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BLOCKS FRIENDS インタビュー_001                                2022年度成果発表会プレゼンター     株式会社末宗組 野上 伶奈さん




BLOCKS提案!成果発表会のプレゼンより

建設業のことを何も知らない人はやっぱり反対をするし、親に反対されたら 建設業で働くこと自体諦めると思います。
建設業に女性が当たり前にいるようになるには、私たち自身が自分たちはこういうふうに働けるんだ、こんなこともできるんだということを広めていかないといけません。

それをどう広めていくか考えた時に、皆さんはゼクシイという雑誌の中に彼専用や親向け ゼクシィがあることを知っていますか。
ゼクシィとは花嫁さんが結婚式の準備をするために見るものですが、花婿さんが結婚の準備をするため、そして親が結婚式のスタイルを知るために小冊子を挟んでいます。
ゼクシィにも彼向けや親向けがあるみたいに建設業も女性向けや親向けに新しい建設業のメディアBLOCKSYを作ってみてはどうでしょうか?

BLOCKSYは現役の建設女子が建設産業のリアルを発信するもの。
例えば子供が建設業に入りたいと言った時には親向けの内容として建設業の職種やかっこよさ、給料や安定性、どんな人がはたらいているかなど親が気にするリアルなことを発信します。

女性向けのメディアは女性が建設業でどう活躍しているのか、どんな仕事をしているのか、ヘアスタイルやネイル等のおしゃれに関するコンテンツなど。実際に私や、周りの人が働く前に気になっていたことを載せようと思っています。
またこのサイトには企業紹介などをし、 求人にもつながるようにしたいと考えています。

そしてまずは BLOCKSYの存在を知ってもらうために、企業のホームページ にリンクを貼ったり、工事現場や現場の仮囲いにQRコードでBLOCKSYのサイトを読み取れるようにするのはどうでしょう?
いろいろなコンテンツを作ってその人の知りたい情報がなんでもわかる、そして建設業のイメージを変 えることができる、そんなメディアを作れば建設業に興味を持つ人が増え、憧れの業界になると思います。

最後に自分の娘が建設業に入りたいと言ったらどうしますか?
誰もが迷うことなく「いいやん!」と自信を持って進められる業界にしていきましょう。

(提案した野上伶奈さんのプレゼンテーションより抜粋)


【子どもの頃からの夢を実現】


小さいころ人気だった家屋の劇的リフォームをするテレビ番組。それが野上さんの原点だと言います。
建設業で働きたいという夢は持ち続けたものの、建設業で実際に働いている父親は「男社会だから大変、やめておいたほうがいい。」と反対。
しかし夢を諦められなかった野上さんは、なんと父親と同じ会社に就職。創業112年目を迎える老舗企業で、建築工事・土木工事・舗装工事を主体とする総合建設業「末宗組」に入社。会社での女性技術者採用第一号だった。

実際に入社してみると、「口調は強いが、めっちゃ優しい」のが建設業界の人たち。会社が「何に配慮してほしいかどんどん言ってほしい」という姿勢だったので、女性用トイレを設置してもらったり、希望は通りやすかった。

公共施設工事は規模が大きくダイナミックで面白かった。何でもやりますの姿勢で仕事には臨んだが、逆に女子だからという理由で、危ないからいいよと気遣ってもらうのには、「女子でもできるのになあ...」とジレンマを感じた。
女性を技術者として採用することに反対する人もいたので「女性でもできる!」と証明する想いで働き、今では全員が女性技術職の存在を認めてくれている。

【どんな会社ですか?】


社長等から「どうしたらもっと若手が増えるか?」などの相談を受けたりもします。社員同士の距離が近く相談もしやすいです。
導入して欲しいことや物を提案すると、実際に取り入れてくれます。広報戦略として、SNSなどの運用や、 BIMソフトを実際に取り入れたり。
今年は現場に出る人はみんな、おそろいの防寒着を買ってもらいました!

オフィスは改修をして今風のデザインに。一階はフリーアドレス式で自分の好きな席で仕事ができます。内装・外装を考えたのは私を含め女性社員3名。今までは事務服はスカートだけでしたが、今年からズボンかスカートか選べるようになり、働きやすいオフィスになりました。

屋外モニターを外壁に設置したところ、地域の方に見てもらえているので、求人や、地域の活性化に繋がればいいなと思います。風通しが良くて意見を言いやすい会社です!

【女性のほうが向いていると思える業務】


女性に向いている仕事はたくさんあります。女性は細かい作業や気遣いができて、仕事が早くて丁寧です。
建設業で働いている女性は設計・事務員のイメージが強いですが、現場監督をしている女性も多いし、現場サポートの仕事もあります。

弊社での現場サポートは、三次元データの作成やSNSでの広報、積算、安全パトロール、RPAの作成、ドローンでの撮影、現場監督さんに頼まれた仕事がメインですが、現場監督もします。
私は、現場がキレイになるように掃除をキレイにやっていました。コミュニケーションを積極的にとるように心がけたら、現場の作業員さんとも仲良くなり、そうなると指示をしやすくなりました。

現場監督が向いているのか、設計の仕事が向いているのか、自分の得意分野を見つけて欲しいですね。
あと、髪の毛を染めれたり、ネイルをしたりオシャレが出来るのも魅力ですよ!

【 BLOCKSに参加して】


社長の勧めで参加しましたが、はじめは「建設女子ってみんな気が強いのでは...」と気後れしていました。
しかし知り合ってみると、みんないい人!
講習ではドローンや広報、施工管理の知識などたくさん学ぶことがありました。仕事の幅がぐんと広がりました。

会社での仕事は積算やデータの作成、安全パトロールがメインでしたが、 BLOCKSに参加した事でドローンでの撮影・SNS関係、デキスパートの活用など仕事の幅が増えました。
SNS運用の講座では写真の撮り方や文章の作り方を習い情報発信に活かしています。なにより、建設業で働く女性とたくさん知り合い、相談相手や友達が出来たことで、仕事を辞めずに頑張ることができました。

弊社では多くのICT機器や重機を自社保有しています。当然、ICTに関して経験値が高くノウハウもある。BLOCKSでつながりのできた企業にICTの講習をしたりと、横のつながりを生かしています。

【 3年目だから言えること】


最初は、建設業は男性社会のイメージだったため、女性技術職が居ない会社に入ってうまくやっていけるか不安でしかありませんでした。
実際に入社してみると、みんな優しいし、頼ってくれました。

男性社員も女性社員にどう接していいかわからない人が多いと思う。女性社員がどんなことがどこまで出来るか分からないので、自分で出来ること出来ないということをハッキリ伝える事が大切です!
無理なことを引き受けてしまうと、出来なかった時に迷惑をかけるし、精神的にもきつかったです。
また、「女性社員はみんなここまでなら出来るんだ」っていう認識になってしまうので、後輩が入ったときに負担になってしまうかもしれません。

実際はまだ女性が働くには不便な所もあると思いますが、会社全体で話し合いの場を設けてもらいどんどん改善していくので、安心して建設業に来てほしい。
まだ悪いイメージが多いかもしれませんが、実際はそんなことなくて働きやすい職場だし、 ICTやBIM 等の技術も発展しているから女性でも働きやすいですよ!

▲こちらのQRを読み込むと野上 伶奈さんの発表動画、会社PVをご視聴いただけます

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