目指せ国際映画祭3 (毎日投稿6日目)
映画監督の武内 剛です。
昨日のブログの続きになります。
アタクシの作品を海外の映画祭に応募する理由その2は、
ズバリ、海外の人にこそ観て欲しいんですよね。
今回のアタクシのドキュメンタリーは図らずも、"日本とカメルーンのハーフの男性が、生き別れた父をイタリアで探す”というめっちゃパーソナルな内容なんだけど、割と色んな社会的要素を含んだ作品になりました。
もちろん日本人だから、日本人のオーディエンスにもリーチしたいし、アタクシの作品を通じて問題提起や考えるきっかけ作りをしたいという思いもあります。でも、やっぱアタクシは人間が好きで、色んな国の人が何を考えて生きてるのかってとても興味がありますので、アタクシの作品を世界の人が観たときに、一体どういう反応や評価をするのだろうか!?って考えたら夜も寝れないくらいワクワクしちゃうんです。
「国境を超えても通じる普遍的な部分はあるのだろうか?」
「日本人以外にはピンとこない表現はどんな箇所だろう?」
「こんなシーンに食いつくなんて意外だ!」
驚きと興奮が絶対に沢山あるから、それを考えただけでいても立ってもいられなくなっちゃいます。可能性とチャンスがあるならば、日本人だけと楽しむよりも、世界中の人と楽しみを分かち合いたいです。アタクシは。
映画だけじゃなく色んなジャンルのコンテンツがそうなんですが、日本のオリジナル作品って、日本で超絶大ヒットしない限り、海を超える事って少ないなと思うんです。これには色んな理由があると思うんですが、それは言葉の壁の問題とか文化の壁とか、様々な事が障壁となってる場合もあれば、「そもそも制作サイドが海外に全く目を向けていない」っていうケースもありますよね。
個人的にはこの現状は、めちゃくちゃ勿体ないと思います。
絶対にニーズはあると思いますし、日本コンテンツのクオリティは他の国のモノと全く引けをとらないハズなのに、どうも国外に目を向ける人が少ないのか、ハナから諦めてしまっているのか。
日本がそんな事してる間、お隣さん、韓国のコンテンツはどんどん海を超えてメガヒットを生み出してます。
この状況を打開するのは一筋縄ではいかないと思いますが、アタクシの場合、N.Y.に留学していた事もあり、英語には抵抗がないので(あ、ネイティブじゃないっすよ)、バイリンガルの友人と一緒に我が作品に英語字幕を付け、世界の映画祭をひとまとめにした応募サイト、Film Freewayと睨めっこしながら海を越える算段を立てている真っ最中であります。
このFilm Freewayってプラットフォームサイトはマジで超絶便利で多少の英語力があれば無料で簡単に利用できますので、これに関してはまた追って説明できればと思います。
そんなワケで映画祭についての投稿はまだまだ続きそうです。
令和五年二月二日 武内剛
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?