見出し画像

Summer Solstice 2023*夏至

私の双子座太陽にトランシット海王星がスクエアになっているせいか、眠い眠い日々を過ごしています。この記事も書き始めてから何度も中断し、ようやく書きあがりました。

2023年6月21日は、北半球の夏至でした。(南半球では冬至)
夏至は1年で一番昼間の時間が長い日ですが、夏の始まりも意味します。
西洋占星術は春分を1年の始まりとし、春分(=牡羊座0度)の太陽が90度進み、蟹座に入ったときが占星術で言う夏至です。


夏至祭と聖ヨハネ

逃げ出したくなるぐらい暑さが苦手な私ですが、なぜか夏至は好きです。自分の誕生日と夏至が近いということもありますが、きっと夏の光が身体に力を与え、心を高揚させるせいなのでしょう。

1年のうちで一番昼の時間が長くなる夏至、ヨーロッパでは様々なスタイルの夏至祭が行われます。人々は一晩中踊り明かし、若者はたき火の上を飛び越えます。これには恋占いや縁起かつぎの意味が込められています。

キリスト教圏では、6月24日の「聖ヨハネの日」に関連した祭りが行われます。ヨハネ(黙示録のヨハネとは別人)は、「バプテスマのヨハネ」とも呼ばれ、ヨルダン川でイエスらに洗礼(バプテスマ)を授けたと言われています。

『新約聖書』の「ルカによる福音書」によれば、父は祭司ザカリア、母はエリサベト。(イエスの母マリアの親戚)
ヨハネは「יהוה(ヤハウェ)が深く恵む」という意味の名前。

聖ヨハネは、イエス・キリストより半年早く生まれたと言伝えられているため、西暦4世紀にキリスト教会は6月24日をヨハネの祝日に制定しました。
現代の夏至祭は、西欧にもともとあった(異教の)儀式と聖ヨハネの祭りがミックスされています。

タイタン号の事故と海王星

大ニュースになったのでご存知と思いますが、6月18日新月の日に、アメリカの観光会社オーシャンゲート社が運航する潜水艇タイタン号が、北大西洋上で行方不明になる海難事故がありました。タイタン潜水艇沈没事故

亡くなったと言われている5人について調べたら、興味深いことがわかりました。詳しくは別記事にしたいと思いますが、タイタン号の潜水の目的は、タイタニック号の沈没現場を訪れるツアーでした。

タイタニック号の名前の由来は、ギリシャ神話の神で巨人のタイタン族12柱にちなんでいます。
宇宙の支配者を決めるタイタン戦争で、天空神ゼウス(木星)に倒されたクロノスを含むタイタン族は、タルタロス(地底)に投げ込まれました。

タイタニック号は、1912年4月15日に北大西洋で氷山と衝突して沈没しました。タイタニック号の事故にはふむふむと頷ける陰謀論もありますが、星の上から見ても厳しいエネルギーの日でした。
ハイブリット日食の2日前、大潮、水星逆行中による伝達ミス、判断ミスがあったことも関係していると思います。

今回のタイタン号の事故は、タイタニック号沈没から111年2か月3日後という数でも何やら因縁を感じていたんですが、操縦士のストックトン・ラッシュ氏(オーシャンゲート社CEO)の妻・ウェンディさんの曾祖父母がタイタニック号に乗船していて亡くなったイジドー・ストラウス夫妻だったという運命論的なニュースもありました。

下図は、データバンクにあったタイタニック号沈没時のホロスコープです。

1912年4月15日タイタニック号沈没

先日の双子座新月は、タイタニック号事故の星配置と一致している部分がありました。
・双子座新月(26度)が当時の冥王星(双子座27度)と合。
・海王星(魚座27度)が当時の月(魚座25度)と合。
・天王星(牡牛座21度)が当時の土星(牡牛座19度)と合。
・土星(魚座7度)が当時のカイロン(魚座9度)と合。
1912年は、タイタニック事故の2日後にハイブリット日食(つまり新月)でした。

タイタン号の通信が途絶えたのは、潜水を始めて1時間半経過した時点だったことが現地時間19日に発表されましたが、通信が途絶えた時点で「爆縮」していたことがわかっていたそうです。
それなのに、酸素供給のタイムリミットが96時間後(22日)になることが発表されたり、酸素切れ直後に潜水艇の破片のようなものが発見されるなど、水星逆行中ではないのに情報が後出しになったり、腑に落ちない点もあります。メディアの取り上げ方が異常だったので、裏に何かあるという意見もツイッターではみかけました。

