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韓国・ソウル バス使いこなし術🚌 (23年下半期~運賃改定)

韓国で移動する時に、何に乗りますか?

前は言葉に不安がある場合、kakaoタクシーアプリで行き先指定もできて、とっても便利でしたが、タクシー不足で捕まらないことも多いです。
地下鉄は早いですが、東京に比べると乗り換えがやや不便です。とんでもなく距離があったり、上下移動を伴うことが多くて、ルートによっては疲弊します。

なので、私は主に「バス派」です🚌
バスのメリットは、『最少徒歩が可能』『上下運動なしで乗り継ぎが楽』『専用レーンがあり意外と早い』

逆にデメリットは『運転荒め』『ルートが複雑』

運転の荒さはどうにもなりませんが(最近はだいぶ良くなった説)、この【ルートの複雑】について解決しましょう。

一見すると複雑でわかりにくい バス停の表示

①Naverマップか、kakaoマップをスマホにDL

実は、韓国ではGoogleMapの精度がイマイチで、ナビ機能は使い勝手が悪いです。別の地図アプリを入れましょう。
Naverマップは日本語化表示も可能です。ほかハングルか英語。ただし、検索は日本語はほぼ非対応で、ハングル入力が正確です。
kakaoマップは、ハングルか英語。kakaoトークとの連携などが優秀です。

②出発地と到着地を指定して検索

出発地と到着地を指定して検索します。
場所の地面を入力しても良いですし、地図でだいたいの場所を選んで指定しても良いです。感覚的なもので大丈夫です。
すると、「公共交通」、「車」、「徒歩」、「自転車」と各ルートが表示されます。

このうち、「公共交通」の部分に、地下鉄とバスでのルートと所要時間が複数出てきます。

新村から木洞SBSまでのルート(★は私が登録している旨い店情報です…)

③例えば、新村から木洞SBSまでのルートを調べると…

606番バス→571番バスに乗り換えというルートが、一番最初に出てきました。(所要時間が少ない順に出てきますので、調べる時間によって変わります。)
表示されていることを少し詳しく見ると、606番は「3分後に来て”余裕”、つまり座席はすいている」とわかります。永登浦のアリス浄水センターで571番に乗り換えという意味です。
第2候補の710番バスだと「5分後&"普通" やや混んでいる」ということまで把握可能です。ということで、やはり第1候補の606番が良さそうですね。
ちなみに、タップすると乗り換えする後のバスの到着情報や混雑状況、途中のバス停情報などまで出てきます!

④乗車前にTmoneyカードを準備を

事前にTmoneyカードを買ってチャージしておきましょう。カードはコンビニで2500wくらいで売っています。キャラクターやアイドル写真入りなど、凝ったデザインもたくさんあります。
事前にコンビニや駅の券売機でチャージをしておきましょう。
交通機関に乗る時、現金より楽で、乗り換えも便利です。

私が使っているTmoneyカード

⑤停留所の表示を確認しながらバスに乗車

ささっ、いよいよバスに乗ります。
場所によって形式が異なりますが、バス停には写真のようなバス到着情報の電光掲示があります。下の写真だと、「7017番と7021番はまもなく到着(곧 도착)」。というか、7021番はまさに来ていますね!
その下の「506番は6分後」「507番は8分後」と到着時間が出ています。

自分が乗るバスの番号が「곧 도착」と出たら、いつでも乗れるように準備してください。そして、大事なのは、バスが来たら乗る意思表示をすること。
軽く手を上げてもいいし、そのバスに向かって歩み寄ってもいいです。
何もアクションしないと、ドアを開けてくれずに通り過ぎることもあります。
前ドアから乗って、Tmoney端末にカードをタッチ。カード残高と、引き落とされた金額が出ます。

バス停の到着情報表示の例(南大門近く)

