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それでも皇治が反則をやめない理由

皇治はキックボクシングの新しい技術や戦術を更新できていないような気がします。先輩たちが作った技術をリスペクトしすぎている、既存の技術や戦術を身につけることで手一杯、そんな印象です。

技術や戦術、そこに才能がないことは本人が一番痛感しているとおもいます。これは侮辱でもなんでもありません。むしろ逆です。才能の無さを受けいれている、弱さを受けいれている皇治は立派だとおもいます。

皇治にはキックボクシングの才能はありません。

ここでいうキックボクシングの才能というのは技術や戦術のことです。だからこそ信じられないくらい練習をして、あの超人的なスタミナを身につけたのでしょう。よく打たれ強いと言われていますが、あれは精神力だとおもいます。キックボクシングの才能がないからこその譲れない精神力。精神力なので精神力でカバーできない打撃を貰ったときにはしっかり倒れています。

そして、時代に合った自己プロデュース力。リング外の活動でファンを増やす努力、それも商才というよりは努力だとおもいます。キックボクシングの才能がない、だからリング外でファンを増やす努力をする、必然な行動だとおもいますが実際は誰でもできることではありません。

だからこその冬眠発言だったとのだとおもいます。それもこれもすべてもう良心の限界であると観念してしまったのかもしれません。しかし「皇治はマジで強い!」「これがキックボクシング!」と本気で信じ切ってしまっているファンにたいしてどう説明したらいいのか…答えが出せないからこそ皇治は今も止まれないのかもしれません。もう今すぐにでも止まりたいのに。

RIZIN.33。RIZIN キックボクシングルールでTARGET SHIBUYAのYA-MANに皇治は敗戦しました。この試合、序盤から皇治の金的攻撃、バッティングなどの反則攻撃が目立ちました。

皇治はバッティングなどの反則技が多い選手です。そのたびに批判があがっている選手です。しかしなぜ皇治はそれでも反則をやめないのでしょうか?それにはあまりに切なく悲しい理由がありました。それは

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