俺が20年間、服を買い続けた結果「マネキン買い効率論」に辿り着いた話

俺はジャンプとマガジンは中学1年で卒業し、
メンズノンノやファインボーイズなどファッション雑誌を読むようになった。

20年間、身銭を切って服を買い続けてきたが、俺の行き着いた結論がある。
 1.男性ファッションは流行は追わないこと。
 2.費用対効果を追求すること。
 3.自分で選ばないこと

俺が行き着いた服の買い方「マネキン買い」

まず、金を用意してくれ。
春服/秋服だったら3万円くらいだ。

服屋を一つ決めてくれ。
手の届く価格帯で(無地シャツで5000円~8000円くらい)年代ターゲットが幅広い店が理想だ。品質が良く、デザインが尖っていない服屋だ。

ユナイテッド・アローズ系列、ナノユニバース、シップス系列、あたりがオススメだ。もちろん、自分の好みに合った服屋でも良い。ただし、
一つにだけに絞ってくれ。

次に、服屋のマネキンを指差して、店員さんに話しかけてくれ。
「この服のセットを試着したいんですが。」
もしくは、
「この服に合う組み合わせを選んでくれませんか?」

試着した後、サイズ感に問題なければ全部買ってくれ。

ただし、胸元からチラっと除くくらいの面積が小さいインナーとかはユニクロで代用すれば良いので購入しないこと。

重要なポイントは、やはりボトムスだろう。
服屋も会社だ。経営をかけた「コンセプト」「信念」がある。
全体で1つの完成品とした組み合わせがある。

このパーカーはA店で、このインナーはB店で、ボトムはユニクロで…
そう。自分で組み合わせようとするから失敗するんだ。

あなたの作るオリジナルカクテルはウマいかもしれないが、マズいかもしれない。友人や恋人でさえ、よほどマズくない限りマズいとは言わない。
なお、プロの作るカクテルは大抵ウマいし、的を得ている。
そりゃそうだ。彼らは毎日、自社他社問わずファッションに触れている。

必ず、ボトムまで含めた組み合わせで買って欲しい。
靴まで買うかは任せるが、ABCマートより2~3000円高いくらいだったら買っても良いと思う。ちなみに、買った服を着て靴屋に行き、「今日の服装に合う靴を探しているのですが…」と聞くのもアリだろう。

「えっ…俺の個性はどこにあんだよ!?」

まず、あなたが「芸術家」でないならば、ファッションで中途半端な個性を出すことは辞めたほうがいい。

俺は過去、ちょっとしたボーナスが入った時、デパートに行き色々な服屋の紙袋を引っさげたことがあった。当時好きだったポール・スミス、フレッドペリー、バーバリーブラックレーベル、ラコステ、どの服も格好いいし、俺の好みに見合った服を買った。

しかし、組み合わせでどこか違和感がある。
なぜなら、ラコステとフレッドペリーは同じ「テニス」というコンセプトがあるが、一方はフランスでゴルフウェアにも強く、一方はイギリスかつモッズ音楽の影響がある、打ち出すコンセプトや国のテイストが微妙にずれているのだ。

お気に入りのブランド、ショップを1つに絞り、浮気をしないこと。同じブランドならば、朝目覚めて手探りで適当に組み合わせてもそれなりに統一感が出てくる。
(面積の小さいインナーをユニクロで代用する作戦は、良いと思う。)

まずは幹を太くし、枝葉を徐々に適当なアイテムで広げていくと良い。

話は飛ぶが、ブランド柄を前面に押し出した(例えばヴィトンのモノグラム柄)バッグを持っているにも関わらず、ファストファッションだったり靴がクロックスだったりする人は何なんだろうか。滑稽だ。俺は理解に苦しむ。
どうせなら、ヴィトンの最先端トレンドを突っ走るデザインのジャケット、靴、ボトムまで揃えてほしい。更に言えば、オープンカーとかに乗っていて欲しい。

まるで吉祥寺の6畳ワンルーム家賃4万円のアパートにカッシーナの120万の3人がけソファが置いてあるような印象を受ける。
無印やIKEAで家具を統一した方が、よっぽどカッコいいと思う。

「高い服が良い」のでは無いことを、十分に理解願いたい。
「中心のコンセプトがブレていない」のが大事だ。

さて、いかがでしたでしょうか?

あなたのライフスタイルに合ったショップはどこだろうか?
これから「シャツ」「パーカー」「ジーンズ」などアイテム単位では無く、
「ブランドコンセプト」「国と文化」などショップの打ち出す「思想」というマクロな発想でファッションを捉えて欲しい。

最後まで読んでくれてありがとう。
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サポートが多ければ続編として「帽子」「靴」「カバン」などについても、俺の見解がシェアできるかと思う。

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