見出し画像

第十一夜「相手を儲けさせることで、結果的に自分も儲ける」田端信太郎アドベントカレンダー

こんばんは。今日もお疲れさまです。

クリスマスまでの田端信太郎非公式アドベントカレンダー第十一夜。

第十夜から読む方はこちら↓

さあ、第十一夜を始めよう。
左手にライターを、右手にモラルを。

※このnoteは本人の許可を得ていない非公式なものです。一方で、noteを書いているのは田端大学の関係者であり、24日間のコメントも彼に近い立場からのコメントが並びます。フラットな目線ではなく偏った立場であることを先に申し上げておきます。

第十一夜「相手を儲けさせることで、結果的に自分も儲ける」

 ビジネスパーソン田端信太郎が専門にしているビジネス領域は、マーケティングです。その中でも特にメディアの収益化という領域に携わっていたことが多かったそうです。

 リクルートで自ら発案して担当していたフリーペーパーR25も掲載する広告主を集めるためのメディアであり、LivedoorではLivedoorNEWSの担当者として掲載する広告主を募集し、CONDÉ NAST JAPANでは発売する雑誌のウェブ版にブランド広告主を集め、LINEでもLINEの企業公式スタンプなど広告主を集める仕事をしていたと。

 彼のキャリアは、「メディアに広告主を集める」という領域での仕事が多かったそうです。もう少しわかりやすい言葉を使うと、「B向けマーケティング」「法人営業」ですね。そういえばLINEでの役職も、

上級執行役員 コーポレートビジネス担当
上級執行役員 法人ビジネス担当

 こんな名前だったようです。

 ある時、機会があって彼にマーケティングとは何か?質問をしたことがあります。その時には、彼は現ファミリーマートCMO足立光さんの言葉だと前置きした上で、

マーケティングとは、商売そのものだ。

 こう言いました。ラーメン屋のオヤジだろうと誰だろうとマーケティングをしていない商売人はいない、マーケは商売そのものなんだと。

 はっきり言って、私はこの言葉が腑に落ちませんでした。なぜなら、

マーケティングが商売そのものだとしたら、商売って何なの?

 即座にこの言葉が浮かんだからです。

 おそらく、足立さんも田端さんもマーケティングに長く携わっていて日本でも有数の専門家であるために、「商売そのもの」という言葉でしっくりきているのでしょう。でも、私には商売って何のことを指しているのか?よく分かりませんでした。

 そこで、また別の機会にもう一度聞いてみたんですね。マーケティング、特に田端さんがこれまで経験してきた広告主との交渉などのB向けのマーケティングや法人営業の、極意というか、どうすればうまくいくのかと。

 彼は、こう言いました。

 法人営業は、相手を儲けさせることによって、結果的に自分も儲ける。

 聞いた瞬間に、この言葉は直感的にビッときました。マーケティングは顧客との関係に関わる分野なので、ビジネスの広い範囲が領域になることはわかります。なのでマーケティング=商売そのもの、という言葉を前回聞いたわけですが、こっちの方がすんなりと咀嚼できました。

 法人営業、B向けマーケティングの専門家として第一線で活躍した田端さんの極意は、「相手を儲けさせること」そして「結果的に」自分も儲けること。

就活は自分のPRではなく、相手への想像力

 また、別のある時に、就職面接をどうやって突破したらいいか質問者から相談されている場面で、私はあることに気がつきました。

 相談者は、自分が何を話したらいいか、自分のどこをアピールしたらいいか、自分の強みは何なのか、自分について相談しているのですが、どうも田端さんの答えが噛み合っていなかったんですね。

 たしかに言っていることはわからんでもないのだが、一方でXXX(採用側)ってYYYだよね

 田端さんは、質問者ではなく採用側について深掘りしてるんですね。

 自分について話す相談者と、採用側について話す田端さん、この時に、採用面接も少し見方を変えればB向けマーケティングなのだと感じました。企業に向けて自分を売り込むという意味では、完全に法人営業です。

 そして、法人営業は相手を儲けさせることが先で自分の利益は後からですから、相談者(面接者)が最初にすべきことは自分をどうアピールするかではなく、相手をどうやって儲けさせるか考えることだと。だから、田端さんは相談者ではなく採用側の企業について深掘りしていたわけですね。

 少し長くなったので今日はこの辺りで。田端さんがビジネスパーソンとして活躍していたことはなんとなく知っていましたが、法人営業、B向けマーケティングの専門家だったことはあまり知られていないかもしれません。

 もし、法人営業、B向けマーケティングで悩みがあるとか、この領域で日本を代表するビジネスパーソンになりたいという人は、本人に直接相談してみるといいかもしれません。少なくとも私は、「相手を儲けさせることで、結果として自分も儲ける」というこの言葉に救われた部分があるような気がしています。

 田端さんと話してみたい人はこちらから。12月31日入会までは初月に1VS1の面談付き。(1月以降不明)


いいなと思ったら応援しよう!