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初めての小筆のお稽古


思い立ったが吉日。

会社の帰りに用事があり寄り道をした時に見つけた書道教室。

その日に問い合わせして、その週末に見学に行って、その翌週初めてのお稽古をしてきた。

教室に行くと先生が用意(書いて下さった)してくれたお手本があった。

机と椅子で習うことができるのもありがたい。
正座は足が痛い。

久しぶりのお稽古。

実は他にもやりたい習い事はある。
それはいけばな教室。
どこか近所で見たのだが場所が思い出せない。
今は時間が足りないけれど、お花もやってみたいお稽古なのだ。
少し習ったことがあるお茶も再開したいけれど、今は近くで通い方が自由なものが一番ありがたく、
この書道教室は通えた時に500円という気軽さも良いのだ。
本当は絵も習いたい。
時間は作るのもと言いつつも、今は一つで精一杯。

すでに2週間は行けないから、自習した方がいいだろう。
先生が、『練習量が多ければその分上達する』とおっしゃったがその通りだ。

ブログにも書いたが、初のお稽古は百人一首の十九番目の伊勢の歌を書くこと。

先生が書かれた歌を見ながら、半紙に書いていく。

最初はとても難しいし、先生の優美な文字に比べ、私の辿々しい文字が滑稽。

お手本は楷書と行書が用意されていたが、楷書も少し流れるようになっていて難しい。

ちなみに歌はこちら。

サイトにより漢字の使い方が違うのが面白い。

難波潟 みじかき蘆の ふしのまもあはでこの世を すぐしてよとや

なにはがた みじかきあしの ふしのまもあはでこのよを すぐしてよとや

百人一首 十九番 伊勢

先生のお手本は、こうだ。

『難波潟 みじかき芦のふしの間も
あはでこの世を過ぐしてよとや』

どれも難しいが私にとって特に書きにくい文字は、

潟、芦、世、み、し、も、あ、を

だった。

普段横書きメインなので流れるように書くのも難しい。

しかし、よく考えてみれば、もともと日本語は縦書き。
英語に筆記体があるように、日本の文字も書きやすい流れがあるのだ。

帰宅して、筆と硯を出す気力はなく、昔買ってそのままにしていた(断捨離しなくてよかった)美文字練習帳で練習をした。

そもそもの動機は手紙や葉書をきれいな文字で書きたいからだったし。

お稽古とは関係ないが、初のお稽古日は嬉しい再会があった。

毎日の通勤路に同級生のお家がいくつかありお稽古も同じ道歩いていく。
その同級生の家のひとつMちゃんが庭先に出ていてバッタリ会えたのだ。

彼女とはスマホ時代以降私が転勤していたから、LINEなどを知らず携帯番号のみ。年賀状はずっとやりとりしていた。私が地元にいたときは一時期テニスを一緒に習ったこともある小学生時代の同級生。

車がなくなったから、お父様が免許返納されたのかと聞いたら、何と2020年に癌で2ヶ月ほどで亡くなられ、そのショックかいろいろあり、お母様も今は施設。
妹さん、弟さんも家を出て今はひとりで暮らしているとのこと。
大変な時期は乗り越えたと言っていた。
お互いのLINE交換をしてまた会おうねと約束した。

帰宅すると交換したメールに

『お習字励まれて下さい
(学生時代の◯◯◯ちゃん(私)の丁寧な字体が浮かびます)』

とメッセージがきていた。

私から元気をもらったと書いてあり、嬉しかった。

『近所だし何かあったら(なくても)頼って』と伝えてきた。

ものすごく悪筆なわけではないと思うが、最近字を書かないから下手になってきた自覚がある。

Mちゃんのメールで、確かに私の字は教科書みたいと言われたことがあったのも思い出した。
そのくらい丁寧に書こうとしていたのに今は忙しいからと殴り書きみたい、特に仕事中。

美しさって慌ただしさからは生まれない気がする。

仕事の手帳の字がまるで仕事中の自分を表している気がしてきた。

どんなに忙しくても心の余裕は持っていたい。

せっかく習ったので、先生に縦書きでお礼状を書いてみた。筆は無理だからボールペンだが丁寧を心がけて。

2週間は間があくから、それまでに自習の時間を極力持ちたい。

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