18日新月では太陽と月に対して、海王星がスクエアになっていましたので、海王星イリュージョンが発揮されたのでしょうね。
オカルト要素を付け加えれば、川や湖で洗礼を行った聖ヨハネを祝う週間に、まるで禊のように水の中で起きた事故でした。

「爆縮」だったので、自分に何が起きたのかを察知する時間もなく、ミリ秒で亡くなったと見られています。タイタニック号の乗客たちのように苦しむこともなかったのは、むしろ良かったのかもしれませんが複雑な気持ちになりますね。

2023年6月18日新月

そういえば、シューマン共鳴波が今まで見たことがない波形になっているという話が最初にTwitterに出ていたのも、6月18日でした。波ですから、これも海王星の管轄かな。

2023年の夏至

さて、2023年の夏至について書いていきます。西洋占星術では、春分の星配置で1年の運気を予測しますので、夏至は7月から9月頃をカバーするものとして予測します。

数秘~自己統合~

2023年6月21日の数秘は7。一桁にする前は16です。
7は、2023年を象徴するユニバーサルな数でもあります。

ピタゴラスは、7は物理的なもの (数字4 ) と精神的なもの (数字3 )の結合で構成されており、特に興味深いと考えていました。
聖書にも7は、聖なる数字としてたびたび記されています。聖書では、3と4に分けることのできる7は完全数と考えられています。

3は、創造性。4は、物質世界の完成、物事の達成に関連していています。7は、この2つのエネルギーが組み合わさった精神性を表しています。

タロットカードで表すと7は「戦車」、16は「塔」のカードです。
「戦車」は実際の戦争ではなく、精神的な勝利を意味しています。

『神託のタロット』の「戦車」は、男性的な力と攻撃性の象徴としてアレス(火星)が描かれ、それぞれの方向へ走り出そうとしている黒い馬と白い馬が、人の心の「善と悪」を象徴しています。
自分自身の競争心や攻撃性と対峙し、精神を調和させていくことを表しています。

「塔」は、この世の素材で建てられているため、俗世間と物質世界の象徴です。もちろん、高い塔を作れる財力と権力も意味しています。

神託のタロットの「塔」のカードには、ポセイドンが描かれています。
中央の塔は、ギリシャ・クレタ島にあったと言われるミノス王の迷宮です。迷宮は、半人半獣のミノタウロスを幽閉するために建設されました。

ミノタウロスは、英雄テセウスによって倒されてしまうのですが、その際にポセイドンもミノス王国を滅ぼすために海から立ち上がったため、大地震が起き迷宮も崩壊したそうです。
ミノス王とミノタウロスについては以下の記事に書きましたので、良かったらご覧ください。

塔は、自己価値観を表しています。人に見せている自分の姿(ペルソナ)が塔です。しかし、ミノス王がミノタウロスを閉じ込めたように、誰にでも隠し事(シャドウ)があると思います。
人の魂の目的は自己統合することなので、塔は見せかけの不完全な姿です。

私たちの「塔」が破壊されるとき、崩壊の程度は人それぞれですが、別の見方をすれば、塔の崩壊は魂による救済です。
自分の魂が、ポセイドンのように起き上がってくるのでしょう。

人気芸能人の不祥事も、塔の崩壊と同じことです。彼らは名誉や信頼を失う代わりに、自己統合のチャンスを得たのだと思います。
ただそのことを理解しないと、また同じことを繰り返していまいます。

「塔」のカードは、ペルソナを破り、奴隷になっているシャドウを解放することを示唆します。そのほうが、新しく生き直すことも楽に出来るのです。

夏至図の概要

毎年のことですが、夏至は太陽が活動サインの水の星座である蟹座に入ります。蟹座の守護星は月です。
これの意味は、蟹座が感情的な星座であることと、月が占星術では母を表すことから、蟹座には育むエネルギーがあるということを表します。
蟹座から始まる秋分までの3か月は、地上のあらゆる生き物の成長期であり、人は肉体と精神が成長する時期でもあります。

私たちの意志に影響を与える蟹座の太陽は、テリトリーや境界線に意識を向け、仲間作りや居場所作り、家族と安心安全に過ごすことを目的とします。
太陽には権利を意味する小惑星ジュノーがコンジャンクションしています。

太陽、魚座の土星、牡牛座の木星とでミニトラインが形成されています。努力が幸運を運んでくるようなアスペクトです。
ミニトラインは棚ぼた式のエネルギーではないため、たゆみなく努力し続けることで日の目を見る感じです。

