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Hybrid EcLipse 2023*自己実現の日食

4月20日の新月は日食です。この日食は、見る場所によって金環日食、皆既日食に見えるため、ハイブリッド日食とも呼ばれます。
ハイブリッド日食は、1世紀の間に数回しか起きないため、天文ファンの間で注目を集めています。

日本では部分日食として見えます。
20日13時から15時ごろ、南西諸島、九州南部、四国南部、紀伊半島、伊豆半島、房総半島、小笠原諸島などで部分日食が見られるそうです。

サロス周期129

サロス周期(Saros)は、太陽と地球と月の位置関係がほぼ同じような配置になる周期のこと。1サロス周期は6585.3212日。または約18年と10日あるいは11日と8時間(1日の曖昧さがあるのは、その期間中に閏年が5回入るか4回入るかの違いのため)。詳しくはwikiへ

ハイブリッド日食は、2013年11月3日に蠍座11度で起きた日食(サロス143)以来です。その前のハイブリッド日食は、2005年4月8日(牡羊座19度、サロス129)でした。

今回の日食は、サロス129なので、2005年と近い場所での日食です。
また2005年4月8日は、水星逆行中でした。

2005年の印象深い出来事は、4月25日JR福知山線脱線事故(前日が満月でした)、7月7日 ロンドン同時爆破事件、8月には連続で飛行機事故もありました。

8月2日 - カナダのトロント・ピアソン国際空港で、エールフランス358便がオーバーランの末、炎上。負傷者43名。水星逆行中
8月14日 - ギリシャ北部の山中にヘリオス航空のボーイング737型機が墜落。121人全員死亡(ヘリオス航空522便墜落事故)。水星逆行中
8月16日 - ウェスト・カリビアン航空の旅客機がベネズエラ西部で墜落。160人全員死亡(ウエスト・カリビアン航空708便墜落事故水星留
8月24日 - ペルー国営タンス航空のボーイング737-200型旅客機が、ペルー中部プカルバ付近のジャングルに墜落。40人死亡(タンス航空204便墜落事故)。

日食の前ですが、4月2日にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が死去。6日はモナコのモナコ公国大公レーニエ3世が死去されています。
二人とも肺感染症などにより亡くなっていますが、かつて日食が「王の死」に関係していたのを思い起こさせます。

郵政民営化もこの2005年の日食サイクルで採決されました。

今回の日食の概要

日食(新月)は、牡羊座29度の場所で起きます。日本時間は13時13分。
17分後に月は牡牛座へ。遅れて太陽も4時間後には牡牛座へ入って行きます。まるで、牡羊座の最後の時間を派手に演出するような日食です。

日食は、ノード(月の交点)が太陽と月にコンジャンクションしているわけですが、ハイブリッド(金環、皆既)なのでオーブが10度以内にあり、また占星術的には日食は多くの人に影響を与えると考えられています。
そして、この日食の特異性もさることながら、3月23日に水瓶座に入ってまもない冥王星が、新月とスクエアの角度になることも興味深いです。

日食の影響は、次の日食までの約半年間続きます。
天体の位置は世界中で同じですが、場所によってハウスが違うため、国ごとに日食のテーマが違います。
たとえば、アメリカ(ワシントンDCを起点にした場合)では4ハウスで日食が起きるので、アメリカ国民は4ハウスのテーマに取り組むことになります。4ハウスは、国土(土地)や家庭。
また、アメリカの建国チャートも4ハウスが牡羊座でシンクロするので、アメリカは建国当時のような混乱もある日食になりそうです。

日食のサビアンシンボル(+1度)は「池のアヒルと、その子供たち」。
もしもアヒルが海に憧れても、海に暮らすことはできない。アヒルは池に住むのがふさわしいと自覚する、というサビアンです。
結局、自分に見合った環境や生き方に戻るというような意味です。

2023年のテーマ

春分図に現れている2023年の日本のテーマ(混乱の中で深い癒しが起き、精神的に成長していく)を鑑みると、この日食は癒しを引き出すために混乱が起きると考えられます。

春分図では、隠れた場所である12ハウスがステリウムになっており、水面下でいろいろなことが進められていく感じでした。
日食には「暴く」エネルギーもあるため、その水面下で進んでいることが明らかになるということもありそう。日本以外でも情報開示や秘密の暴露ということがありそうです。

