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行政の補助金制度のジレンマ ~助けるのか 妨げるのか?~

業界の闇というほどじゃないのですが、普通に思うのですが助成金の使う場所間違えてないですか?

例えば県産材の利用を促すために、『この住宅には何㎥の県産材を使えば補助金出しますよー!』と、どうして購入者に補助する必要があるんでしょうか。いや、もちろんそういう制度の中でお仕事をしてるので、お客様のご希望があれば喜んでさせていただきますが。

でも補助金などには”申請業務”がつきもので、我々のように少数精鋭で良いものを作りたいと思っている会社にとって、人手がとられるのはとってもネックになるんですよ。しかもその補助金って我々がもらうわけではないですからね。
もちろん少なからず申請費用もお施主様からいただきますが、補助金のメリットがなくなってしまうような金額設定はできないし、他社との足並みもあるし。

どうして行政によって業務の邪魔されなきゃいけないのか。なんて気持ちになってしまうのです。

行政が僕らの申請業務をお手伝いしてくれることもないし、窓口の人だいたい冷たいし、申請した書類を行政側でチェックする人件費も無駄なのでは…?なんて思ってみたり。
経済のことはよくわかりませんが、無駄な仕事を作ると経済が回るってすごくないですか。叩かれている政治家もみんな馬鹿なフリしてる〜って思ったら怖くなりました。笑

話がすごい逸れた。
県産材の話で言えば、例えばその予算を使って県が材木を仕入れて利益度外視で安く売ってくれれば、僕らは普通にそこから購入して、消費者も安く県産材が手に入るから何にも考えなくたって県産材の家できますよね。笑
これじゃダメですか??

県産木材の利用は、地産地消の効果により林・木材産業の活性化につながる

県産材利用も増えるし、我々もお施主様もなんの労力も必要ありません。行政の手間は増えるけど、それこそその予算使ってうまくやっちゃってくださいよ。行政のチェックが何度も返ってきて、補助金使って欲しいのか使って欲しくないのかどっちやねん!!!と。
日々の業務で疲れ切った日にプラスでそんな申請ばかり…さすがに泣きたくなります。

以上

何にも下調べもなしに思いつきで話しているので、尺度が間違っている可能性に満ちていますが、とりあえず話してみようと思いまして。県産材はコストだけでなく他にも向き合わなきゃいけない課題があるのは存じ上げております。

それと!これから当社で住宅を計画したいと思ってくださっている方へ。こんなこと書いてますが、気になさらないでくださいね。
当然使えるものは使いましょうというスタンスで生きてますので。