一般企業から高校教師への転職3
第3回 同僚の先生たち
私の職場に配属されたような「進路多様校」に配属されるのは、初任(新人)、何かしらの事情で仕事に制限がある人、やる気のないベテランだ。
そして、ヤンキーの扱い慣れた凄腕の先生。
学力の高くない生徒が相手であるから、現場に慣れていない新人であったり、急なお休みを取る可能性のある方が充てられるようだ。
もちろん、その手の生徒を相手するエキスパートもいる。
主にエキスパート先生が学校の秩序を守っている。
若手と定年間近の先生ばかりということになる。
そもそも、中堅世代は就職氷河期世代であり、採用自体が少なかったこともあるが…
初任者には指導教諭という人が付いて指導をすることになっている。
そんな年齢分布、そんな状況であるため、教員3年目が1年目の指導教諭となっていることもある。
老老介護ならぬ若若指導だ。
そんな組織の構成に今後の教育に対する不安を感じる。
つづく
第1回 教師に転職する決意
第2回 配属先の生徒たち
第3回 同僚の先生たち
第4回部活
第5話立番
この話は、自分が見たり聞いたりした教員の仕事(働きかた)についてを基にしたフィクションです。
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