しかし、それが真理であるとは限らない気もします。

日食の翌日に水星が逆行しますが、プレシャドウが4月8日頃から始まっています。プレシャドウ中は、水星逆行と酷似したことが起きやすいです。
水星逆行では、勘違いや情報の混乱、フェイクニュース、詐欺事件が散見されます。わざと混乱させるために間違ったニュースが流されることもあると思われます。

水星逆行については以下のリンク記事に書いています。

春分の記事で、岸田首相について「試練が続く」と書きましたが、4月15日に遊説中に爆発事件がありましたね。
容疑者はまだ黙秘しているそうですが、大怪我をした人がいなかったのは幸いでした。
岸田首相に爆発物 容疑者を演説妨害疑いで送検 和歌山県警 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

岸田首相は、獅子座に天体が集中しているうえ、半分に偏ったホロスコープの持ち主であるため、トランシットのトランスサタニアン天体ががら空きの部分(オレンジで囲った部分)にやってくると弱いんですよね。

今回の日食は、岸田首相の乙女座29度の木星、天秤座29度の海王星とハードアスペクトになるため、政治的な変化がありそうですし、テロ行為には引き続き注意されたほうがよさそう。

今回の日食の影響を受けそうな著名人

チャールズ国王、バイデン大統領、ローマ教皇フランシス。

チャールズ国王のトランシット

チャールズ国王の場合、ネイタルの牡牛座月とノードがコンジャンクションになり、トランシット水瓶座冥王星とでTスクエアが形成されます。
またネイタルの乙女座土星と、トランシット魚座土星がオポジション。

これは、戴冠儀式を表していると思われますが、戴冠式が月食のタイミングなんですよね。
チャールズ英国王とカミラ王妃の戴冠式、来年5月6日に - BBCニュース

ローマ教皇フランシスの場合は、日食がMCにコンジャンクションになるので、トランシット冥王星とMCIC軸のTスクエアになります。
教皇を引退される可能性があるかもしれません。

ローマ教皇のトランシット

日本の日食図

日本の日食図では、9ハウスに天体が集合していますが、4月6日の満月も9ハウスステリウム(天体集合)でした。
つまり、同じテーマが引き続き展開されることが示されています。9ハウスのテーマは、主に外国、宗教、高等教育。

日本は踊らされる

日本は9ハウスステリウムなので、国際間社会での日本の位置が重要な半年間になるでしょう。
ポジティブな見方をすれば、日本がリーダーシップを取る(岸田首相が米大統領よりも力を持つ?)。ネガティブな見方をすれば、外国に翻弄される。

太陽(国)と月(国民)は、外交を表す7ハウスの土星(魚座4度)とセキスタイルになっており、外交面で信頼感を築いています。
おそらく5月のG7サミットでしょうね。
しかし、土星は10ハウス・政府の部屋の金星(双子座10度)とはスクエアなので、実情は外国に言われるまま、請われるまま対応するという感じです。

日米外相会談 同盟の抑止力・対処力強化で一致 (msn.com)
「日本は100%頼れる」=独外相 (msn.com)

そういえば、軽井沢で行われていたG7外相会議に、あのヌーランド女史が来ていました。(右の赤いスーツ)

6ハウス冥王星が、日食とスクエアになっています。太陽と冥王星は、タイトなスクエア。突発的なことや負荷が大きい暗示です。
6ハウスには、医療衛生、労働、食料、軍事などの意味があります。

たとえば、貿易問題。輸出入の制限。
または外国由来の感染症が入ってくるなど。
あるいは防衛問題。麻生氏の発言を見ると、また一歩戦争に近づいているように思えてきますね。

麻生氏 講演で「戦える自衛隊に」 - Yahoo!ニュース
麻生氏「戦える自衛隊に」 安保環境の変化踏まえ(共同通信) - Yahoo!ニュース

実際、戦争をしなくても、戦争を肯定する国会議員は党派を超えてたくさんいるようですし、マスコミを使って戦争の不安を煽り国民に「憲法改正が必要」と認識させる作戦が続いていくでしょう。
事故を含め、自衛隊関連、対中問題のニュースも増えそうです。

(日本にも秘密警察があることは以前から聞いていたので驚かないですが、アメリカのこのニュースは茶番くさい気が。)

ポジティブな見方をすれば、外国との取引が増えたり、外資の雇用が増えるということもあるかも。出稼ぎに行くということも考えられます。

1ハウス(国民の部屋)には、恒星ウクライナと小惑星セレス(農作物などの成育を意味する)が入っています。
1ハウスのルーラーは太陽で9ハウスにあり、1ハウスと対になる7ハウスの土星とセキスタイルなので、たとえばウクライナの農作物の輸入量が増えるということもあるかもしれません。

近いうちにウロ戦争は終わると見られていますが(ウ国は反撃に出ると言っているようですが)地雷撤去や復興のための労働力としても、一般の日本人がウ国に出向するということもなくはないと思いました。
大量のウクライナ人が移住してくることもありえる?