しかし、トランスサタニアンや小惑星が第3デークに多いせいか、追い詰められているような気分になる人が多そうです。
※サイン(星座)の30度を10度ずつに分けて、それをデークと呼びます。

太陽は魚座海王星とスクエア。(6月28日ごろには解消)
海王星は、スピリチュアルなエネルギーを持っていると言われます。海王星は、私たちの潜在意識を刺激し、霊的なメッセージを受け取りやすくします。瞑想したり、ぼーっとする時間を作れるといいのですが、毎日忙しく生活している現代人は、潜在意識が優位になる睡眠時に霊的なメッセージを受け取っていると思います。
寝ている時に見る夢にヒントがあるでしょう。でも、夢を覚えていなくても大丈夫です。潜在意識ではそれを理解しています。

また、海王星は出来事の輪郭をぼかしたり、隠したりする作用があるので(海王星イリュージョン)、タイタン号の事故のニュースのように不明瞭に感じられる物事が多くなるでしょう。
たとえば首相や大臣たちの声明が、スッキリしない、わかりにくいものだったり。この記事を書いている間に、ロ**でクーデター?のような動きがありましたが、奇妙な感じがしています。

露大統領が会見「裏切りに直面」 - Yahoo!ニュース

太陽は山羊座の冥王星とクインカンクス
冥王星が逆行中のため、社会制度の見直しや改正改善が行われます。
「前のほうがよかった」「前のほうが楽だった」という気持ちが強まりますが、残念ながら前には戻りません。冥王星はスクラップ&ビルド。

私たちの感情に影響を与える月は獅子座にあり、太陽と月はミューチュアルレセプション(守護星交換)しています。秋分までの約3か月間、月もまた居場所作りや安全に暮らすことにエネルギーを注ぎます。

月は山羊座冥王星とオポジション。今夏はエルニーニョ現象の影響で気候変動が大きく、日本は猛暑の予測が出ています。
台風や天候不順で作物に影響が出るなど、生活の不安をかき立てられるかもしれませんね。

月は魚座土星(逆行中)とクインカンクス。社会や権力への反発としても表れそうですが、現実的に考え堅実な対応をしていくでしょう。
たとえば、快適な生活を送るための猛暑対策、エアコンの点検や涼しさの演出など。また、出費が増える夏のレジャーを見込んだ家計管理、長い目でみた資産管理などもあてはまりそうです。

金星と火星が獅子座でコンジャンクション。情熱的になり、生きている実感を求めます。生活や恋愛を楽しみたい欲求が強まるので、積極性が出て行動も派手になりそうです。ただし、冒険はほどほどに。
金星は、7月23日~9月4日まで獅子座内を逆行します。はじめに飛ばし過ぎると、あとでツケが回ってきそうです。恋愛も陰りが出てくるかもしれません。夏バテもしそうです。

金星は10月8日まで、自己表現の獅子座に滞在します。金星が獅子座にいる間は、自分を表現するレッスン期。
おしゃれをするのも楽しいですが、それだけでなく自分の本質(素質)を発揮することを意識するといいと思います。

夏至図(日本)

日本は、5ハウスがステリウム(惑星集合)になっています。
5ハウスは、自己表現やお楽しみの部屋。マンデン読みでは娯楽、エンターテイメント、子ども、投機、証券取引などの意味があります。

アセンダントは牡羊座。ルーラー火星も5ハウスに入っています。5ハウスのルーラーは月。安心できる場所(家や故郷)がテーマになり、そこで何をしたいか、どんなふうに過ごすかということに気持ちが向かうでしょう。

太陽(国、自分の意志)は、3ハウスの終わりにありますが、5度前ルールで4ハウスと読んでもいいと思います。4ハウスには、土地、家、気象などの意味があります。
蟹座の太陽は、愛国心、ナショナリズムに通じているため、国家全体の安全(防衛)や日々の生活における安心安全に意識が向かいます。

月(国民、感情)は5ハウス獅子座に入っており、太陽とミューチュアルレせプション(守護星交換)。
今夏は猛暑が予想されているので、家で快適に過ごすためにインテリアを工夫したりエアコンのメンテナンスをしたり、お家遊びを充実させるということも盛んになりそうです。

