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“Called to Serve”*Coronation of Charles III

引き続きチャールズ3世の戴冠式について書いていきます。

カンタベリ―大主教は、チャールズ3世とカミラ王妃の戴冠式のテーマを“Called to Serve”(奉仕するように召された)としました。
その意味は、戴冠式の進行の中で明らかにされていきます。


「欠けゆく月」に時満ちて王となる

日本の占星術師さんが今回の戴冠式について書かれた記事は少ないようですが、海外の占星術師さんが「イギリスには優秀な占星術師がいないことがわかった」といわれるぐらい、普通は避けるような日取りでした。

でも、私は占星術の本場イギリスだからこそ、エネルギーが大きい「食」の日を選んだのではないかと思っています。

戴冠式が悪い結果に終わると予測する占星術師さんが多いなか、私とほとんど同じような読みをされている海外のプロがおられたのが嬉しかったです。

チャールズの太陽は蠍座にあり、彼は0°のおうし座の月と4°のおうし座のカルマノースノードを結合して生まれ、彼の10番目の家の両方で、彼のキャリアと将来のセクターです。 これは彼の母親(月)が彼の人生で果たした強力な役割を意味します。
戴冠式の間、北のノードは4°おうし座に戻り、4°のおうし座でチャールズの出生北ノードと正確に結合しました。運命の輪が回り、彼は王になり、彼のノードリターンで月食で戴冠することになっています。
日食には太陽、月、地球が含まれます。天の王(太陽)と女王(月)は、この地球上のチャールズの道と完全に一致しています。それは美しい占星術です。
チャールズ3世戴冠式-サリーカークマン占星術師 (sallykirkman.com)

あらためてイギリスの月食図を見直すと、物事のピークとなるMCは獅子座4度、サビアンシンボル(+1度)「深い峡谷に、岩が塔を形成する」は、壮大なビジョンを感じさせます。

国民が生活費の高騰にあえぐ中での戴冠行事のため、チャールズ3世は、前回のエリザベス女王の戴冠式より参列者数を4分の1に削減し(8000人を2000人に)、パレードの距離や式の時間も大幅に短縮しました。
戴冠式にかかる費用は、王室と政府が共同で負担し、政府は式の終了後に公表することになっています。メディアの予測では約170億円ですが、警備費がかさんで約420億円以上になると報じているメディアもありました。

イギリスの月食図2023年5月5日

月食図では、7ハウスに太陽(国王)があり、続く8ハウスはその繋がりです。
8ハウス(国家の財布)のカスプは牡牛座22度、サビアンシンボル「高価な宝石に満ちた宝石店」は、王室のレガリアを思い起こさせ、歴史絵巻のような戴冠式のパレードも、かつての大英帝国の面影や潜在的な力を呼び覚ますように感じられます。

8ハウスの小惑星ジュノー(結婚、権利を意味する)のサビアンシンボル「トゥルリー庭園」が意味するのは、形式美。
ある意味、戴冠は国王と国民の結婚であるし、また神との契約を表しています。何より油そそがれた王を戴く国として、一生に一度の王の戴冠をみみっちくするわけにはいかないだろうと思いました。
ヨーロッパにおける「ビッグ4」の一国と言われるも、衰退の際にあるとも見られているイギリスが、あの規模の慶事がまだ出来るということを知らしめる狙いもあったでしょう。

リハーサル

戴冠式当日は天気予報通りの雨で、地域によって雷雨だったそうですが、ネットでは「ダイアナの涙雨だ」とか「雷はダイアナの怒りだ」とかコメントが多かったです。この世に縛られている人の多くはそう思うんですよね。

霊的視点では、雷は「神の声」です。神がわざを為す時、神の声が響くのです。そして雨は「神の意」。
日本でも平安時代は、雨は天の意だと理解されていて(あめ=天意)、雨に濡れることは天の意に触れることとして、畏怖の念を持っていました。

