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視覚障害者向けアクロヨガ体験会、大盛り上がりでした!

2024年7月13日に、オリエンタルアクロヨガさま×ブラインドライターズで、視覚障害者向けのアクロヨガ体験会を行いました。

さて……アクロヨガって??

二人ひと組になったり、みんなで協力したりして行う、新しいヨガだそうです。
アクロバティックの、アクロ。
人と協力し合って行うところから「組体操みたい」という人もいるとか。

「うん、そうかわかった!」と思って行ってみたのですが……予想とぜんぜん違いました!

先に言っておきますが、アクロヨガ、まず体験してみることをお勧めします。
めっちゃくちゃ楽しかったです。

担当いただいたのは、インストラクターのYuriさんとMikaさん。

晴眼者が視覚障害のある方に何かを伝えるとき、「あっち」とか「ここ」とか言ってしまって通じない、ということがよくあります。
おふたりは、見ていなくてもポーズがわかるよう丁寧に指示してくれました。

インストラクターのMikaさんとYuriさん

たいていのヨガって一人でやりますよね。
なので、黙々と自己鍛錬って感じです。
だけどアクロヨガは違うんです。
誰かとペアを組んだり、みんなで一緒にポーズを取るんです。

まずは準備体操。ストレッチもペアで行います。

背中合わせに立ち、お互いの腕を組み合って片方が相手を背負います。これは中学校の部活でやった記憶……!

ヨガで「舟のポーズ」というのがありますね。
一人でやる場合は、まず体育座りをします。
そのまま膝を伸ばして足を上げ、両手は膝の裏を掴むような気持ちで支えます。
床についているのはお尻だけ。
前に後にグラグラしてバランスが取りにくいのですが……。

お尻を基点にして、両足を高く上げ、バランスを取っています。Yuriさんはピタッと微動だにせずポーズを維持してますが、尻に根っこでも生えてるんですか?

この「舟のポーズも2人でやるのが、アクロヨガ。
ペアを組む人と向かい合って座り、左手と右手で手を握りあいます。
足の指から足の裏を少しずつ合わせていって、手と手を繫ぎ、足と足をあわせたまま、膝を伸ばして足を上げます。
コツは、両手は引っ張り合い、足は押し合うこと。
力の入れ方や角度が揃わないとうまく足が上がりません。
わあわあキャアキャア、めっちゃ盛り上がりました。
「あーっ! あとちょっと!」
「できたできた!!」

舟のポーズにトライする参加者。膝が直角になるくらいまで上がってます。あともうちょっと!

こんな感じで、できたら嬉しいし、できなくても楽しい。
それがアクロヨガ!
また相手が変わるだけで、ぜんぜん感覚が違うんです。
さっきできたものができなかったり、逆にできたり。
それがアクロヨガ!

二人ひと組だけではなく、全員でやるポーズもありました。
「木のポーズ」。クラシックなヨガでも有名なやつです。
片足で立ち、もう片方の足の裏を立った足の内ももに押しつけバランスを取り、両手のひらを合わせて手を挙げる。
これもバランスが難しいポーズですが、みんなで手をつないでやると、安定するんです!

横一列に並んで、両隣の人の腰に手を回して、左足を上げています。みんな満面の笑み!

最後に、YuriさんMikaさんに「すんげえの」をリクエスト。
プロの技を見せてもらいました。

Mikaさんは仰向けに寝て、両手両足をまっすぐ天井に向けて伸ばしています。その両足の裏にYuriさんが肩を乗せ、Mikaさんと手をつないでバランスを取り逆立ち。
Yuriさんが逆立ちの状態からぐるりと前後にMikaさんの手足の上で一回転。
写真では、Yuriさんが仰向けになっているところです。
あまりのダイナミックさに「キャー!」と叫んだだけで、
和久井はその場で何も説明できませんでした。


1時間の体験レッスンはあっという間でした。
みなさん、ご参加ありがとうございました!


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