奥義・口寄せの術!
どうも、マンション管理士のなかむーです。
第2回にしてなんと、みなさまにフロント業の奥義とも言える術を伝授したいと思います。
みなさまは「ナルト」というマンガをご存知でしょうか。
主人公のうずまきナルトが里長の「火影」を目指して仲間と共に修行し成長していくストーリーなのですが
そのお話の中で【口寄せの術】という忍術が登場します。
ナルトが使うと巨大なガマガエル(通称ガマオヤビン)を呼び出し一緒に戦ってくれるのですが、こいつがまぁ強い。
はい。
これです。
フロント流最終奥義・【口寄せの術】。
フロントは何を呼び出すんだって?
そらもう【独裁暴君理事長】ですよ。
あ、念のため申し上げておきますと、これはマンション管理士としての見解ではなく「フロントとしての仕事術」であって、健全な組合運営とかは二の次です。フロントさんも生活あるからまずは生き残ること考えないとね…
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さてさて、話を戻しまして。
「何が口寄せの術だ、ふざけやがって」
という声も聞こえてきそうですが、私は至って真面目です。
口寄せの術が使えると大抵の組合はコントロールできるようになります。
以前私のブログ記事で暴走するクレーマーへの対応についてお話しているのでこちらも併せて読んでいただきたいのですが。
マンションの中で「声が大きい人」っていますよね。
理事会にしょっちゅう意見書(質問書?)を出してくる。
総会で多くの質問(という名の追及)をしてくる。
管理会社に「お手紙」を出して回答を求めてくる。
こういう人がいたら、皆さんはどうしますか?
できるだけ理事(理事長)に就任しないよう遠ざけ、現行の役員に根回ししたり、輪番を弄って排除しますか?
いいですかみなさん、それは二流がやることです。
たとえ先輩がそうやっていても真似してはいけません。
じゃあどうするか。
褒めておだてて積極的に理事長のポストに押し込んでしまいましょう。
そして自分の【ガマオヤビン】として召喚して理事会も総会も全部ガマオヤビンに戦ってもらいましょう。
これがフロント流「口寄せの術」です。
では、どうやって暴君を口寄せするか?
この仕事やってお客さんを観察しているとわかりますが、クレーマー化する人ほどコミュニケーションが下手くそです。
話が長い、結論が出てこなくて延々と理屈の話をする、異常に数字が好き、何故か特定の案件だけに固執する、好戦的、歯に衣着せない等々…
いわゆる【変人】です。
ただ、言い方を変えれば「真面目」「一本気」「曲がったことが嫌い」「強メンタル」で、根は悪い人ではないことも多い。
敵に回すと厄介な人ということは、裏を返せば味方に付ければ実に心強い人でもあるということ。
こういう人たちを味方に付けるためにはどうするか。
【とにかく話を聞く】
そして
【聞き出したニーズを全力で叶える】
これです。
前の記事でお話しした、管理員さんとの関係作りと基本は変わりません。
但し、この手の「暴君」は往々にしてコミュニケーションがヘタなので、他人から避けられたりすることに敏感です。
絶対に腰を引かず、死に物狂いで喰らいついてください。
「こいつは俺のこと理解してるな」と思われるまでなんとしても喰らいつく。
最初は確かに莫大な労力がかかりますが、半年くらい本気でやれば意思疎通もできてきます。
その後の理事会・総会、あんまり大きな声では言えませんが時には【自分の会社】とも戦ってくれることを考えれば、見返りはあまりにも大きい。むしろこの術無しにフロント業をやるとかなりハードモードになります。
ちょっと怖いな…と思う相手こそ積極的に懐に飛び込むフロント流【口寄せの術】。
この業界で生き残るための最強の忍術、みなさんも是非挑戦してみてください!
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