから今お伝えします』

レビューが良かったので、あまり深く考えずに読んでみた。とても短い絵本なので、ゆっくりと、自分だったらどうする?と考えながら。

明日までの命だとしたら、自分は何を伝えたくなるのだろう?
誰か一人に、一通だけ、、、そう考えるとなかなか難しいが、この本を読んで思ったのは、まだまだ言葉にしていない感謝はいっぱいあるなぁということ。

日頃やってくれる細かいことにはなるべくありがとうとは言っているつもりだけれど、「一緒にご飯を食べてくれてありがとう」とか、「一緒にテレビをみてくれてありがとう」などは当たり前すぎて口にすることはない。でもその当たり前こそが自分の安定した毎日を形作っているのだと、改めて気付かされた。

以前誰かが、「朝家族が出かける時には必ず笑顔で『いってらっしゃい!』と言っている。」と言っていた。もしかしたらその時の顔が2人が見る最後の顔になるかもしれないからだ。

以来私も、朝出かける時は必ず玄関先で、『気をつけてね!いってらっしゃーい!!』と、笑顔で送り出すようにしている。

私は個人的にこういう話は苦手だけど、でも人間いつかは終わりがくるのだとしたら、その時までに感謝の気持ちをとにかく口にするように心がけていきたい。この絵本のように死神さまに言われたと思って。

今日の感謝の心は、ちゃんと相手に届いたかな??

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