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オーソドックスなフレンチ@札幌〜北海道旅行


最近、最終日は千歳泊。

だから札幌で食事をする機会も少ないのだけれど、このところラストオーダー滑り込みで利用させてもらっているフレンチがある。

ブラッスリ風間さん

ずっと昔、住んでいた時に行ったことがあるがその後ご無沙汰していた。

道民の友達が昨年別の人の紹介で行ったことがあるようで、以来たまにお邪魔している。

1989年開業、34周年を迎えた老舗。

昨年店内改装をされ、改名された。

昨年、店内改装とともに、店名をブラッスリ風間と致しました。
また、ワインとお料理を楽しめるお店として、ディナータイムのみの営業になりました。
これからもお客様との楽しい会話を楽しみつつ、お店を続けて参りたいと思います。
8月は1989年の開店以来、34周年となります。
記念月としまして、お客様に喜んで頂けるような特別感のあるメニューをご用意致しました。
ご多忙とは思いますが、お運び頂けますと幸甚でございます。
8月も皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております。

ブラッスリ風間のサイトより

カウンターとテーブル席2つのこじんまりとしたお店だ。

場所は、大通公園の西の端からほど近い

トラディショナルなフレンチ

トラディショナルなフレンチなのでお気に入り。

創作風、が苦手。
創作より、オーソドックスな料理を美味しく普通に作ってもらえたら大満足。

ここはそういうお店だと勝手に思っている。

今回のコース

アペリティフ

コンソメのジュレ
中にはアボカドと花咲蟹があり、
にんじんのムースでまとめられている


椎茸のムース
野菜のピクルス


コンソメのジュレは割としっかりした味で、対して中のにんじんのムースはやわらかい甘さ。
とてもおいしかった。
椎茸のムースも美味。
ペロリと食べてしまった。

前菜

迷った末に、平目と帆立のテリーヌをチョイス。

この一皿のバランスが絶妙


テリーヌのほわほわのやわらかさと味は間違いなく美味しいのだが、加えて、食感と味のハーモニーが良い。

手前のクリームの中には割と塩味の効いたきゅうり(苦手だが)がしのばせてあって、これが柔らかいテリーヌやクリームの食感のアクセントになっている!

テリーヌの中も椎茸とにんじんの食感ときゅうりの食感が異なり、ただ柔らかいだけのテリーヌではなくなる。

さらに写真をよく見ていただくと付け合わせの野菜とテリーヌの間にオレンジがあって、この酸味と苦味もまた平目と帆立の淡白なテリーヌの味に変化を持たせてくれる。

この一皿で、いろんな味と食感が楽しめる。

メイン 小鳩のロースト、ソースサルミ

胸肉ともも肉
串には内臓

ソースサルミは、野鳥類の骨、内臓などで煮込み、それをつぶし、こしては寝かせる工程を繰り返す。
そうすると、しまいには、さらっとツヤのあるシルクのようなソースとなり、ジビエ料理によく使われるらしい。

小鳩はランド産だった。
(ランド地方はフランス南西部にあり、鶏や鴨の優良な産地。)

お肉の味がしっかりして、苦手な人もいるかもしれないが、私は好き。

ちなみに友達は、牛肉にしていた。

私の食べた小鳩を再掲。

この鳩肉の下にあるにんじんと縮緬キャベツもものすごく美味!

デザートはチーズ

私はチーズをデザートにした。

これも正解!

チーズ工房アドナイ(興部町)
クミン入りウォッシュチーズ

半田ファーム(大樹町)
セミハードタイプ
アンティークのお皿も可愛い

ちなみに興部町(おこっぺ)はノースプレインファームが有名だと思う。
私も何回か訪れている。


デザートのあとは、小さなお菓子と飲み物で終了。

レモンバームベースのハーブティー

お腹いっぱいになり過ぎず、どれも美味しくて満足。

いつもラストオーダーギリギリに滑り込むので、今度行く時はゆっくり来たい。

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