⑥地図ルートを見ながら移動

初めてのルートだと、位置がわからず、乗り換え場所や到着地を見逃してしまう可能性があります。
慣れるまでは、地図でルートを表示させながら、自分の位置情報を照らし合わせておくと、安心できると思います。
景色を見ながら地名も覚えられるのもバスのメリットです。

⑦停留所のアナウンスに注意

日本のバスとの大きな違いがあります。韓国ではアナウンスで
・「この停留所」→ ”次に止まる場所”
・「次の停留所」→ ”次の次に止まる場所”
という大きな違いがあります。これ、次のTOPIKに出ます(嘘)
私も最初、ぼーっとしていて「この停留所は〇〇」とアナウンスで慌てて降りて、間違えたことが多数あります…。

⑧スムーズに降りられるように準備

近くの降車ボタンを押し、運転手に次で降りることを伝えます。
奥に座っている場合は、事前にドア近くに移動しておくと慌てずにすみます。(ただ、運転中の移動はご注意を!)
最後に、後ろのドア近くにあるTmoney端末に再度カードをタッチしてから下車。

⑨乗継ぎの場合、同じカードを次のバスでもタッチ

同じカードを使うことで、前のバスの乗車情報が反映されて、「乗り継ぎ」扱いになり、ほぼ無料で乗れます。複数回、無料で乗り継げます。

乗り継ぎは「地下鉄→バス」「バス→地下鉄」も可能で、ほとんど加算料金も無いので、やはりカードをお勧めします。

●バスの種類

ソウル市内では色々な色のバスが走っています。違いはこんな感じです。

※青バス → 幹線扱いで、主に専用レーンを走るため早い
※緑バス → 支線でやや遠回り(路地を走る小型のマウルバスもあり)
※赤バス → 広域路線で郊外など遠くに行く際に利用(料金は少し高め)

BTS ジョングクの誕生日を祝うセンイル ラッピングバス(21年9月)

●注意すべきことなど

・バスを含む公共交通機関ではマスクの着用は義務です。ノーマスクでは乗車を拒否されます(2023年2月現在)
・しっかり蓋ができないドリンクは持ち込み禁止
 ペットボトルはOK。コーヒーなどはタンブラー必須。蓋付きカップNG。
・バスは運転が荒めなので、座るか、手すりにつかまるのが安心です
・バスは無料WiFiが使えますし、USB充電が座席に備わっているバスも多いです。

●2023年下半期から料金値上げ

2023年下半期から、ソウルでは🚌バスは一律1200→1500ウォン、🚇地下鉄の初乗りは1250→1550ウォンと、それぞれ300ウォン値上げされることが決まりました。(カード利用時基準)
ちなみにこれは当初、2023年4月から値上げでしたが物価高対策で、下半期に延期されました。

当初、バスについても地下鉄同様に距離によって料金が高くなる方式が検討されましたが、2023年2月に「一律料金制」が維持されることが決定。地下鉄はこれまでと同じように10km以上から距離に応じて料金が上がる仕組みです。

●バスのみだとイマイチな場合も

バスを避けるべき例外としては、例えば漢江南側の東西方向の長距離移動です。
例えば「COEX→SBS」に行こうとすると、バスのみだと1時間30分!
ここは急行もある地下鉄9号線をメインに使うのが◎(ただし、朝夕はかなり混みます)
他の地下鉄かバスを組み合わせます。
前述の通り、【地下鉄+バス】の組み合わせでも、Tmoneyカードなら乗継ぎ代はほぼかかりません。(距離に応じて20円程度かかることもあります)
あとは、朝夕に漢江を渡るバスルートも渋滞で時間がかかることが多いです。

はい😄もうバスマスターです🚌

えっと、地図の★印は、個人的に登録している旨い店情報です😋
多すぎるって?(笑) 私の趣味です・ω・

COEXからSBSのルート例
COEXからSBSまでのルート検索結果

こちらは、過去に私がTweetした内容を、リライトして再構成したものです。Twitterのほうが見やすいという方は、以下を参照ください。


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