見出し画像

芸名じゃなくて"武内剛監督"で行きたい理由その2 (毎日投稿39日目)

こんばんは。映画監督の武内剛です。

アタクシの初監督作品「Padre」を世に出す為の毎日ブログになります。

昨日の続きになりますが、今回このドキュメンタリー映画を出すにあたって、監督であるアタクシの名前をどうするかという問題。

長年使ってる”ぶらっくさむらい"と言う芸名を使うメリットはいくつかあるのというのは昨日書いた通りですが、個人的にはアタクシの本名である、

[武内 剛監督]でいきたいのです。

理由の一つとして、まず、今回のドキュメンタリーはめちゃくちゃにガチな為、笑いの「わ」の字も出てきません(これはそういうフリではなく本当に)。

「実の父親に39年ぶりに会う為に旅に出る」っていうドキュメンタリーを、自分がいち観客として、チケット買って映画館に観にいく事を想像した場合、ただでさえ自分が監督 and 被写体も自分なので、これはもう中途半端な笑いは必要ないかなぁと思って、イタリア渡航前、日本でカメラを回し始めた時から、

「今回はもう完全に素でいこう!」

と。決めました。

従って、[ぶらっくさむらい監督]だと、芸人"ぶらっくさむらい"のイメージがどうしても強い為、そう言うノリを期待して観にきたお客さんが肩透かしをくらってしまう様な気がします。
ならば、もう最初から、芸名ではなく、本名の"武内剛"と押し出して、

「今回ばかりはマジでっせ」

と印象づけた方が良いかな、と思うんです。

そして日本に生きる武内 剛っていう人間をドキュメンタリー映画「Padre」を通して観て頂きたいというのがあります。

今回の映画でアタクシは自分の人生、喜怒哀楽春夏秋冬津々浦々ほぼ全てを曝け出しております。

こーいうのは、昔の日本の芸人の感覚だと、絶対にやってはいけない事だったようです。

破天荒芸人の代表格、江頭2:50さんも、今でこそYouTubeを始めて色々な素顔を出してますが、昔は皆本当に「江頭はアタマがイカれてる」と信じてたんじゃないでしょうか?

だから、ご本人も、それをよりリアルにすべく、ボランティアに行った経験などはひた隠しにしておりました。

「芸人が素を見せたが最後、笑えるモンも笑えんくなる!」

「最後までピエロを演じて死ぬのが芸人や!!」

という思想にアタクシも憧れを抱いてました。

私生活が謎めいた偉大なミュージシャン達の生き様に恋焦がれておりました。

しかし今回の「Padre」で、ピエロ武内はメイクを落として素顔を見せるだけに留まらず、スッポンポンになっちまいました。

今後はもうおそらく、
ピエロの仕事の依頼は来なくなるでしょう….。

ではナゼそんなタブーを犯してまで、自分のありのままを晒すのか!?

その答えは、、、、、!!!!

また明日以降のブログで!!!

Sorry! 良いところで次に引っ張るというテクニックを覚えました。

令和五年三月六日 武内剛

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?