天空神がこの戴冠を祝して雨を降らせたかは想像の域を出ませんが、イギリスは雨が多い気候と言われていますので、ハレの日に雨が降ってもそれも承知の上でしょう。

戴冠式前・ウエストミンスター寺院へ向かう馬車

すべての信仰の擁護者

ウエストミンスター寺院のサイトには、今回の戴冠式で初めて行われることが記載されていました。
修道院で戴冠された国王と女王陛下 |ウェストミン スター (westminster-abbey.org)

私がとくに興味深いと思ったのは、ユダヤ教、スンニ派、シーア派のイスラム教、シーク教、仏教、ヒンズー教、ジャイナ教、バハイ教、ゾロアスター教の指導者と代表者が行列に参加されていたこと。
ミサの最中には、それらの代表がキリスト教特有のものではない、腕輪やローブ、指輪、手袋といったレガリアを、国王に手渡す役割を担っていたことでした。
さまざまな信仰を持つ約12人の聖職者が、ミサに加わっていたそうです。

「戴冠」の際に、キリスト教各派の指導者が祝福を述べるのも、今回初めて行われました。イングランド国教会の最高存在として、「すべての信仰の擁護者」になるというチャールズ3世の信念を現わしているそうです。

下の写真の赤い帽子は、ローマカトリック教会の司祭です。
英国国教会(プロテスタント)とローマカトリックの関係は、ヘンリー8世の宗教改革や清教徒革命の影響によるレジサイド(王殺し)もあり、長年反目し合った時代を経てきました。
司祭の祝福の言葉は、「神があなたに豊かなる恩寵を捧げ賜りますように。神への畏れの中にあなたを置いて、幸せなる永遠のための準備をして最後の時へと、不死の栄光へとあなたを迎えてくださいますことを」でした。

世界統一宗教を作ろうとしているという見方は大げさでも、英国王が教皇よりも宗教界のトップになることを暗示しているようにも見えました。

また、国王自身が声を出して祈るということも、今回初めて行われました。
聖書の「ガラテヤ書」および「箴言(しんげん)」から着想を得て、「あらゆる信仰と信念の神の子たちに対して、私が恵みとなりますように」とチャールズ3世は祈られました。

キリスト教各派の代表から祝福を受けるチャールズ3世
声を出して祈りを捧げるチャールズ3世

多様性を重視したセレモニー

国王の到着を告げるファンファーレが鳴り響くと、西ドアから「ウエールズ十字」を先頭に、紋章官、各勲章受賞の代表者、キリスト教各派の指導者、戴冠式の王冠、宝珠、王笏などのレガリアが運ばれ、国家の剣、そしてカミラ王妃、続いてチャールズ3世が入場、ウィリアム王子一家が続きました。
そして西ドアが閉ざされました。

入場
国王の入場

順不同になりますが、気が付いたことを書いていきます。

女性の登用

「国家の剣」を掲げているのはペニー・モーダント枢密院議長。
51分間この姿勢を保つため、腕立て伏せをして鍛えていたそうです。
少女聖歌隊
英国国教会の女性司教サラ・ムラリー司教

「国家の剣」(3.6㎏)という見るからに重そうな剣を女性が掲げていることや、少女聖歌隊が戴冠式に初めて参加したこと、英国国教会の女性司教が戴冠式に参加するのもは歴史上初めてのことです。

サラ・ムラリー司教が朗読したのは、聖アウグスティヌスの福音書。西暦6世紀にローマからカンタベリーの初代大司教に贈られたものだそうです。
王様にふさわしい (shorthandstories.com)

聖アウグスティヌスの福音書

聖歌は、イギリスの伝統的な言語であるウェールズ語、スコットランドゲール語、アイルランドゲール語でも歌われていました。連合王国であるということを重視されているそうです。
言われてみれば、ですが、イギリスの正式名は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)でしたね。
日本の若い人たちには、コモンウエルスのことはあまり知られていないみたいですね。youtubeのコメントには、パレードにイギリス以外の国旗があることを不思議がっている人が多かったです。

