みどり

2023年の冬、福岡から長野県野沢温泉村に軽い気持ちでやって来てそのまま居着いてしまった私の、旅と山とその他いろいろ。

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2023年の冬、福岡から長野県野沢温泉村に軽い気持ちでやって来てそのまま居着いてしまった私の、旅と山とその他いろいろ。

マガジン

  • 野沢温泉日記

    九州から雪国、長野県野沢温泉村にやって来た私が体験するアレコレを綴っていきたいと思います。

  • 山歩きの日々

    これまで登ってきた山の記事をまとめています

  • シレトコよかトコめぐり

    知床で過ごした数ヶ月で訪れたステキなスポットを紹介しています

  • 北海道の美味いもの絵日記

    九州からひと夏の間、北海道の知床半島にやってきた私が出会った美味しいものを集めています。

  • シレトコ日記

    福岡から数ヶ月間、知床に来ています。ここでの日々のちょっとした出来事や感じたことを記録していきたいと思っています。

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感動の北海道 北根室ランチウェイ

ロングトレイル? 2015年公開の映画『わたしに会うまでの1600キロ』を観てロングトレイルという言葉に初めて出会いました。早速検索してみると『日本ロングトレイル協会』というサイトに国内各地のトレイルコースが紹介されているではありませんか。へぇ~・・中でも気になったのが北海道東部を歩く75kmほどの『北根室ランチウェイ』。詳しく調べていたところ、何気なくつけたテレビでそのコースを取り上げたドキュメンタリーが放送されていました。欲しい情報が目の前に現れた時はすぐに食いつくべし

    • 野沢温泉村、雪の朝

      11月19日、目が覚めると予報通りに雪が積もっていました。わ〜い! 午前中の仕事を終え、午後は休み。道路の雪が解けたので、村の様子を見にカブ号で出動です。 ふと思い立って、お隣の飯山市瑞穂地区まで足を伸ばしてみました。お目当ては神戸(ごうど)の大イチョウ。 このイチョウの木が落葉すると本格的に雪の季節が訪れると言われているので、もうしばらくはカブ号で動き回れそう。今日のところは手も冷たくなってきたので村に戻ります。 村ではあちこちで紅葉が見ごろですが、もう落葉寸前とい

      • 金沢、オトナのゆとり旅 ?

        朝、目覚めると7時40分。 あれ?金沢行き8時15分の新幹線に乗るために7時40分のバスに乗るはずでは・・!? うぎゃ〜!! 5分で準備して雨の中カブ号を走らせます。発車2分前、ホームに到着してひと安心・・ と思いきや反対側ホームにスゥ〜っと新幹線が。私、逆方向にいる!!猛ダッシュで階段を駆け下り、また駆け上がり、なんとか乗り込みました。 ライブを観るための金沢訪問、テーマは「ゆとり旅」だったのに、出だしからバタバタ。いつものストレッチをすっ飛ばしたうえに階段爆走のせ

        • 燕岳2日目〜東沢ルートひとり旅

          中房温泉から合戦尾根を登り、燕山荘で眠りについた翌朝。朝食のお弁当を受け取って暗いうちに燕岳へ向けて出発しました。 お日さまが雲の上に顔を出すのを見届けたら、お隣の北燕岳へ。周回コースが好きな私は東沢ルートを中房温泉まで下るコースへ進みますが北燕岳にいた人、誰一人としてこちらへ下る人はいないようです。この時点ではその理由を知る由もなく・・ 稜線をしばらく歩いて東沢乗越という分岐から下りへと進みます。槍ヶ岳ともここでお別れです。 この先、野生味溢れる急な登山道で激下り!と

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          燕岳1日目〜賑わう合戦尾根

          紅葉シーズンに入ってから、仕事が休みの水曜日に限って雨・・という日が続いています。予報では来週、再来週の水曜も傘マーク。 紅葉登山はあきらめて、9月に行った人気の山、燕岳を振り返ります。 『北アルプスの女王』と呼ばれる燕岳へは穂高駅前から登山口の中房温泉行きバスに乗ります。しかし!10分前の6時半には長蛇の列。待機しているのはマイクロバス2台。絶対乗れんやん! いつ来るかわからないバスを待つこと40分、やっと来た4台目に全員乗車。燕岳の人気を完全にナメておりました。平日