興味深いことに、7ハウスで恒星チャイナと恒星ロシアがコンジャンクションしているんですが、日食とセキスタイルです。セキスタイルはイージーアスペクトですが、必ずしも良いわけではないです。
恒星ロシアと恒星チャイナはディセンダントにもコンジャンクションしているので、かなり影響があるかもしれません。

10ハウス双子座の金星は、Chat GPTかな。岸田首相も乗り気のようですし。

チャットGPT、日本進出検討 開発企業トップが岸田首相と面会 | ロイター (reuters.com)
農水省がチャットGPT活用検討、マニュアル改定など…農相「問題ない範囲での利用」 (msn.com)

国内経済(国民のお財布事情)

国内経済を意味する2ハウスには、冗談でなく恒星アメリカ(天秤座12度)のみが入っています。アメリカは金星とはトライン。11ハウス(通貨、議会)の火星とはスクエア。

2ハウスと対になる8ハウスにはカイロン(牡羊座16度)があり、カイロンは改善するエネルギーを持つと言われます。
8ハウスには税金、社会保障などの意味があるので、経済的にはぱっとしないものの、半年間にはなんらかの保障があるかもしれません。という希望的観測です。春分図でも救済策があるように見えましたので。
今のところは、増税とマイナーな改善で終わる可能性が高いです。

日食図では、木星(牡羊座23度)が、不和の女神と呼ばれる準惑星エリス(牡羊座24度)とコンジャンクションしています。
そして、木星は冥王星とスクエアになっています。
以前に金融占星術のメリマン氏が「木星と冥王星のスクエアが、銀行危機に関連して働くことが多い」と言われていました。タイトな90度になるのは5月17日頃です。5月17日に木星は牡牛座へ。
牡牛座といえば金融ですので、夏至のころに金融関係に波乱があるかもしれません。

そういえば、日食の前に木星食が起きます。日本では観測できません。

4月20日木星食

自然災害と大量〇

太陽と冥王星のスクエアがある日食なので、世界のどこでも破壊的な事が起きる可能性があります。噴火、地震、洪水、戦争、革命、ジェノサイド。
金融崩壊、リセッションも含めてもいいかも知れません。

スーダンで4月15日頃に発生したクーデターも、日食の影響があるのではと思います。
スーダン戦闘、死者185人・負傷者1800人に 長期化の恐れも:朝日新聞デジタル (asahi.com)

ハイブリッド日食ということで思い出してしまうのは、タイタニック号の事故です。今回もあのような大事故が起きることは、考えたくないですが、万が一事故が起きた場合は、犠牲者の数も多くなると思われます。

日本の場合、天王星(牡牛座17度)が天頂にあり、小惑星ジュノーがMC軸とコンジャンクションなので、地震や噴火などの自然災害に注意です。

また日食のときは、重篤な病が悪化しやすく亡くなる場合があります。例のアレの後遺症も気になるところです。
私がフォローしている占星術師さんが日食の前後は、投身自殺が多いと言われていて確かにそれもあると思いました。周囲に鬱やメンタルが参っている人がいたら気をつけてあげてください。

日食のエネルギーを使って変容する

そんなこんなで幸先が良いようには見えない日食ですが、日食は大変容のタイミングです。

日食は新月のビッグスケールバージョンで、新月が新しいことを始める意味合いがあるように、日食も新しいことを始める意味があります。
新月と日食が違うところは、日食で新しいことを始めるには、必ずほかの何かを終了させることではないかと思います。何かを手放す、住み慣れた町から別の町へ引っ越す、今までの世界から新しい世界へ旅に出るような体験をする人もいるかもしれませんね。

水星逆行の影響

水星逆行は21日から5月15日まで。アフターシャドウが2週間ほどあるので、5月いっぱいはスムーズにいかないと感じるかもしれません。

日食図では、水星は9ハウス牡牛座15度にあり、天王星(牡牛座17度)とコンジャンクションしています。水星は、11ハウス蟹座13度火星とセキスタイル。10ハウス金星とはミューチュアルレセプション(守護星交換)になっています。