「私は奉仕するために来ました」

王と王妃が所定の位置(チェアオブステート)に着かれ、いよいよ戴冠の儀式が始まります。戴冠式を執り行うのは、カンタベリー大主教のジャスティン・ウェルビー大司教。

ロイヤルチャペル聖歌隊の少年が、チャールズ3世に「陛下、神の王国の子供として、王の中の王の名においてあなたを歓迎します」と述べると、チャールズ3世は“In His name and after His example, I come not to be served but to serve.”(「主の名において、また主の模範に従って、私は奉仕されるためではなく、奉仕するために来ました。」)と述べられました。

大役を務めたロイヤルチャペル聖歌隊の最年少の少年
(サミュエル・ストラカンという名前らしい)

この後、カンタベリー大主教ははっきりと「ハレルヤ。イエス・キリストは復活されました」と言われました。
70年前の戴冠式でも司教がこのように言われたかどうかわかりませんが、ドキッとしました。これってチャールズ3世をイエス・キリストと見なしている(少なくとも英国国教会でそういうことにする)ということなのかな。

聖書の朗読

リシ・スナク首相によって「コロサイの信徒への手紙」の1章9節ー20節の「御子キリストによる創造と和解」が朗読されました。
内容は長いので割愛しますが、ヒンズー教徒のスナク首相がキリスト教の聖書を朗読するというのは画期的なことだと思います。

聖書を朗読するスナク首相
アセンション合唱団

アセンション合唱団は、ゴスペルの合唱団です。この日の為に作られたハレルヤを歌いました。
コーラスは素晴らしかったですが、ちょっと作為的な演出に思いました。
英王室は、(メーガン妃が言うような)人種差別はしていないということを暗に主張しているのかな~と。

承認と宣誓

参列者の国王へ忠誠と宣言“God Save The King”が行われた後、スコットランド教会(カルヴァン派プロテスタント)の総長より、この日の為に新しく印刷された欽定聖書(ジェームズ王の聖書)が贈られました。
この聖書の詳細は別記事に書きます。

イングランド国教会に誓いを立てる国王

チャールズ国王は、その聖書に手を置いて、イングランド国教会の法を守る誓い、そのあとで署名されました。

署名の際にドキドキしたのは私だけでしょうか。
今回は、即位の署名のようなイラつきもなく、インクも漏れずスラスラお書きになられてよかったです。ちなみに今回はcoronation penという戴冠式用のペンだったそうです。

万年筆のインクが漏れて…チャールズ英国王「いまいましくて耐えられない」 SNSで「事件」が話題に:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

塗油(油そそぎ)

戴冠式の中で、実はもっとも重要なのが塗油の儀式です。

チャールズ3世は、今まで着ていたローブと上着を脱ぎ、白いシャツ姿で戴冠式の椅子に着席されました。

エルサレム聖墳墓教会で奉献された精油は、黄金のイヌワシのアンプルに移されていました。この黄金の鳥のアンプルは、チャールズ2世の戴冠(1661年)に作られたものだそうです。詳しくは別の記事に書きます。

精油は、動物由来の成分を含まないレシピで、マグダラのマリア修道院と昇天修道院の2つの果樹園から収穫されたオリーブを使用し、セサミ、ジャスミン、シナモン、ネロリ、ベンゾイン、アンバー、オレンジブロッサムで香りづけしたオリーブオイルです。

精油を作るエルサレム聖墳墓教会の聖職者

塗油の様子は非公開でしたが、おおよそ以下の感じです。

儀式の間、ジョージ2世(1683年11月9日 - 1760年10月25日)の戴冠式のために作曲されたゲオルク・フレデリック・ヘンデルの曲 ‘Zadok the Priest’ (「司祭ザドク」)が聖歌隊によって歌われています。
ザドクは、ソロモン王に油を注いだ祭司で、アロンの息子エルアザルの末裔です。