          燕岳1日目〜賑わう合戦尾根

          グリーンシーズン終了間際、秋色の野沢温泉スキー場

          夏の間、何度か訪れてお気に入りの場所になった上の平ピクニックガーデン。最短ルートの長坂ゴンドラが10月27日でグリーンシーズンの営業を終える前に、色づき始めたブナの森を見に行ってみました。 まずは行ってみたかったスタカ湖へ向かいます。2kmほどの道のりですが、うっかり熊鈴を忘れてきました。こちらの存在を知らせるため、降り積もった枯葉の上をガサガサ音を立てて歩きます。 林が開けるとスタカ湖が現れました。キャンプ場がありますが今シーズンは管理棟工事のため営業しておらず、静かな

          グリーンシーズン終了間際、秋色の野沢温泉スキー場

          北信五岳④スカパラナイトから、念願の戸隠山

          10月1日に長野市のホクト文化ホールで行われた東京スカパラダイスオーケストラのライブに行くため、長野駅前の宿を予約しました。せっかく長野に泊まるなら・・と、思いついたのは機会をうかがっていた戸隠山登山。なんと素晴らしい休日プランでしょう! 私にとっては1年以上ぶりのライブで超絶楽しいファンタスティックナイト。翌朝目覚めるとライブの疲れは残ってないし天気も良好。よし! というわけで長野駅前からカブ号を走らせ、7時前に戸隠神社奥社の駐車場に到着しました。 ちらほらいらっしゃ

          北信五岳④スカパラナイトから、念願の戸隠山

          北信五岳③妙高山2日目〜外輪山を越えて

          雨の火打山に登り高谷池ヒュッテで眠りについた翌朝、暗いうちに起き出すと昨夜は見られなかった満月が輝いていました。 クラッカーを何枚か食べて、快適だった高谷池ヒュッテを静かに出発。また泊まりに来たいな〜と思わせてくれるステキな山小屋、お世話になりました。 日の出を眺めながら茶臼山のピークを越え、もうひとつの山小屋、黒沢池ヒュッテまで下ってきました。6時前、ここから始まる急登に備えて小屋前のベンチで朝ごはんにします。 おにぎりでお腹を満たしたら早朝から賑わう山小屋を後に、ひ

          北信五岳③妙高山2日目〜外輪山を越えて

          北信五岳③妙高山1日目〜雨の火打山

          いつも職場の窓から見ているカッコいい山、妙高山と火打山。登山口の笹ヶ峰へのバスが平日に運行される最終週の8月後半、ようやく行くことができました。 早朝、カブ号でえちごトキメキ鉄道の妙高高原駅へ。そこからバスで笹ヶ峰キャンプ場を目指します。終点でバスを降りると立派な登山口が待ち構えていました。 しばらく、というか延々と続く木道を歩きます。こんな登山道も初めて。 そのうちポツポツと雨が落ちてきましたが、森の樹々に守られてレインウェアを着るほどでは無さそうです。 2時間ちょ

          北信五岳③妙高山1日目〜雨の火打山

          温泉宿、中居の一日

          このところ登山計画を立てて準備し、登山に出かけ、帰ったらnoteに書く、というのを繰り返していたら少し息切れ気味になってしまいました。なので今回はちょっと一服、野沢温泉の宿で働き始めて8ヶ月が過ぎた私の地味な日常のお話です。 以前旅館に泊まった時、夕食の給仕をした方が翌日の朝食時にも現れて「こおいうとこの勤務体制ってどうなってるんだろ?」と、謎に思ったことがありました。実際に働いてみて納得。決してブラックな職場ではなかったんですね〜。 勤務の一日はこんな感じ ↓ *  

