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スナップキャスト

スナップキャストはスネークロール同様、比較的近代になって開発、広められたテクニックです。

使われるシチュエーションは、シングルスペイのように下流から風が吹き上げている時に主に使用されます。シングルスペイよりもキャストのタイミングがとりやすく、アンカーのセットも安定して行えるため、強風の中や重いフライやシンクティップを使用しているなど、アンカーのプレースメントが難しい状況などでも比較的安定したキャストをすることができます。

キャストのタイプは、ダブルスペイと同じウォーターボーン・アンカー、あるいはサステインド・アンカーと呼ばれるタイプです。

先ずはそのキャストを動画でご覧ください。

このキャストはラインをピックアップしアンカーセットする時に、ロッドティップを直線的に動かすスナップTと曲線的に動かすCスペイ(スナップC、Cキャスト、サークルC等いろいろな呼び方があります)の2つのタイプがありますが、ここでは1つにまとめてスナップキャストと呼ぶことにします。

スナップTとCスペイの違い

スナップTがまずはじめに誕生し、その後シンクティップや重いフライをよりピックアップしやすいCスペイが誕生しました。その、スナップTとCスペイの違いをもう少し詳しく説明します。

スナップT

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スナップTのセットアップの時、ロッドティップは写真の矢印のように直線的に動きます。

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この時セットされるラインは早いスピードのタイトループで飛んでいきます。風に影響されにくいセットだといえます。

Cスペイ

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Cスペイの場合はロッドティップはこのように曲線的に動くため、より長い距離移動することになります。またこの時、ラインには小さな矢印のように外側へ膨らむような力が働いていますので、深く沈んだラインやフライも無理なく空中へ引き上げることができます。

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この時のセットされるラインのループはアッパーレッグが上に膨らんだカーブを描く、ややオープン気味のループになります。

左右の投げ分け

このキャストも他のキャスト同様、キャストするバンク等によって左右どちらからも投げられるようにしておく必要があります。右岸、左岸、それぞれ右手が上手、左手が上手の場合のキャストを動画でご覧ください。計4種類のキャストをしていますが、実際の釣りではこれらの内、右岸左岸それぞれ1種類づつキャストできるようにしておけば、支障はないでしょう。

キャストの詳細

それでは、このキャストのやり方をご説明していきます。スナップTとCスペイではアンカーセットの時にロッドティップを直線的に動かすか、曲線的にするかの違いのみで、その後は全く同じ動きをします。ここではより汎用性に優れ使用者も多いCスペイを中心に説明していきます。

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スナップキャスト

岡田裕師

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FFI(Fly Fishers International)というアメリカのフライフィッシング団体公認のマスターキャスティングインストラクター&ツーハンドキャスティングインストラクターをやっております。 ホームページ:https://blood-knot.com/