9ハウスの水星&天王星は、新しいことを学んだり、情報に敏感になることが表されています。11ハウス蟹座が意味するのは仲間。たとえば、同じ志を持つ仲間と情報をシェアしような感じです。
ただし、水星逆行中はちょっとやりにくさがあるでしょう。勘違いや誤情報が、トラブルの原因になるかもしれませんね。
金星と土星のスクエアもあるので、邪魔が多くやる気がそがれる感じもします。引っ込み思案になったり人付き合いが億劫になる感じがあります。

けれども、11ハウスの蟹座火星と7ハウス魚座土星とトラインになっており、水のサイン同士で心を通わせ、共に協力し、信頼関係を作っていきます。
蟹座の火星は、家族や仲間のために行動するエネルギーです。積極的に自分から働きかける。困っている人を助ける行動がツキをもたらすでしょう。

内なる声を聞く

新月のサビアンシンボル(+1度)の「池のアヒルと、その子供たち」には、原点回帰というような意味がありますが、新月が起きる度数のサビアンシンボル「天球の音楽」は、波動のことを言っています。
意味は、内なる声を聞くということですが、波動なので言葉を耳で聞くというよりも、感覚としてわかるということでしょう。

タロットカード20番「審判」のカードに描かれた天使が吹くラッパの音のように、内なる声の波動が私たちを眠りから目覚めさせます。
(20日と20番のシンクロ!)
それは、生まれるまえにしてきた魂の約束を思い出すことかもしれません。

そもそも自分は何者で、何をしに地球に生まれて来たのか。ということを思いだしたとき、私たちは次にすることがわかる。
アヒルが池に戻って行くように、私たちも自分がやりたいことを出来る場所へと帰って行くのでしょう。憧れから現実へ。現実世界で夢を叶えるには、夢(憧れ)から覚めないといけないのです。

たまたま今日、松村潔先生が「審判」のカードについて、「審判のカードは、願望実現を表している」と話されていました。これもまたシンクロ。

大天使カブリエルは、ラッパを吹いて過去のものを現在にひっぱり出してくる。反対に未来のものも現在に引き寄せる。

自分が持っている「天球の音楽」の波動は星と共鳴し、「審判」の天使のラッパのように過去の経験から必要なものを引っ張り出し、望む未来を引き寄せます。必要なものが手元に集まってきます。

「やりたいことは、これからもしれない。でも、違ったらどうしよう」と迷ったら、とりあえずやってみることです。
やってみないとわからないことがあります。やってみたから、自分に合う合わないがわかります。トライ&エラーしましょう。
そしてもうひとつ大切なことは、留まる覚悟でしょう。「あっちの水は甘いぞ」と言われても、気がのらなかったら行かない。やらない。覚悟を決めてココに留まること。

時代の過渡期の中で

現在生きている人は誰ひとり経験したことがない水瓶座冥王星時代が始まり、混沌はますます広がっているように思います。
日に日に変わりゆく社会の中で、私たちも変化を余儀なくされています。
次の日食の10月までの半年間でも、私たちそれぞれの環境も、私たち自身も変化していくことでしょう。仕事が変わる、ライフスタイルが変わる、家族が変わるということもありそうです。

良くも悪くも、AIはどんどん私たちの生活に侵入してきています。私はまだ使ったことがありませんが、こちらのnoteさんも記事作成にAIアシスタントが使用できるようになりました。使いこなせれば、私の溜まった下書き記事もどんどんUP出来そうです。
今は抵抗感がある顔認証も、それを通過しなければ電車にも乗れない、買い物も出来ないとなったら、受け入れるしかなくなりますね。
まるで聖書の獣の刻印のようですが、どんな世の中になっていったとしても、自分がするべきことがわかっていればきっと大丈夫と思います。

突飛な話と思われるかもしれませんが、冥王星が水瓶座にいる20年間には、人間と機械の合体は普通のことになっているかもしれません。
機械人間を経験したくて生まれてきた魂も、もう今はいるのかもと最近は思っています。もしそうであれば、普通の人間と機械人間が共存できる世界でありますように。

あなたにとって本当に大切なものはなんでしょう。本当に叶えたいことは何でしょう。
たとえば、「お金持ちになりたい」などというのは表面的な願いです。
本当に大切なものを、あなたの心は知っています。心の中にがすでに答えがあります。内なる声に耳を傾けてくださいね。

魂から目覚めるような日食が始まります。善き日食となることを祝して。

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