2024年2月の星の動き
「2月は逃げる」と言われますが、2024年の2月はワイルドスピードかも。
冥王星が水瓶座に再入した途端に、さらなるカオス状態になっています。
2月の星の動きの前に、ガザに関することを書かせていただきます。
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国際人道法で厳禁する「集団懲罰」
集団的懲罰は、国家間紛争か国内紛争かに限らず戦争犯罪であり、ジュネーブ条約の共通条項33と追加議定書II第6条第2項b)により禁止されている。
先日(27日)、パレスチナのガザ地区で活動するUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のスタッフが、昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃に関与した疑いで解雇されたニュースがありました。
UNRWA疑惑めぐり職員9人を解雇 国連事務総長 - CNN.co.jp
国連機関職員「虐殺や拉致に関与」 職員10%がハマスと関連―報道:時事ドットコム (jiji.com)
WSJの記事を書いたのは、キャリー・ケラー・リンというイスラエル特派員で、彼女はイスラエル報道官と親しい元イスラエル国防軍兵士だったそうで、なんだか香ばしい情報源です。
なぜ、私が香ばしいと感じたかというと、同じ日1月26日、ハーグの国際司法裁判所はイスラエルがジェノサイド条約に違反する行為を行ったと認定しました。
1月11日から12日にかけ、南アフリカがイスラエルがガザ地区で行っていることはジェノサイド(集団虐殺)にあたるとして訴えを起こしていました。
ガザめぐる「ジェノサイド」訴訟、南アとイスラエルの主張と今後の見通し - BBCニュース
西欧のどの国も声を上げないのに、かつてアパルトヘイトで苦しんだ南アが声を上げたんです。
(南アでは1948年に法制として確立され、以後強力に推進されたが、1994年全人種による初の総選挙が行われ、この制度は撤廃された。)
この南アの訴えに対して、イスラエルに暫定措置命令が発せられたのが26日だったのです。
国際司法裁判所がイスラエルにジェノサイド条約に基づき仮保全命令。問われる国際社会と日本の対応(伊藤和子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
暫定措置に関する裁判所命令。
そんなタイミングで出て来たWSJの記事でした。
この暫定判決にイスラエルは反発し、ガザ地区で48時間以内に373人のパレスチナ人がを殺害されました。
1月27日は「国際ホロコースト記念日」でした。1月27日はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所がソ連軍によって解放された1945年1月27日を基準としています。
ホロコースト国際記念日にイスラエル大使館「反ユダヤ主義はデジタル空間でも増大」(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
ナチス・ドイツによって大量虐殺された民族が、今度はパレスチナ人を大量虐殺する側に回っているのは何のカルマだろうか。
しかも、自分たちはずっと虐げられてきたのだから、別の民族を虐げても構わないのだといわんばかりのイスラエル国民の言動は理解に苦しむ。
私は反ユダヤ主義ではなく、どちらかと言えば何世紀もいじめられてきたユダヤ人には同情している。でも、現在のイスラエルにはまったく賛同できません。
UNRWAは関与が疑われる複数の職員との契約を解除し、徹底調査を約束しました。一方、米、英、フランス、ドイツ、日本など10か国超は、UNRWAへの新たな資金拠出を停止すると発表しました。
つまり、UNRWAへの支援がハマスに資金提供することになるので止めるということなんですよね。
こうした措置を受けて国連のグテーレス事務総長は、「せめてUNRWAの活動の継続だけは保証してほしい」と訴えたほか、トルコ政府も「最も損害を受けるのはパレスチナの人々だ」と声明を出し、ノルウェーも以下の声明を出しました。
29日時点で停止を決めた国は10カ国以上、ガザ住民はUNRWAの援助がなければ飢餓に陥るのは必至です。
ノルウェーは、この動きを集団的懲罰と呼んで非難しています。
ところが1月31日の日付で、こんな記事が出ました。
