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多くの人にずーっと愛され続けていく「名品」とは何か?

多くの人にずーっと愛され続けている「名品」ってありますよね?

タイムレスデザインとか、ロングセラーと言われているものです。
例を挙げてみると、永谷園の「お茶漬け」とか、アサヒ飲料の「カルピス」とか、わりと最近のものだとUNIQLOの「ヒートテック」もそうだと思います。

同じように、時間の経過を経ても、全く色褪せない「名品」として愛され続ける眼鏡だなと直感したものがあります。それが、
Elder_ARAOKAGANKYO | エルダー_アラオカガンキョウです。

Elder_ARAOKAGANKYO
PHOTO SHUHEI NOMACHI

Elderは、世界的にも有名な空間・プロダクトデザイナーの「二俣公一」さんがデザインしてくださった眼鏡で、日本の中でもトップクラスの「磨き」の技術を誇る「谷口眼鏡」さんで製造されている「荒岡眼鏡初のオリジナルモデル」です。

ブリンク外苑前スタッフの阪口くんと僕は、普段からElderを愛用しており、日々このプロダクトの良さを肌で体感しております。
改めてどんなところから「名品」と感じるのか、再入荷したElderを眺めながら2人で語り合ってみました。


渡辺
Elderは、一見ミニマルに見えるのに、全然シンプルじゃない複雑なカッティングが秀逸だよなぁ。まさに造形美って言葉が当てはまるよね。
平面部分と曲面部分のコントラストがハッキリしているところも、二俣さんのプロダクトの面影を感じられて、気持ちが高揚するよね!

阪口
唐突にマニアックなところから切り込み始めるね。(笑)
でも確かに、実際に手にとって触ってみると、言っている意味が分かるよね。僕は、特にテンプル部分の平面的な内側と、丸まった外側の部分の半円柱型の感じが好きかな!

渡辺
テンプルの形状もついつい触りたくなる形状だよね!
この丸みはずっと触っていられる…笑
フロントの上半分は、角張っていてやや太め、下半分は丸みがあってやや細めに設計されていて、同じ素材でありながら太さ、角のコントラストによってブロウラインを表現しているのも斬新で、見たことないデザインなのに、どこか懐かしい感じもあって不思議なんだよね。
特に鼻元のカッティングが複雑すぎて、どうやって作っているんだろう?と眺めたくなるよね。

実現不可能と思われた鼻元のカッティング
PHOTO SHUHEI NOMACHI

阪口
昔のブロウラインの眼鏡ってどこか「いなたい」イメージがあるけどElderからはその感じがなく、洗練されている感じがするよね!
全体のラインは太すぎないので、シャープにも見えるのがすごく面白いし、それを製品化できる谷口眼鏡さんの技術力の高さもすごいよね。
あと、僕はやっぱりElderのカラーリングのチョイスがめちゃくちゃ好み。
ピンクやボルドーカラーって普通の眼鏡ブランドだとなかなか見ないカラーも、この洗練されたデザインだからこそ成り立っている感じがあるよね。

solid pink
PHOTO SHUHEI NOMACHI
solid bordeaux
PHOTO SHUHEI NOMACHI

渡辺
ちょっと派手かな?って思うけど、試しにかけてみると、びっくりするくらい良い!って思えるのも面白いよね。
あとは、なんと言っても、この完成されたElderのディテールを最大限に発揮するカラーのピアノブラックの再生産がなにより嬉しい!!
黒の中でも、青を強く入れることで、より強く、より深く黒を体感できるんだけど、谷口眼鏡さんの「磨き」の技術も相まって、実物見た時に感嘆のため息が出たよ…。

piano black
PHOTO SHUHEI NOMACHI

阪口
検品中ずっと「いいなぁ」って見惚れてたもんね。笑
でも本当に名前の通り、ピアノの黒さを彷彿とする色味で、こんなにも綺麗だったんだって再認識したよね。
それこそ、お客さんに「黒ないんですか?」って何度聞かれたか分からないので、かなり申し訳ない気持ちになっていたからね。
でも、やっとお待たせしていた方にも改めて手に取っていただけるのが嬉しいですね!

渡辺
本当に嬉しいよね!
あと、先月鯖江に出張に行った際に、谷口眼鏡さんで工場見学させてもらったんだけど、Elderの最終磨きに立ち会えたのが感動したなぁ。
とにかくフレームを見て、また磨いてを繰り返していたんだけど、フレームを眺めている時間の方が長く、磨き残しを徹底的に無くしていたのが衝撃的だった!

偶然立ち会えた最終磨きの工程

阪口
直接見れたの本当羨ましい!
写真と話を聞くだけでもすごいのに、磨きの凄さを直に体感すると、より慎重に眼鏡に触れるようになるよね。
Elderの検品時は、素手で触れないから手袋つけるようになったもんね…笑

渡辺
より一層丁寧に扱わないとって思うようになったよね。
再生産され、納品されるたびに、この眼鏡の良さや凄さが、衰えないどころか輝きを増している気がするよね。
多分、数年後に見ても美しいと感じられる眼鏡だなと感じるよね。
とにかくピアノブラックのElderは4年ぶりの再生産なので、その「黒さ」「艶感」を一回見てほしいよね!

PHOTO SHUHEI NOMACHI

発売から約7年ほど経過していますが、再販の要望やリピートされる方が途絶えない眼鏡ってなかなかないと思います。

新しい美しさを切り拓いた「Elder_ARAOKAGANKYO」というプロダクトは、時代を超えて愛され続ける「名品」と呼べる眼鏡だなと改めて感じました。

今回は、時代を超えてずーっと愛されていく一つの「名品」についてのお話でした。


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