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京都旅行 2023.2 詩仙堂

前回、一乗寺にある圓光寺を訪問したことを書きました。
今回はその続きです。

圓光寺から南に向かって歩くと、間もなく詩仙堂に到着します。

昭和61年、故ダイアナ妃が来日された時に京都を訪れたそうなのですが、この詩仙堂にも立ち寄ったそうです。

小有洞(しょうゆうどう)

詩仙堂は、江戸時代の文人である石川丈山が1641年に建て、晩年を過ごした草庵が起源とのこと。現在は、曹洞宗永平寺の末寺となっています。

石川丈山(1583年~1672年)は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将・文人とのこと。59歳の時に詩仙堂を建て、亡くなるまでの約30年間を過ごしたとされています。

詩仙堂は、正しくは「凹凸窠(穴冠に果)」(おうとつか)と呼びます。
凹凸窠の中心には、江戸時代の絵師、狩野探幽(1602年~1674年)が描いた中国の漢晋唐宋時代の詩人三十六人の肖像画があり、各詩人の肖像画の頭上には、石川丈山が隷書体にて記した漢詩が書かれています。
四方の壁に掲げた”詩仙の間”を中心としていることから、現在は「詩仙堂」と呼ばれています。

詩仙堂HPより


中門「老梅関」

階段を登りきると詩仙堂の建物があります。
上の写真は建物側から中門を撮ったもの。

入口から中門に至るまでの階段を歩いた時、日が差してとても心地よかったことが印象に残っています。

建物内から見た庭

情緒あふれる唐様庭園が広がっています。寒い時期であったせいか人は少なく、部屋の中から庭園を存分に眺めることができました。

情緒あふれる唐様庭園が広がり、散策することができます。庭園には鹿おどしの心地良い音が響き、四季の移ろいを楽しみながら、ゆったりと散策することができます。

詩仙堂HPより

山の傾斜を活かした庭園をゆったりと散策することができました。春はサツキ、秋には紅葉を楽しむことができるそうです。

そしてなんと鹿おどしは、この詩仙堂が発祥の地とされているそうです。

また、築山をはじめ、庭にはやさしく微笑むお地蔵さんが佇んでいるそうです。残念なことに私は気が付きませんでしたが、これから行かれる方はお地蔵さん探しも一興かもしれません。


さて、詩仙堂のあとは、真如堂、金戒光明寺等を訪れました。近いうちにその時のことも書いてみようと思います。

次回、京都は一休みして、4月に訪問した金沢旅行について書こうと思っています。

今日はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。

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