北信五岳④スカパラナイトから、念願の戸隠山
10月1日に長野市のホクト文化ホールで行われた東京スカパラダイスオーケストラのライブに行くため、長野駅前の宿を予約しました。せっかく長野に泊まるなら・・と、思いついたのは機会をうかがっていた戸隠山登山。なんと素晴らしい休日プランでしょう!
私にとっては1年以上ぶりのライブで超絶楽しいファンタスティックナイト。翌朝目覚めるとライブの疲れは残ってないし天気も良好。よし!
というわけで長野駅前からカブ号を走らせ、7時前に戸隠神社奥社の駐車場に到着しました。
ちらほらいらっしゃる参拝者に続いて鳥居をくぐり、木漏れ日を浴びながら奥社を目指します。
ほぼ平坦な参道を歩くこと20分で随神門に到着。前回来た時は雪に覆われていましたが、今は屋根にもっさりと草が茂ってます。
門の先には巨大な杉の並木道が伸びています。この辺りからだんだん勾配が増してきました。
最後に石段を登ったら登山口がある奥社に到着です。冬は閉鎖されていたので初めましてのご挨拶をしてから登山道へ。
登山道はいきなり急な登りになります。季節が進み登山道の花はずいぶん少なくなりましたが、ところどころで可憐な姿に出会えました。
一気に高度を上げ、断崖の山肌が迫ってきました。進むたびに見応えのある岩々が現れます。
岩の表情を楽しみながら、ついに最大の難所蟻の塔渡りにやって来ました。ヘルメットを装着して、いざ!
難所を無事通過し、八方睨みという展望スポットでホッとひと息。
ここにある方位盤が秀逸!自分では方角さえわからない槍ヶ岳のトンガリも、うっすらと浮かぶ富士山も、すぐに見つけることができました。ただ背が高く、土台に爪先立ちして盤にしがみつくという体勢じゃないと読めませんが・・
展望を充分楽しんだらこじんまりとした戸隠山頂を経て、切り立った稜線を進みます。
小さな祠のある五地蔵山を過ぎると、稜線から進路を変えて沢を下ります。沢沿いでは初めて見る草花も楽しめました。
ゴロゴロとした岩の沢を下ること1時間、戸隠牧場に入ると何やら目の前を横切るものが・・タヌキ?ハクビシン?それともアナグマ?放牧地では3匹のサルも食事中。牛や馬だけじゃなくいろんな動物たちに愛されているようです。
牧場を出て隣接する戸隠キャンプ場を抜け、さらに遊歩道を30分ほど歩いて出発地点の鳥居に戻って来ました。戸隠のもうひとつの楽しみ、戸隠蕎麦を食べて本日のシメとします。
2年前に母と来た紅葉ツアーで初めて目にした戸隠山。「いつか登りたい!」という願いが叶い、好天にも恵まれていい休日になりました。ありがとう〜!