お楽しみの5ハウスが強調されているわりには、コロ*緊急事態宣言中にも負けていないステイホームな印象があります。「欲しがりません、勝つまでは」みたいな感じ。

太陽と月に対して、11ハウス山羊座29度の冥王星(逆行中)がハードアスペクト。社会に適応させる働きかけがあります。
たとえば、夏休みが入るので義務教育の年代のお子さんについて、子ども家庭庁を通して指導があるということなどかもしれません。治安が悪くなっている印象があるので、子どもだけの留守番も注意したほうが良さそうです。

【経済面】

国内経済の2ハウスには、天王星とベスタが入っています。天王星は、5ハウス金星火星とスクエア。
変化が多い夏を表しているので、予定外の出費があるかもしれません。

国の対策としても想定外の災害支援などがありそうです。
ウク***のダム決壊には、6月9日に500万ドル(7億円規模)の緊急人道支援を決定しましたが、追加で被害が最も大きいヘルソン州の住民の飲料水を確保するため、手動浄水器100台と大型水槽21個、ポリタンク4,000個を7月上旬までに届けることが発表されました。

林外相、浄水装置や発電機など新たな支援表明 ウクライナ復興会議で - 産経ニュース (sankei.com)
ウクライナ“ダム決壊” 日本政府が追加支援発表 (msn.com)

5ハウスが賑やかなので、物価高騰する中、夏休みの遊興費や食費倍増に頭が痛い主婦も多そうです。

【子どもと家庭】

春分図の記事に「性と家庭に関する変化」について書いていますが、夏至図で5ハウス集中になっているので、これは継続していると思います。
5ハウスは子育て、SEXも扱います。金星(女性)と火星(男性)がコンジャンクションになっており、隠れた欲望を意味するリリスが火星とぴったり重なっているのは、如何にもな感じで面白いです。

6月16日に成立した「LGBT理解増進法」は、6月23日に施行されています。しばらくはすったもんだするでしょう。
また、ガス抜きのために「女性を守る」議連が設立されました。

LGBT理解増進法がきょう施行 トイレ問題などへの一部懸念に松野長官「理念法であり、従来の取り扱い変わらず」(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース

LGBT法への不安に応える 自民「女性を守る」議連設立 - 産経ニュース (sankei.com)

異次元の少子化政策は、「子どもを少なくする策」なんじゃないかと揶揄されていますが、そう言われても仕方ないですね、岸田さん。

【異次元の少子化対策の本末転倒】年収1000万円世帯、児童手当拡充で「年12万円支給」でも扶養控除廃止なら「15万円増税」 | マネーポストWEB (moneypost.jp)

【医療衛生】

6ハウスには主要天体が入っておらず、小惑星セレスが入っています。
セレスは子育てや、植物の生育に関係しています。6ハウスは、医療衛生、食料、軍隊、労働の意味があります。
セレスは太陽、海王星とTスクエアを形成。カスプルーラーは太陽です。

春分図でも6ハウスにセレスだけが入っていました。

医療衛生の6ハウスには小惑星セレスしか入っていませんが、カスプルーラー水星は12ハウスに入っています。12ハウスは、隔離された場所(病院)の意味があり、水星は子どもや肺機能も表します。12ハウスにはウイルスを意味する海王星もいるので、ウイルス等が原因で感染が広がるということはありそうです。

春分の記事より

今回は、対極の12ハウスに海王星と土星が入っています。海王星は太陽(国)とスクエア、土星は太陽とトライン、月(国民)とクインカンクス。

政府は感染予防対策を強調してくるでしょう。海王星は、ウィルスやオクスリ、液体の意味もあります。💉も液体ですね。
土星は権威者を表します。太陽(国)に権利を主張するジュノーがくっついているのも気になるところ。利権?

岸田首相、6回目ワクチン接種の動画投稿「ご協力をお願いします」…5類移行後初 (msn.com)
「日本版CDC」創設、感染症対策強化策を17日にも決定へ…感染研など統合 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

【防衛】

6ハウスを軍事として見ると、見えないところで大きな力が動いています。

日本の防衛費増額「私が説得」バイデン氏 大統領選にアピール | NHK | バイデン大統領

米国のバイデン大統領は20日、カリフォルニア州で開いた支持者集会で、日本の防衛費増額を巡り「私は3度にわたり日本の指導者と会い、説得した。彼自身も何か違うことをしなければならないと考えた」と述べた。自ら岸田首相に増額を働きかけたことを示唆したものだ。

政府、バイデン大統領発言に抗議 「防衛費増は日本の判断」 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