大司教は戴冠式の油を正式に受け取り、祈り、感謝します。

カンタベリー大司教:
主権者である神よ、あなたの奉仕に召されたすべての人をあなたの恵みで支えてください。
油そそがれた古い祭司と王のあなたの預言者が、あなたの名によって、時が満ちて仕えますように。あなたの一人子は、キリスト、すべての救い主、しもべとなるために聖霊によって油そそがれました。
同じ御霊の力によって、この聖油があなたのしもべチャールズにとって喜びと喜びのしるしであることを認めてください。
それは,王としてあなたの恵みの豊かさと憐れみの力を知り、わたしたちが王の神権、聖なる国民,あなた自身の所有のための民とされるためです。
神、私たちの力、そして救いに、今も永遠に祝福あれ。アーメン。

アンプラからスプーンに油を注ぎ、カンタベリー大司教は国王の両手の平に十字架の形で油を注ぎます。

カンタベリー大司教:
聖油で油を注がれた手になりなさい。あなたの胸に聖油を塗ってください。
王、祭司、預言者が油そそがれたように、あなたの頭に聖油を注がれてください。
そして、ソロモンが祭司ザドクと預言者ナタンによって王に油そそがれたように、あなたの神、主があなたに支配し統治するために与えた人々に対して、あなたが油そそがれ、祝福され、奉献された王になりますように。
父と子と聖霊の名において。アーメン。

残念ながら合唱の声にかき消されて、塗油の最中のカンタベリー大主教の言葉は聞こえませんでした。

精油の入ったアンプル
17世紀から使用されている塗油のスプーン
生命の木を刺繍したスクリーン

スクリーンは「生命の木」を表しています。これもまた別の記事に詳しく書きます。

塗油が終わると、チャールズ3世は祭壇の前に跪き、カンタベリー大主教は続けて祈りを捧げます。

神の御子、私たちの主イエス・キリストは、御父によって他の人々よりも喜びの油を注がれ、その聖なる油注ぎによって、聖霊の祝福をあなたの頭と心に注ぎ、あなたの手の業を繁栄させてください。
神の天の恵みの助けによって、あなたが富、平和、そして敬虔さにおいてあなたの責務に専念している人々を統治し、保護することができるように。
そして、この世の王国を賢明に、公正に、そして宗教的に統治するという長く輝かしい過程を経て、ついに永遠の王国に加わることになるかもしれません。同じ私たちの主イエス・キリストを通して。アーメン。

塗油のホロスコープから見えてくること

塗油の時間(5月6日現地時間11時46分)のホロスコープをたててみました。
時間的に太陽(国王)が天頂に来ます。
塗油の当面の結果となるMC(牡羊座27度)には、木星がぴったりと重なっています。
木星はベネフィックなエネルギーと言われますので、王にとっても国民にとっても喜ばしい結果になりそうな感じです。ただ、木星はなんでも増やす傾向があります。

木星の名前はジュピター(jupiter)、つまり天空神ゼウスのこと。ハレの行事が雷雨になってしまったのは、ゼウスが現れる予告だったのかな?

牡羊座27度のサビアンシンボル(+1度)は、「予想が裏切られて演奏に失望する観衆」。
ええっ?と思うサビアンですが、まわりの期待を裏切るというような意味です。期待に応えなくては、という気持ちを捨てる。それによって可能性が開かれていきます。
イギリスという国と国王に対して、イギリス国民はじめ諸外国が思っているイメージが覆されていくということかも知れません。

太陽(国王)は牡牛座15度。エナジーポイントにあり、国王に力を与えています。天王星がすぐ近くにあるので、新しい王に王権が移動することを意味してもいるでしょう。
また、新国王は、いままでの王とは違うことをするということかも。
戴冠式でも今までになかったことを取り入れておられますし、王室のスリム化など無駄を省く計画があるようです。

イギリスは立憲君主制ですが、「国王は君臨すれども統治せず」という慣習法があり、国王大権は残っているものの国王の権能は儀礼的です。
しかしチャールズ3世は、政治に積極的になるかもしれません。彼のライフワークの環境保護、気候変動問題の活動を推進するためにも、王太子時代よりも優位な立場を取りたいはずです。
さらに、英国国教会を背負うことにもなります。
6ハウス冥王星と12ハウス火星のオポジションが、MCの木星とTスクエアを取っているのはそれを表しているのかも。

