「教育好き」ではないが「事業で成果を出したい人」が考えた人材育成サービス

「グロースXの発想は、既存の人材教育業界からは出てきにくい発想」


上記は、採用の面談をしていたら、ある人材育成企業出身の方から言われたひとこと。

気になったので、そう思われた背景を掘り下げてお伺いしたら

・人材教育の業界は、研修など教育現場が好きで関心ある人が多く、研修現場に立ち会い、現場の高揚感を本能的な喜びとしている人が多い

・だけど、グロースXのサービスは、教える部分のコアをアプリに代替させ、教える現場がユーザーそれぞれのアプリのスキマ時間で分散しているので、その高揚感のある現場に立ち会えない。そこが、既存の人材育成の会社だと手放しにくい部分。

・カスタマーサクセスが、教えた内容を業務での実践に結びつけるきっかけを支援する部分にコミットしているのも面白い。教育がゴールではなく、実践して業績につながる部分にエネルギーを使う発想を強く感じる

というお話でした。

このお話を聞いて、自分も初めて客観的に理解できたのですが、

・グロースXは人材育成サービスを提供する会社ですが、創業からの経営層には「人材育成サービス」をメインの生業にしてきた人が、よく考えるとひとりもいない(これはフェアに言えば良し悪しは両方あるでしょう)

・なぜ「人材育成サービス」を立ち上げたかと言えば、創業者のひとりである西井敏恭さんが、マーケティングを通じた事業成長の実現や支援の現場において「戦略が描けても、現場のメンバーのレベルがあがらないと成果が出ない」と感じたから

・西井さんはどの会社でも同じようなマーケティングの社内教育を実施をしていて、「これ、同じ需要が多くの企業であるだろうな。しかも教えていることの大半は共通なので、自分の時間を使わずに再現性もたせたやり方があるはず」と思ったのでサービス化した
*これは僕の記憶による意訳で、西井さん本人からは異なる言い方があるかもしれません笑

つまり、誤解を恐れずに言えば、「事業の成果を出したい。そのためには人材育成が必要で、でも、その育成を自分の時間を沢山使わなくてもうまくいくように仕組み化したい人」がつくった会社やサービスと言えます。

「業績につながる人材育成サービス」


このコンセプトが、サービスが生まれたコアな動機であり、グロースXという会社の本質的なアイデンティティ~DNAと再認識できました。

経営陣に人材教育業界出身者が誰もいないことで、それが結果的に(無自覚でもありましたが)、人材育成を「業績を良くする投資の手段のひとつ」と捉えている色が強い、という。

それらの思想は、具体的なサービスの仕様や拡張にも反映されています。

・具体的なサービス内のリソース投資配分(ユーザーが学習した内容を自分の具体的な業務に反映するきっかけとなるカスタマーサクセス支援にコストをかける)

・サービスラインナップの拡張(マーケと連動して
業績をつくるためのセールス編もリリース

などなど。

「人材育成に投資すべき」に同意しつつ、「それが業績につながっているのか?」という経営層の疑念


様々な企業経営層~管理職の方々と会話させていただくと
・「人材育成に投資すべき」には同意
・但し「その人材育成の投資が業績につながっているのか?」には強い疑念
という方が多いと感じます。

ある種、常態化しすぎて半ば諦念を伴った印象もあるのですが、人材育成サービスという業態カテゴリに対する普遍性の高い負のインサイトかと思います。

弊社だけが、その負のインサイトに気づいて対応しているなんて言うつもりは毛頭ないのですが、グロースXとしては、そのボーリングの一番ピンとなる部分を諦めずに、業績につながるようなサービスを創り、磨きをかけていきたいと考えています。

それは、自分たちが誰よりも導入企業の方々と同じ「事業成長に責任を負う立場」で必要性を実感していたから。

こんなふうに感じていただけると、サービス提供側の冥利に尽きるところです。「あぁ、勉強になった!」も嬉しいのですが「実践したら成果が出た!自社の顧客にもっと喜んでもらえた!」までたどりつきたい。グロースXのコンテンツ作成とカスタマーサクセスのチーム一同、そこを目指してます。

そんな「業績につながる人材育成サービス」という考えに共感いただける方がいらっしゃったら、11月15日(火)19:30~20:30 で、グロースXの社員と業務委託パートナーの方の採用に向けたZoomセミナーを開催するので、よかったら参加されてみてください。

新しい人材育成コンテンツのつくりかた~磨きかた、人材育成サービスを超えて業績にインパクトを与えることを志向したい方には、多くの伸びしろの機会がある会社だと思います。

関心ある方、ぜひ下記からウェビナーさんにエントリーを!


P.S
今回のnoteでは「業績につながる人材育成サービス」というDNAの話を強調しましたが、そうは言ったものの、会社としては「自己肯定感のある社会をつくる」というミッションも掲げています。
会社としては、人材育成が社員の成長につながり、人の成長が事業の成果につながり、その結果、個人には本物の自己肯定感が手に入るし、そういう人を増やしたいという動機も持っています。

業績以外のこと、具体的には導入いただいた企業のユーザー個人の方の成長やキャリアにつながってほしいというこだわりの面も併せ持っています。

*私自身は、若い頃にマーケティングを学び、事業の成果につながり、そのことがビジネスパーソンや人としての自己肯定感となりました。学習による成長が、自信と幸福とキャリアにつながってきた人生そのものなので、その効果には疑いようもない部分があります。

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