梅爺ちゃんの暴露発言が、国会の閉会と被ったのがなんともですねぇ。
なんのために日本が防衛費を増やしたのか。
国民は台湾有事を煽られて、国内の安全つまり自分の身の安全のために「防衛拡大が必要」という方便を今も信じ込まされている人が多いよねぇ。

しかし、ロ**で怪しい動きがあったように(あれは茶番だったようです)、戦争を継続したいネオコン勢力は楽観視できません。

【災害リスク】

4ハウス(国土)に主要天体が入っていませんが、獅子座18度の火星がMC(山羊座3度)とタイトなセスキコードレート(135度)になっているのが気になります。

ICのルーラーは月で、MCのルーラーは土星。月と土星はクインカンクス。
また、月は、山羊座29度の冥王星とオポジション。火星は牡牛座21度の天王星とスクエア。
場所は日本ではないかもしれませんが、リスクが高いと思いました。
あるいは金融関係か?

ノードの移動

現在、北ノード(ドラゴンヘッド)が牡牛座、南ノード(テイル)が蠍座ですが、7月18日ごろに北ノードは牡羊座、南ノードは天秤座に変わります。

ノード軸の移動は、約1年半ごとに起きます。ノード軸の変わり目は、亡くなる人が多くなり、ご縁の変化(パートナーシップの解消)も起きます。
無意識ですが、気が合う人、合わない人を選別しているので、気が付いたら、仲間の顔ぶれが変わっていたということも大いにあるでしょう。

現在のノード軸では、これまでの「所有する喜び」から「共有する楽しさ」への意識変化がありました。
新しいノード軸では「自分はどうするか」というところに焦点が向かいます。これは、結構、日本人にはハードルが高いと思います。
南ノードが協調性をテーマに持つ天秤座なので、和病とも言われるほどの日本人は異端を恐れるため、どうしても「みんなと同じが安心」となりがちです。

冥王星が再び水瓶座に戻ってくる来年1月以降は、もう前の世界には完全に戻れなくなると思われます。今までの社会で築いたものは壊れていき、大切な場所もなくなるかもしれません。
冥王星のエネルギーは、タロットの13死神のカードのような感じです。6月の数秘が13でした。

死神のカードが出たから死ぬわけではないけれど、ハデスは私たちに物事を終わらせるときが来たことを知らせています。
そして、その終わりをじゅうぶんに弔い悼むようにと告げています。
手放したものを完全に取り戻すことはできないから、私たちはセレスのように失う悲しみを味わい尽くすことになります。
世界が大きく変わろうとしている時、楽しかった、幸せな思い出も失われて行きますが、ジタバタしながらおおいに悲しみましょう。
そのあとに喜んで迎えられる新しい世界が来ることを願って。

2023年6月の星の動きより

そのときに北ノード牡羊座が意味する、フロンティア精神が新しい世界を行き抜く力になります。「じゃあ、あなたは何をする?」と宇宙が問いかけているようです。
まったく新しい世界になったとき、腹が決まっているほうが断然いいわけですが、何をしたいかがわかっていればいいと思います。

自分が何をしたいか、わからないときは自分の心に正直になってみましょう。数秘のところに書いたように、自己統合が重要になってきます。
決して難しいことではないです。人と違うことを恐れないで、隠していた自分の気持ちに正直になる。この繰り返しだけです。
よく聞く「自分を愛する」も同じことです。私は私なのだから、人と違っているのが当たり前です。

安心できる場所を作ろう

またまた長い記事になってしまいました。まとめますと、夏至から秋分までの3か月間は、安心安全に暮らしたいという気持ちがベースになり、家族や仲間へ意識が向かいます。
蟹座太陽、魚座土星、牡牛座木星が作るミニトラインは、日常的な生活改善に使えるので、このミニトラインを利用して快適な部屋作り、安心できる仲間作りにエネルギーを注ぐといいと思います。

獅子座に月、金星、火星、リリスとパラスも入っているため、明るさ、華やかさがあり、楽しむことに熱心になります。恋愛も盛り上がりそうです。
しかし精神的な成長期であることを考えると、楽しいばかりでもない感じ。獅子座(5ハウス)はオープンな場所なので、隠し事は露見しやすいです。

自分の居場所(1ハウス)にはカイロンが入っています。
春分図では、カイロンはアセンダントにコンジャンクションしていました。
カイロンのエネルギーは負荷をかけて改善します。
2023年は、日本人の精神性が飛躍していく時。心を開いて、見たくない事、聞きたくない話も飲み込んで咀嚼して、腑に落としていきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?