          温泉宿、中居の一日

          初めての北アルプス2日目〜岩綾帯歩きを楽しむ

          蓮華岳でコマクサの花を楽しんだ翌日、暗いうちにゴソゴソと起き出し4時前に針ノ木小屋を出発しました。 これから登る針ノ木岳のもっと先にヘッドランプの明かりがチラチラと見えています。皆さん楽しんでますね〜。 辺りはだんだんと明るくなって、雲海の上に美しい朝焼けが広がってきました。 1時間ほどで山頂に着くと、ちょうどお日さまが顔を出すところ。絶妙なタイミング〜! 振り返ると遠くの山並みも赤く染まっています。 朝焼けマジックにうっとりしてしまいましたが、今日歩くのは山をいく

          初めての北アルプス2日目〜岩綾帯歩きを楽しむ

          初めての北アルプス1日目〜コマクサに会いに

          この夏会いたいコマクサの花を見に、蓮華岳とそのお隣りの針ノ木岳を目指すことにしました。初めての北アルプスにドキドキ、ワクワク! 前日の土砂降りが上がってひと安心ですが、行く手に広がるどんよりした雲を見ながら登山スタートです。 今回のルートは初めての雪渓歩きも楽しみのひとつ。登山口から続く樹林帯を過ぎ、針ノ木雪渓に近づくにつれ色とりどりの花が目につくようになってきました。 いよいよ雪渓にやって来ました。我ながらびっくりするぐらい似合わないヘルメットとアイゼンを装着して出発

          初めての北アルプス1日目〜コマクサに会いに

          世間はお盆休み

          地震や台風で何かと心配もある中、連休が始まりました。ということは、温泉旅館で働く私の9.5連勤スタートです! 野沢温泉村ではヨーヨー釣りなど縁日気分を味わえるイベントや朝市に盆踊り、そして熱〜い温泉で皆さまのお越しをお待ちしております。 私のオススメは、長坂ゴンドラで行く上の平ピクニックガーデン。夏の間、次々に咲く花を楽しむことができます。 以下は梅雨の合間、7月17日の写真です。 帰りはスケルトンゴンドラが来るのを少し待って・・

          世間はお盆休み

          北アルプスとは?というところから

          福岡から長野にやって来て、北アルプスの見える景色に度々出会いました。すごく美しいけど、あの白い山の連なりはなんだか遠い存在で、登れる気がしません。 しかし!せっかく長野にいるんだから、是非お近づきになりたいものです。まずは相手を知るところから・・地図を広げてスマホ片手に検索開始。 ほう、北アルプスは『飛騨山脈』の別名とあります。飛騨山脈は小学校の社会で習ったやん!そうだったんだ〜。 地図上の北アルプスの山々に印をつけていくと、ぼんやりと全体像が浮かんできました。 右手

          北アルプスとは?というところから

          北信五岳②あの人が愛した黒姫山

          黒姫山といえばあの人、C・W・ニコルさん。作家で環境活動家で・・と朧げな輪郭しか浮かんできませんが、調べてみたらビックリ!放置されて荒れ放題だった黒姫の人工林を林業家と協力して間伐し、生き物の棲家や食料になる植物を残して藪を刈り払うという活動を始めた人なのです。 関根勤のモノマネを思い浮かべてニヤニヤしている場合ではありません。活動開始から38年の歳月を経た森を歩いてみました。 戸隠キャンプ場の近く、大橋登山口からスタートし早朝の林を歩きます。 林を抜けると現れたのは古

          北信五岳②あの人が愛した黒姫山

          平日の戸隠キャンプ場

          天気次第で黒姫山行こう!と決めていた6月の休日。思ったより悪くない天気だったので前泊すべく戸隠キャンプ場に電話すると「今日は空いてますから17時までにお越しください」とのこと。早速カブ号に荷物を積んで曇り空の下、出発! 途中、信濃町野尻湖畔で休憩をとり13時過ぎにキャンプ場到着。広々とした原っぱのフリーサイトにカブを乗り入れ、適当な場所を探します。人気のキャンプ場ですが、さすがに6月のド平日で人影はまばら。静かにゆっくり過ごせそうです。 大きな木の下にカブを停めたら、まず

          平日の戸隠キャンプ場