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『反応しない練習』

人は生きている上で必ず悩むことがある。しかし、その悩みを自分で「悩んでいる」と自覚できれば、悩みを解決することができるとブッダは言っている。
その悩みを根本的に解決する方法、それが「ムダな反応をしない」こと。
動揺しない、落ち込まない、腹が立たない、プレッシャーを感じない、後悔しない、先のことに不安を感じない。これらができた時、心が軽くなり幸せを感じることができるようになる。

かといって、無理して我慢したり無関心でいるということではない。
悩みを増やしてしまうことは最初からしない。「どうせ自分なんて」という気持ちが出たらリセットする。

人は日々、不満、物足りなさ、寂しさなどを感じている。
それは「承認欲」があるから。「自分には承認欲があるのだ」と素直に受け入れることが出来れば、楽に生きることができる。

「苦悩」は「希望」に変えることもできる。
自分の心を(苦しみの正体)を正しく理解し、苦しみを乗り越えるためには
「人々の幸せを願う」ことが有効です。

反応せずに、まず理解するためには自分の心の状態を見ることが必要。
心の状態を「言葉で確認する」ことが大切。客観的に自分をみよう。

アタマの中を分類する。
①貪欲②怒り③妄想
他人に求めすぎていないか?を常に気を付ける。

妄想とそれ以外の状態をきちんと見分けられるように訓練する。
無意識と意識的なものの違いをはっきり見分ける。

悩みはいつも心の内側にある。悩みを抜けるには心の外にある体の感覚に意識を向ける。

判断するということは気持ち良い。なぜならわかったフリができるから。
結論が出た気がして安心するから。

人の苦しみは本来はサラサラと流れているはずのものだが、「執着」により
滞り、苦しみを残してしまう。

苦しみ続けるより苦しみから自由になることを人生の目標にすべき。
その方法を「道」という。

「自分は正しい」という考えから離れてみる。

失敗しても凹まない。自分を否定しない。
「自己否定の判断」に打ち勝つ強い心を作る。
どんな状況にあっても、「判断」(否定)しない。
自分を肯定する。
五感を研ぎ澄まし、肉体がキャッチする「感覚」に意識を向けてみる。

生活している中での悩みは整理してみる。
感情の問題なのか?関わりの問題なのか?混同しないこと。

腹を立てるようなことがあっても無反応で。どんな時も反応して心を乱されず、ただ相手を見据えて理解するのみ。

反応しないことが大切だが、無関心だということではない。かといって我慢もいけない。我慢は自分の怒りを抑え込んでしまっていることだから。
こういう時は、心の前半分を相手の理解に、後ろ半分は自分の反応を見る。

人は苦しめ合うために関わっているのではない。
理解し合うために、お互いの幸せのために、関わっている。

快=「楽」を大切にする。

気になる心理「妄想にすぎない」としっかり自覚する。
「妄想は妄想にすぎない」
「妄想には根拠がないし、根拠もない」

人と比べない。いつでも正しい方向を忘れず、自分のこれからの人生を信頼する。自分の生き方を確立すると人生に迷いがなくなる。

普段どちらかというと人に反応しないタイプかな?と思ったりしますが、やはり怒鳴り散らすような人が来たら、気持ちが小さくなってしまう気がするので、この『反応しない練習』を参考に、判断せず、自分が正しいと思い込まず、冷静に対応できるように心がけていきたいと思います。


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