要するにイスラエル側は「いまUNRWAへの援助を停止したら、人道危機になって戦争を停止しなければならなくなり、それはイスラエルの利益にならない」ということらしいです。
その論では、UNRWAへの資金援助停止をした国(日本も)が非人道的な行為をしているということになるんですよね。
なんとまあ、開いた口が塞がらない。
2月は浄化の月
日本では、2月に如月(きさらぎ)という美しい呼び名がありますが、英語では February 。こちらはローマ神話のフェブルウス(Februus)をまつる祭り「フェブルアーリア」(2月15日に開催されていた)から取ったと言われています。
フェブルウス(Februus)については上のリンク記事に書きましたが、謎の民族とも言われるエトルリア人によって、冥界の神としても崇拝されていたそうです。
古代の人たちは、現代のように冥界を地獄のような場所としては捉えておらず、地下世界は豊かに富んでいると捉えていたようです。
また、フェブルウスは、エトルリア・ローマの浄化の神でした。
ローマ神話の女神フェブリス(熱)は、人々を熱やマラリアから守る熱の女神でした。この女神の名前もエトルリア語にちなんでいるようです。
「フィーバー」の語源もここからきていると思われます。
古代ローマでは、毎年2月13日~15日にルペルカリア祭が開催されていました。祭りは、都市を浄化し、健康と生殖能力を促進するために行われたそうです。
ローマ神話のルペルクスという神の名にちなんでいると言われていますが、古代ギリシャ・アルカディアのリュカイアの祭典、リュカイアのパーン崇拝と関係しているようです。
家畜の守護神・ルペルクス(=ファウヌス)は羊の繁殖力を促進し、群れを守る者として羊飼いたちに崇拝されていました。彼は、ローマを建国したロームルスとレムスを雌オオカミが世話するのを手伝ったとされています。
そういえば、オオカミから二人を引きとったファウストゥルスは羊飼いでした。
「ローマ解釈」と呼ばれていますが、紀元前3~2世紀、ローマ人がギリシャ神話を解釈するときに、自分たちの神々をギリシャの神々と同一視しました。たとえばジュピター(ユピテル)とゼウス、アレスとマルスのように。
これが現代の私たちには「ややこしい」と感じる所以ですね。
2月といえばバレンタインデーもありますが、このルペルカリア祭が源流と考えられています。
ローマでは2月14日は女神ユノ(ジュノー)の祝日でした。
翌2月15日がルペルカリア祭で、祭りの前日、未婚の女性たちは紙に自分の名前を書いて桶の中に入れておき、翌日、男性たちが桶から1枚引いて、その紙に名前を書いた女性と祭りの間一緒にいることが定められていたそうです。そして多くのカップルが恋に落ち、そして結婚したと言われています。
西暦5世紀に、第49代ローマ教皇ゲラシウス1世(在位492年 - 496年)によって、ルペルカーリア祭は廃止され、代わりにバレンタインデーが創設されたそうです。
2月の数秘10→1
1はスタート、立ち上がるエネルギーです。一桁にする前は10。
1と10は視点が違います。階段の1段目と10段目では見える世界が少し違うように、1では知らなかったことがわかっているのが10。
タロットカードで表すと1は魔術師、10は運命の輪。
「運命の輪」カードには、糸車に乗った4人の人間が描かれています。
てっぺんには成功者、左は運が尽き頂点から落ち、底は運命に押しつぶされている。そして右は這いあがって頂点を目指している。
これらは別々の人物ではなく、ひとりの一生を表しているのでしょう。
あるいは別人であっても、人生には良い時と悪い時が順番にやってくるものです。
「運命の輪」のカードは、上昇でも下降でも人生の転換点だということを伝えているのでしょう。
程度の差はあります。その差は、親ガチャとか環境が悪いとかではなく、魂が選択したチャレンジの違いで生じるのだと思います。
2月の星の動き
2月1日、2日は浄化の日
2月1日は冬至と春分のほぼ中間になり、ケルトでは春の祭りインボルグ(アイルランド語ではイモルグという)、2日はキリスト教の聖燭祭(キャンドルマス)が続きます。
インボルグは、キリスト教においては聖ブリギッドの祝日とされています。
キャンドルマスは、イエス・キリストが幼少時代、聖母マリアと夫ヨセフによってエルサレム神殿に連れて来られた際の出来事を記念して祝います。
インボルグは、古アイルランド語の「イ・モルグ(i mbolg)」(腹の中)すなわち羊の妊娠のことを指す言葉に由来すると考えられています。
