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いい加減、はじめます。

「なんでnoteやらないの?」

なんで? って言われても……。
なんででしょうか?
自分でもよくわかりません。

いきなり、そんなことを言われても。
じゃあ、なんですか、逆に聞きますけども、noteっていうのものは日本国民全員が、すべからくしているものなんですかと問いたい。


「なんで、noteやらないの?」


答えは明白。

「たまたま」ですよ。


僕だって、今まで何度か「noteやってみよう」と思ったことはあったけれど、特に差し当たってnoteで書く理由がなかったんだから仕方がない。


それに、今さらnoteを始めてみたところで、どうなるものでもないしとも思っていた。


僕は今まで、約9年間、他のブログサービスでずっと文章を書き続けてきた。
ブログを書き始めた当初は、特にテーマも何もなく、ただ思ったことや感じたことを、意味もなく、誰に向けてでもなく、無駄に文章を垂れ流していた。


それが良かったのか悪かったのかは、自分ではよくわからないが、ありがたいことに、割と早めに、良い反応をいただくことができた。


別に誰に向けてということもなかったのだが、反応があると面白いもので、ブログを書くモチベーションにもつながって、それからはもっとたくさんの文章を書くようになった。


それまで、人見知りで、他人に対して意見を言うようなタイプではなかった僕が、自分が言いたかったことを文章に綴っていくその過程がとても楽しかった。


その場では言えない。
言葉にできない。
適切な言葉が思いつかない。


そういうことが多かった僕が、一人で静かに自分の内面に深く潜っていくことで、自分の中にあった感覚に一つ一つ言葉を付けていくのが、この上ない喜びとなったのだ。


あれですね、人って、「やれ」って言われてもやらないけれど、一度でも「楽しい!」と感じてしまったら最後、それを自分で止めることはとてもむずかしいものですよね。


文章を書き始めてから、実に色んなことがあった。


会社も辞めたし。
組織というものにほとほと疲れ果てていた僕は、自分一人で仕事を始めてみたりもした。


その間に、新しく始めたことや、やめていったことはたくさんあるけれど、こうして、自分の中にある感覚に一つ一つ言葉を付けていく作業だけは、ずっと続けている。


僕の、そういう姿勢を見てくれていたからこその言葉かもしれないけれど、ある時、近しい人からこう言われたのだ。

「なんでnoteやらないの?」って。

そっかー。
noteかー。
やっぱりみんな、たしかにnoteやってるよなー。
でもほら、noteって、ちょっと違うじゃないですか。
なんていうかその、単純に文章が上手い人が多いですよね。
その中に入って、僕レベルの文章で通用するのかって言ったら、正直難しいんじゃないかと思うんですよ。
だからね……その……いつはね、いつかはnoteで書いてみたいなって気持ちはあるんですけどね、それはきっと今じゃないと思うんですよ……


そうやって僕は、noteで書き始めることをずっと先延ばしにしてきたところが正直ある。


だって、何書いていいかわからなかったんですよ。


それまでずっと書き続けきたブログはあるし、新しくnoteで書く理由が、
僕には見つけられなかったのです。


こんなことも言われたことがある。


「どちらかというとnote向きだよね」


そうなんですか?
僕の書く文章って、どちらかというとnote向きなんですか?
初めて知った。


そうか。
そうなのか。
note向きなのか。


じゃあ! ってことで、とりとめのない文章を、単なる思いつきと勢いだけでnoteに書いてみることにした。


だって、具体的に「こういうことを書こう」っていうものが全くない状態で書いてるんだから、この文章がどこに着地点を見出すのかが全くわかっていない状態で書いているのである。


きっと、きっかけが欲しかったんだと思う。


noteで文章を書いてみたいという気持ちはあった。
そして、どちらかというとnote向きの文章だとも言われていた。
でも、だからといって、何を書いていいのか自分では全くわかっていなかった。
だから、書く準備までは整っていたにも関わらず、約2年以上もの間、放置し続け、今こうしてやっとのことでnoteに書いてみようと思うに至ったのである。


そんなわけで、いい加減、noteをはじめてみます。


やるやる詐欺状態だったnoteを、これからはコンスタントに書いていこうと思っているので、もし良かったら、今後もお付き合いいただけると、とても嬉しく思います。


何者でもない物書き 上田光俊でした。


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