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社会を変える高校生たちを、社会人が本気で伴走!!

こんにちは!
BLAST!SCHOOL運営事務局の三浦です^^

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👉BLAST!SCHOOLとは
高校生のためのインキュベーションプログラム
全国から集まった高校生20名を対象に、各分野のトップランナーである社会人がプロジェクトや事業、研究の実行支援をする6ヶ月のプログラム。

2020年2月から始まったこのプログラムは、先日無事に第1期を終えました。特に印象的だったのは、プログラムの最終成果を発表する場であるピッチイベント。投資家を前に自分たちのアイデアを堂々とプレゼン。プレゼン後の質疑応答では、鋭い質問にもしっかりと自分の想いや考えを伝え、会場を唸らせました。

さて、今日は先日プログラムを修了したばかりの1期生に、プログラムで得たことや、今後の目標について迫っていきたいと思います。

今回インタビューに応じてくださったのはこちらのお二人!

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坂本亮さん(高2)
高校生を対象としたエシカルファッション制服ブランドを提案した

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井上柊さん(高2)
知的障害を持った方が制作するアート作品のeコマース事業を提案した

学校外での活動に本格的にチャレンジしたのはこのプログラムが初めてだったとのことですが、参加したきっかけはなんだったのでしょう?


亮:これまでも校外の高校生向けに行われているプログラムには参加してました。元々社会貢献をしたいという気持ちが強く、中3の時に初めてアースデイ東京※に参加。その経験を通じて社会に対して自分の想いや考えを発信することは大切だと気づいたし、発信という行動によって新しい人との繋がりや機会が得られ、視座が高くなっていく感覚がとても魅力だった。一方で、0から自分で何か作る、という経験がなかったんです。プログラムに応募を検討している高校生を対象に行われたキックオフイベントでは、全国から志の高い高校生が集まっていて、同じグループで既に自分のプロジェクトを自分の力で作っている子にも出会いました。チャレンジしたいことはあったし、自分も負けてられないなと思って、すぐに応募をしました

柊:私も亮君と同じで、たまたまネットで見つけたキックオフイベントに参加して応募を決めました。キックオフイベントは初めて参加した校外のイベントでしたが、参加していた高校生のやる気やポテンシャルが高くて、私もこのコミュニティに入って挑戦したい!と思ったのがきっかけです。また、私自身は知的障害を抱えている弟がいて、そういった障害を抱えている方たちの雇用の場が少ないという課題に関心がありました。この課題解決にチャレンジしてみたいと思ったのも理由の一つです。


BLAST!SCHOOL1期生に採用され、先月無事にプログラムを修了した二人。
このプログラムを通じて、様々な出会い、出来事があったと思いますが、二人が一番印象に残っている出来事を聞いてみました。

亮:僕は「プロジェクトを変えた時」ですね。実はずーっとモヤモヤしていて、このまま突き進んでいいのかなって思っていました。当初はVRカメラを用いて人々の社会課題への関心を高めるサービスを考えていたのですが、自分の全力を注げている感覚がなかった。一方でここまで頑張ってきたアイデアを変えて良いのかなという迷いもありました。
そんな時思い出したのがメンターの方から言われていた「登る山は変えちゃいけない。けれど登り方は変えていい」という言葉。手段を変えたとしても、全力を注げる道を選ぼうと思えたんです。自分の取り組みたい社会課題は変わっていなかったから。そこからはもう必死で新しいアイデアの実現に向け、取り組み始めました。

柊:私は、自分がテーマにしていた障害者の雇用拡大に取り組んでいるリタリコ社員の方にインタビューをさせていただいた時です。これは人生で初めて自分一人だけで行動した瞬間でした。当日はインタビュー先の会社の場所がわからなくて道にも迷いましたし、緊張しました。
肝心のインタビューでは、リタリコの皆さんがどんな想いで事業に取り組まれているのか、実際に事業を進めていく上での課題や展望などをお伺いしました。自分の考えている事業がどんどん確信に変わっていく感覚ががありました。同時に、インタビューを通じて、自分が取り組もうと思っている社会課題の解決が決して易しいものではなく、事業の難しさや現実の厳しさなど、「リアル」を知ることができました。だからこそ、頑張ろうというエネルギーにもなりましたね。

なるほど〜。
それぞれ自分のプロジェクトを加速させるような人との出会いや言葉があったんですね。キックオフイベントでは周りの高校生に圧倒されたと言っていたが、この半年て圧倒的な成長を遂げました。プログラムに参加する前と後で、自分にどんな変化があったのでしょう?

