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野沢温泉、外湯めぐりは闘いの日々。

野沢温泉村には13ヶ所の『外湯』と呼ばれる公衆浴場があります。ほぼ毎日、昼夜2回お世話になっていますが、なかなかに気合いがいる入浴タイムとなっています。

いつも賑わっている中心部にあり、シンボル的な大湯

脱衣カゴの争奪戦とか、そういう話ではありません。とにかくお湯があっついのです。かけ流しの源泉の温度は場所によって違い40度〜90度。比較的入りやすいお湯もありますが、夜誰も入っていなかったりするとホントにあっつい!浴槽には常に湧き出している源泉の湯口と水道の蛇口があって熱過ぎたら水を出し、上がる時には止めて帰るというスタイルです。


雪景色の山並みをバックに建つ新田の湯


そんなあっついお湯との闘いの日々も20日が過ぎ、13全ての外湯につかった今、私なりに攻略法を見つけました。

一、かけ湯はたっぷり!
  足先には特に念入りにかけ湯をします。
一、入るのは源泉からいちばん遠い場所!
  もちろん源泉直下がいちばん熱いので。
一、そおーっと入る!
  浴槽内の熱い部分が混ざらないように。
一、それでもダメならすぐ上がる!
  先に身体や髪などを洗って再チャレンジ。

最初の頃は水を出して蛇口の真下に入ったりしていましたが、この方法で水いらずになりました。


いちばん大きくて風格漂う中尾の湯


そしてもうひとつ気をつけているのは「飲んだら入らない」。というか、「入ってから飲む」?とにかく酔って入ったら危険なニオイがする、そんな熱々の温泉ライフ。もうぬるいお湯では物足りなくなってる気がします。


滝の湯に向かう暗い坂道の途中で、雪景色の針葉樹林の上に広がるオリオン座を眺めるのが晴れた夜の愉しみ

ちなみにタイトル画像の「湯」の文字は、野沢温泉村名誉村民の岡本太郎氏のもの。あっついお湯と岡本太郎、相性バツグンな気がします。

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