国民の月は4ハウスにあり、満月(月食)から17時間しか経っていないのでまだオポジションの範囲です。国民が総力で、国家と国王を支えて行くような感じがします。
事前のアンケートでは、戴冠式に興味がないと答えた国民は6割と言われていました。でも、雨の中をバッキンガム宮殿にかけつけるロンドン市民の姿を見ると、メディア操作があるんじゃないの?という気になりました。

[4月28日 ロイター] - 5月6日に戴冠式を迎えるチャールズ英国王の支持率が低下しているものの、国民の半分は仕事ぶりを評価していることが、28日に公表されたイプソスの世論調査で分かった。
調査では、回答者の49%が国王の仕事ぶりを評価。評価しないとの回答は9%だった。約3割はどちらでもないと答えた。

メディアが王室を貶めることに加担し、国民の気持ちが君主から離れた結果がフランス革命でした。裏で操作していたのが誰であれ、国民が望んだのです。「私たちに王はいらない」と。

君主制がいい悪いではなく、王を戴く国の民が、その王を殺してしまったカルマはあると思います。
キリスト教の国で、神が油そそがれた王を大切にしない民に、神の力が注がれることはありません。油そそぎは一種の白魔術ですから。

チャールズ3世の戴冠を観たフランス人が、Twitterに「神が油そそがれた王を、(フランス人は)殺した。フランス人は神に背を向けたのだ」とtweetしていて、読んでいる私も切なくなりました。
いずれ君主制を廃止するにしても、ルイ16世のように血が流されることがあってはならないと思います。

「NOT MY KING」と叫ぶ人々
某紙によると1000人規模のデモだったそうです。

英国王戴冠式の直前 君主制廃止を求めるデモ参加者らを逮捕(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

どの時代にも抗議者はいるものですが、現在、世界で同時多発的に起きている人と人を分断するための抗議活動のように、君主制反対デモも大きな組織が裏で糸を引いているのかもしれません。

国王と王妃を祝うためにバッキンガム宮殿へ向かう人々

ベネディクト神父の幽霊?

そういえば、戴冠式に死神が現れたと話題になっていました。
動画を見直したら、戴冠式が始まる前に怪しい人物が中央の仕切りの通路を確かに横切って行くのが見えました。

西洋の古い教会は地下や壁に墓があるので、幽霊が出てもおかしくないとよく言われます。
「死神」と騒がれた黒い人影は、ウエストミンスター寺院側は「バージャー(Verger)だった」と説明しています。

「死神?」と騒がれた謎の人物

バージャーは、ヴェルジェとも呼ばれます。ルーツはイングランド国教会と言われていますが、教会の調度品や聖遺物の手入れ、典礼の準備などの責任者です。ウエストミンスター寺院では、バージャーによる教会ツアーが開催されています。

Vergerによるガイドツアー
ウエストミンスター寺院のVerger

確かに長い棒を持っています。でも、なんか違う。
私はこの影を見て、古い時代のベネディクト修道士の霊ではないかと思いました。ローブの裾の広がりも似ている気がします。
下のリンク記事に書いたように、ウエストミンスター寺院の前身は、ヘンリー8世によって解散される前はベネディクト修道会の教会でした。

調べて見ると、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式にも、同じ?幽霊が現れたそうです。
16世紀、ウエストミンスター寺院にベネティクタスという神父がおり、強盗に殺されてしまいましたが、その神父の幽霊はまるで生きている人のように教会内を歩き回り、礼拝者と会話をしたりするため、現在も多くの人が目撃しているとか。
ほんとかどうかわかりませんが、歴史ある教会にはありそうな話です。

また長くなってしまったので、戴冠式の後半で気づいたことは次の記事に書きます。象徴についても改めて書きたいと思っていますので、複数の記事になってしまいそうですが、よろしかったらまたお付き合いください。
最後までお読みくださりありがとうございました。今日はこのへんで。

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