亮:正直BLAST!に入る前はビジネスをあまり理解せず、ビジネスという言葉自体にも良い印象を持っていなかったんです。例えばビジネスコンテストも、ビジネスを通じて何か実現したい世界があるという訳ではなくビジネスをするために何かアイデアを持ってくるというイメージがあり、少し懐疑的に思っていた部分がありました。ところが、BLAST!を通じて様々な起業家の方達にお会いしたり、ビジネスの仕組みを学んでいくうちに、どんどんピースがハマっていく感覚で、ビジネスのことを本質的に理解できるようになってきた気がします。今では「ソリューションを持続的に社会に広めていくことができるビジネスって面白い」と思うようになりました

柊:私はキックオフイベントの時から、周りの高校生と比べて、力不足を感じていました。けれど、この半年間の活動で頑張ってこれたこと、そして結果的には最後のピッチプレゼンにも選抜されて、自信がつきました。プログラムに参加する前は課外活動に参加する高校生は意識が高くて話が通じないんじゃないかと思っていたけれど、それは思い込みでした。実際は皆話しやすく、ここでできた全国から集まった刺激しあえる繋がりができたことは本当に良かったです。

二人とも半年間で自分の価値観が変わったり、思い込みに気付いたり、内面的な変化も大きかったんですね。では最後に、そんな二人の今後の目標や意気込み、そしてこれからBLAST!SCHOOL に挑戦する高校生にエールをお願いします!!

柊:これからはピッチイベントがきっかけでご紹介いただいたヘラルボニー社でインターンをすることが決まっています。ここは、障害を持った方達のアート作品を販売している素敵な会社です。まさに私が考えていた事業との親和性も高く関心分野なので、今からとても楽しみです。吸収できるものは何でも吸収して、自分の力にしていきたいです。BLASTで広がった人脈を大事に、そしてこれからも妥協せずに、自分のできることをコツコツとやっていきたいですね。

これからBLAST!に挑戦する皆さんへのエールは...(照) もしちょっと迷っている人がいれば、とりあえず応募してみて欲しいし、受かったら半年間全力でやってみて欲しいです。絶対自分のためになるし、プログラムの後に見える世界の景色が変わると思います。高校生って一種のブランドだと思います。高校生だからこそいろいろ話を聞いてもらえたり、いろいろ教えてもらえたりする。大学生になると難しいけど、高校生だからできている感覚もある。大学生でやろうと思っているのであれば、今この高校生である貴重な時間、ブランドを使って挑戦した方が良いと思います。あとは、これからも大切にしていきたい友達に出会えたことも貴重な経験でした。このコミュニティは大切にしていきたいですね。

亮:僕自身も、柊さんと同じですね。やっぱり「高校生の時期に経験しておく」ということが何よりも大きかったと思います。プログラムに参加して、高校生のうちから知らない世界を見れたら、自分の狭い考え方も広げてくれるし、それが自分の可能性に気づくことでもあると思うんです。だからこそ、興味ある人がいれば、あとでいいやではなく今参加してほしいと思う。応募のハードルさえを乗り越えたら、その後もその馬力で楽しめるので、まず応募することをお勧めします!あとは、「考え方」を啓発する高校生向けのプログラムはいくらでもありますが、ちゃんとその「考え方」に加えて、しっかりと実用的な話もあったり、普通に学校生活を送っていたら出会えないような人たちから直接フィードバックをもらえたり、お話をお聞きできたことも良かったです。高校生への本気の期待を感じたし、本気で社会を変える高校生を生み出そうとしているんだと感じました。僕らからすると高校生ってまだまだ社会に出るのは早いかなって感覚だったけど、意外と大人からは期待が大きく、だからこそ自分たちもできるんだ、ということを伝えたいです。今後は引き続き、BLAST!での学びを生かして、今取り組んでいるエシカルファッションのプロジェクトを進めていきます!

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