また、古アイルランド語の動詞folcaim、「自分自身を洗う/浄化する」と関連付ける説もあり、古代ローマの祭りフェブルアFebrua、またはルペルカリアLupercaliaに似た儀式的な浄化を指していると言われています。
ローマでは、2月1日はジュノー・ソスピタ(Juno Sospita)の祭りが行われていました。ジュノーは、主に結婚、出産を司る女神とされていますが、好戦的な側面もありました。彼女は武装し、ヤギ皮のマントを着ている姿で描かれることが多かったそうです。
ローマ人は2月は宇宙的な一年が終わりを告げ、生者の世界と冥界の境界線が消えてしまう危険な時期であると考えていたため、人々は戦いの神であるジュノーに保護を求めたのでした。
4日 立春(数秘5)
立春は、太陽が水瓶座15度のエンジェルゲートに来たとき。東洋の占いでは、立春は1年の始まりです。
前日3日が下弦の月(蠍座)で、牡牛座天王星と不動宮のTスクエアを形成していました。エレメントは土が5(山羊3,牡牛2)と圧倒的に多く、しかし天王星は水瓶座のルーラーなので、太陽とも強く結びついています。
不動宮のTスクエアなので「変化せざるを得ない」ことが起きそうです。
また土星と天王星がクインタイル(72度)になっており、古いものから新しいものへと変化していきます。新しい時代が扉をノックしている感じです。
5日 水星が水瓶座入り(数秘6)
水星と冥王星が水瓶座0度でコンジャンクションになります。その後、水星は23日に魚座へ移動します。
また同日に、月が恒星アンタレスを隠すアンタレス食が起きます。
アンタレスは軍人の星とも言われ、好戦的なエネルギーです。占星術では、射手座10度にアンタレスはあります。
月は魚座6度土星とスクエアになっており、アンタレスの真向かいの双子座のアルデバラン(これも戦争の星)とでTスクエアになります。
アルデバランと土星とTスクエアになっているところに、月の掩蔽が起きるのでちょっと注意な感じです。
武力衝突に注意したほうがいいかもしれません。
10日 水瓶座の新月(数秘2)
水瓶座20度40分の場所で太陽と月がコンジャンクションします。
太陽が支配する獅子座とは対極にある水瓶座は、太陽にとってはやりにくい場所と言われます。自己主張、自己表現に困難さを感じるかもしれません。
前日9日に水瓶座太陽と牡牛座天王星が同じ度数でスクエアになっており、突発的変化が起きる予兆があります。
水瓶座0度の冥王星も牡牛座8度木星とスクエア。お金を失う暗示。
12日 海王星食(数秘13→4)
2024年は毎月、海王星食があります。これは珍しい現象です。
13日 火星が水瓶座入り(数秘5)
火星と冥王星が水瓶座0度でコンジャンクションになります。木星とはスクエア。権力闘争が起きやすいです。
争いではなく、建設的に星のエネルギーを使いたいですね。
斬新で過激なアイデアが生まれてくるかもしれないですが、突拍子もない感じかも。
17日 金星が水瓶座入り(数秘9)
金星もまた水瓶座0度で冥王星と重なります。以前も書きましたが、水瓶座0度は特別な度数です。
金星が水瓶座に入ると、人間関係の変化が顕著になってきます。金星は3月11日まで水瓶座に滞在します。
19日 太陽が魚座入り(数秘2)
23日 水星が魚座入り(数秘6)
24日 満月(数秘7)
太陽は魚座5度、月は乙女座5度で向かい合います。
乙女座の満月は、現実的な問題、仕事、生活、健康などに取り組むよう促されるでしょう。
興味深いことに、1月11日の新月が山羊座20度、1月26日満月は太陽が水瓶座5度、月は獅子座5度でした。
2月10日新月は水瓶座20度、2月24日満月は太陽は魚座5度、月は乙女座5度。
3月も10日新月は魚座20度、3月25日月食は天秤座5度。
1~3月の新月満月は、20度と5度が繰り返し起きるんですね。
28日トリプルコンジャンクション(数秘8)
魚座9度で、太陽、水星、土星がトリプルコンジャンクションします。
牡羊座でカイロンと北ノードもコンジャンクションです。
惑星が太陽から 1 度以内に入るときを「カジミ」と言います。惑星が太陽の中心に入ると、惑星のエネルギーが強化されると考えられています。
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新月、満月の記事は近くなりましたら別記事をUPしたいと思います。
今日はこのへんで。お読みくださりありがとうございました。
また近いうちに。
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