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私がB.LEAGUEを辞めた理由

割引あり

はじめに

記事をご購入いただきました皆様へ。

初めまして。
籠球サラリーマンと申します。

以前まで、とあるB.LEAGUEのチームにスタッフとして所属をしていました。

この記事では
・私がB.LEAGUEの世界へ入った経緯
・そこで待ち受けていた現実
・なぜ辞めようと思ったのか
外の世界からは見えないB.LEAGUEの裏側についてお話しさせていただければと思います。

冒頭に申し上げておきますが、私が所属していたチーム名や個人名は記事内では伏せさせていただきます。

そして、もう一つ大切な事を申し上げておきます。
私がこれからお話しさせていただくのは、あくまでも私が所属したチームについてのお話しです。
B1からB3の全てのチームがこうだ!!という内容ではございません。
そのため「こんなチームもあるのか」とぼんやりとしたイメージで、煌びやかに見えるB.LEAGUEという世界の裏側について知っていただければと思っています。

また、今回この様な記事を書こうと思った経緯としましては、八村選手や渡邊選手のNBAでの活躍、男女日本代表のパリオリンピック出場決定などの背景もあり、日本バスケ界が盛り上がりを見せ始めた今だからこそ、その本当の実態を皆様に知っていただき、この世界の更に奥の部分まで興味を持ってもらいたいと思ったからです。

バスケットボールに関わらずこれからスポーツ業界で働きたいというお考えをお持ちの方にとっても、中々聞くことのない業界のリアルをお伝えできるかと思っています。

この記事から何を感じられるのかは、人それぞれだとは思いますが、
今後のB.LEAGUEの発展、及び日本バスケットボール界の発展のために一石を投じることができればと考えております。

前置きが長くなりました。
私なりに感じた全てを記載しております。
是非、ご覧ください🙇‍♂️

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https://x.com/bleague_life/status/1762282201637699631?s=46

①憧れの世界へ

バスケットボールが大好きだ。
もっともっとバスケットボールに携わりたい。
日本バスケットボール界の発展に貢献したい。
私はこの様な思いを持ち、B.LEAGUEの世界へ足を踏み入れる決断をした。

バスケットボールに打ち込んだ多くの学生が、中学、高校、大学とそれぞれのカテゴリーで「引退」を迎え、遅かれ早かれいつかはバスケットボールの第一線から退く。
その後は趣味でバスケットをすることはあっても、毎日のように体育館へ足を運び、きつい走り込みやトレーニングをこなし、仲間と共に涙を流す。
そういったバスケットが生活の中心である、いわゆる"現役"といわれるようなバスケ人生はここで終わりだろう。

しかし私は、大学4年生の最後の試合が終わった後もバスケットボールがない生活、人生など考えられなかった。
全国様々なチーム、選手を見てきたということもあって、自分のバスケットボール選手としての実力は誰よりも自分自身が理解しており、選手としてプレーを続けること、ましてやプロ選手になることなど到底不可能であることもまた、理解していた。
しかし、小学生〜大学生まで常に自分の人生の中心にあった"バスケットボール"が失われることは、自分の中心に大きな穴が空いてしまうようで、怖かったのだと思う。

私が引退を迎えたのは大学4年生の12月。
ありがたいことに、かなり長くバスケットボールをさせてもらえた方だと思う。

そして私は、その後の進路として既に公務員の試験に合格し内定をいただいている状況であった。
今思えばそのまま公務員として世に出て、安定した生活を送っていくのが無難で当たり前の選択だったのではないか、とも思う。
(ご意見を頂戴したので追記しますが、ここで言う"安定"とは、B.LEAGUE業界と比べてという意味です。決して公務員はつまらないという意味ではございません🙇‍♂️)

そして私は、バスケットボールへの想いを捨てきれず、知り合いがスタッフとして働いていたB.LEAGUEのチームにアプローチした。
前述した通り、具体的なチーム名や個人名は伏せさせていただくが、その当時も現在もB1に所属するチームであるということだけは記載しておく。

両親もお世話になった先生方も、「お前のやりたい事、好きな道を進んだら良いよ」と背中を押してくれた。
そして、これまた運が良い事に私は監督やチームメイトに恵まれ、全国大会出場の経験も複数回あった。

そういった経歴が考慮されたのかはわからないが、数回の面接を経て、私は制服採寸まで済ませていた公務員の内定を愚かにも辞退し、アプローチしていたB.LEAGUEのチームとの契約書にサインした。

この選択が正しかったのか、間違っていたのかは正直今でもわからない。
ただ、憧れであったB.LEAGUEの世界への想いを押し殺し、公務員になっていたら今頃後悔していたであろうことだけはハッキリとわかる。

そして私はここから、想像もしていなかった激動の、そして衝撃の世界。
B.LEAGUEの世界へ足を踏み入れることとなる。

一部衝撃的な内容に驚かれるかもしれないが、ここから綴る内容は、全て嘘偽りの無い真実である。

②待ち受けていた現実

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8,706字

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