妄想の影
◆近況
ここに何を書こうか考えることが増えてきた。
ただ、どんなことを書くべきなのかよくわからない。
わからないまま書いていると、自分に関する話になる。
だから、今回もまた私の話を書こうと思う。
◆
私は、自閉症と呼ばれていた特性を持っている。
今は広汎性発達障害とか、ASDとか言うらしい。
ここで、自閉って何だ?と思ったので調べてみる。
「自分の世界から出てこない」ということだと
私は解釈していたが、間違いではない気がする。
私は現実から逃げ続けている。
辛くて苦しくて悲しくてグロテスクなものごとで
どこもかしこも溢れていて、それがとても辛いからだ。
現実から逃げるために、私は私の中に宇宙を作った。
私は多分、その宇宙に救いを求めているのだ。
救いは少し大袈裟すぎるか? そうでもないか。
そこでなら、夢の中ですら思うように動けない私は
本当に思い通りに成れるし、在れるのだから。
でも、そうしたくない。そうしたくなかった。
いくら自分の心の成長が中学生で止まっていても、
肉が腐るのは止まらない。それが現実だから。
現実から逃げても、現実が変わることはない。
自分と周りの解離がもっとひどくなるだけだから
中学生の自分を殺さなきゃ。 そう思った。
殺すことはできなかった。
むしろ、取り込まれてしまった気もする。
というのも、最近は「鉾立真虚人」の思考や言動を
シミュレートしたツイートをやるようになっていて
案外、これが楽しいので困っている。
ただ、彼の言いそうなことを書いているはずなのに
自分が欲しい言葉を書きそうになるのは、やめたい。
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