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人生は一度きり 時間は有限 (毎日投稿3日目)


皆さん、こんにちは。映画監督の武内剛です
一昨日より、アタクシが初監督を手がけた自主映画、
「パドレプロジェクト」を世に出すまで毎日このnoteを書いてやろうと決めました。映画の内容はこちらを⬇︎

さて、毎日ブログ投稿3日目は何を書こうかなと思ったんですが、
一応この毎日投稿を始めた趣旨というのが、

新米監督の私のデビュー作が世に出るまで悪戦苦闘する様子を毎日発信し、少しでも日の目を浴びるきっかけになれば…っていうのと、大手事務所や映画業界のコネなしの低予算インディーズ映画が出世街道を爆進する道程を公開することで、才能はあるけどくすぶっているヤングマン達へ何かしらのヒントになれば…と思い毎日更新始めます!

というわけなので、今日は未来あるヤングマン達へ、アタクシからメッセージを一つだけ届けたいと思います。

そのメッセージというのは
「自分の夢や目標達成に必要な道具には金を惜しむな!」
です。

何か、どこぞの自己啓発本にも書いてありそうな格言なんですが、これは、自主映画の企画、資金集め、撮影、編集を終えたアタクシの心からの叫びです。

実はアタクシの映画「パドレプロジェクト」の編集作業は監督のアタクシ自身が自ら行いました。
撮影監督は成富さんという優秀なカメラマンにお願いしたので、その彼が撮ってくれた4K素材をあーでもないこーでもないと良いながら編集したワケです。

撮影前は、まさかアタクシ自らガッツリ編集する事になるとは思ってませんでしたが、長編のドキュメンタリーなのでプロの方に頼むと相当なお金がかかるというのと、作品のテーマがアタクシにとってデリケートで大事なモノだった為、撮った素材をある程度チェックし終わった時点で、
「よし。編集は俺がやろう!」と腹を括りました。

一応、8年ほど前からYOUTUBE動画の編集はやっていたので、編集作業自体に抵抗はなかったのですが(今回の映画の編集の事はまた別の機会に書こうと思います)、僕が愛用していたPCは2014年モデルのMac book proだったのです。

2014年当時最新で買ったものの、3年くらい前にガタがきて、買い替えを決意したんですが、「別にYouTubeの編集レベルなら安くて動けば良いや」と思って、もう一度全く同じモデルの2014年Mac Book proを買いました (中古だが状態は良く5万くらい)。

編集に使用していたソフトは、Final Cut pro Xで、これも2014年当時は誰もが使用していた編集ソフトです。

YouTubeの編集レベルなら問題はなかったのですが、4Kの長編映像を切ったり貼ったりする作業はデータ容量が大きすぎ負担がかかる為、僕のPCのスペックでは一瞬にして、画面がフリーズしてパソコンがぶっ壊れてしまいます(そもそも撮影素材が数十時間あるので、全部観るだけでも大変)

ここでアタマの良い人ならば容量がデカい4K映像の編集に耐えうる高スペックのPCを多少値は張りますが(30万ちょいくらい)購入するのでしょう。

しかしアタクシは高卒で、つい最近まで毎日うまい棒を食べ続けていた人間です。

そんなもの買ってたまるか、と。

30万も出してたまるか、と思ってしまったんです。

メイウェザーが聞いたら「Yo, bro! Time is money!」と怒られるでしょうね

そこで私が選択した方法は、4Kの画質を下げに下げ、データを最低まで落とした状態で編集する、という茨の道でした。

この状態で編集するとPCが動くことは動くんですが、まるで視力両目で0.1くらいの人が裸眼で見ている世界と言いますか、何やらぼんやりとした映像を見ながら作業を続けなければいけないのです(画質を落としてるの為)。

編集を始めて間もない頃は、それでも何とか作業を進められたんですが、80分近くある作品なので、プロジェクトに入れた素材を編集ボードに並べ取って変えてしている内に、段々とPCの動きがスローになってきます。

後半に差し掛かった頃には、遅さに磨きがかかるどころか、遅さがピッカピカに光り輝いてしまって、最初は30秒できていた動作が5分かかるようになってしまいました。

一つの動作より待ち時間の方が遥かに長いのでその時間を利用して、洗い物やらお洗濯やら床の拭き掃除やらできる程でした。

おかげで無駄に「忍耐力」という筋肉がバッキバキに付きました。(この筋肉だけは今後、何かの撮影中に起きる長時間待機などに活きてくるかもしれません)

どーにかこーにか低スペックPCで、粗編(ラフミックス)までは終わらせた段階で、映像制作会社勤務の友人数名と飲みに行き、この事を伝えたら、「お前は正気か!?」と、とても驚かれました。
この友人の一人は○HKの○ナザースカイなどを制作しているプロ中のプロの映像マンなんですが、そんな彼にとって僕のやっている事はテロ行為に等しい相当イカれた所業だったようです。

イカレ過ぎており、一周回って、彼は僕に畏敬の念を感じた様です。

「お前が仙人に見えてきた...」と言っておられました。

しかし、アタクシはふと我に帰りました。

「いかん。このままではこの血と汗と涙の詰まった作品が、素人のYouTubeレベルのクオリティで終わり、誰の目にも止まらないまま埋もれてしまう…」と。。。

「それはアカん!!!!!!!」

次の日、アタクシは最新のM1チップを搭載したMacBook Proを買うため(5分割ローンで)にApple Storeに走りました。
そして編集ソフトも Premire Proをサブスク購入しました。

新しいPCで快適な作業 @成富スタジオ

高スペのPCの実力は凄まじく、とにかく全てのスピードが速い!
4Kの映像でもサックサク編集できるんです。

アタクシの使ってた2014年のMacBookと最新のソレとでは、
金メダリスト🏃のボルトと杖をついた100歳のおじいちゃんが100m競争をするぐらいの差がありました。

初期のドラゴンボールで、亀仙人が、悟空とクリリンに何十キロもある甲羅を背負わせて、トレーニングをさせた後に、その甲羅を取ると、悟空達は知らぬ間に身体が鍛えられ空中を飛べるようになる、というシーンがありましたが、正にあんな感じでした。

「あ、編集てこーいうモノなんだ」と思いました。

もちろん画質に至っても、4K映像そのまま見ながら編集できるようになったので視力0.1から一気に5くらいまで上がってしまったような、ケントデリカットからのサンコンさんになってしまい、目眩がする程でした。

作業がラクで楽しくなったおかげで編集にも身が入り、実に良い作品が仕上がったと思います。

またブログが長くなってしまいましたが、今日の結論。

若人達よ!

時間はお金と同様に大切なモノです。

何を優先するべきかなんて、考える時間が無駄だ。

夢が叶えば、きっとあとから金なんて回収できる!

人生は一度きり。時間は有限です。

アタクシが今日書いた事を反面教師として生きてください。

ありがとう。

P.S. But、2014年Macに愛着はあるんで編集以外では使っとります👍

令和五年 一月三十日 武内剛

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