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Blackmagic Creator’s Portfolio Vol.3 Yuka Ohishi

Introduction

こちらのシリーズではBlackmagicと、非常に関係性の深い素敵なクリエイターの皆様についてご紹介いたします。

そして記念すべき第三回目は、デジタルクリエイターの大石結花さんにお話を伺いました。


Profile 

Yukaさんはニューヨークを拠点に、最新のガジェット紹介やアメリカのライフスタイルを映したVlogなど様々なコンテンツを発信していらっしゃいます。YouTubeのチャンネル登録者数は既に10万人を超え、幅広い世代からの支持を集めるクリエイターです。YouTube以外にも、Discordを活用し、ファンとの密接な交流が可能なコミュニティも話題です。今回は益々注目を集めるYukaさんにスポットライトを当てました。


ー 早速ですが、簡単な自己紹介をお願いします

大石結花です。今ニューヨークのブルックリンに住んでいます。YouTubeではソフトウェアやハードウェアを含め、主にテック関係について話しています。私のチャンネルがきっかけで、「誰でも簡単にクリエイティブなものが生み出せるムーブメント」へ繋がるよう日々情報発信をしています。

ー YouTubeを始めたきっかけを教えてください

元々発信することが好きでブログを更新していました。写真にも興味があったのですが、動画は今まで挑戦したことがなかったんです。でも実際に
YouTubeを始めてみると、私の好きな事が綺麗に重なりました。

ー YouTuberとして活動してから起こったポジティブな体験はありますか?

いっぱいありますね(笑)。YouTuberになってから、自分が好きなプロダクト、企業さんと直接お仕事ができるようになりました。その企業のファンとして、色々な情報をいち早く知れるのはすごく嬉しいですね。そして、私が発信した情報をもとに(視聴者さんが)アクションをしてくれることです。例えば、私の動画を見て実際に商品を買ってくれたり、チュートリアルを見た視聴者さんから「私もYukaさんの動画をマネしてやってみました!」という声が届くと、とても嬉しくなりますね。

ー 逆に挫折した経験はあったりするのでしょうか?

辞めたいと思うほど嫌なことはなかったのですが、私のチャンネルにネガティブなコメントが届くことはあります。ただ、いちいち落ち込んでしまうのは自分が損するだけなので、変なコメントが来ても消して終わりですね。ここ一年くらいでチームを作ったので、誰かと一緒に作業するようになり、より安心して活動できるようになりました。もし嫌な体験があっても、隣で共感してくれる仲間がいるのですごく心強いです。

ー ファンの方とのエンゲージメントや繋がりを大切にされている印象がありますが、秘訣はありますか?

特に決まったルールはありませんが、ファンの方との繋がりが増えるよう様々な工夫をしています。例えば、Discordではファンの方が、私と直接コミュニケーションがとれるようなコミュニティを運営しています。そのコミュニティでは月に一回のペースで集まり「今月やったこと」をお互い自由に発表し、モチベーションを上げるような場もあります。Instagramでは、毎回DMを下さるファンの方へきちんとお返事するよう心がけています。いつもコメントやメッセージを下さる方は覚えていますよ!みなさんとは友達のような感覚でやりとりしているので、YouTubeを始めてから友達が増えたと思います。YouTuberの友達も増えましたね。テック系のYouTuberはお互いにリスペクトがあり、とても優しい人ばかりで、みんなすごく仲良しです!

ー 現在弊社製品をたくさん活用されていますが、改めて現在の撮影から編集までの流れを教えて下さい

いつもカメラはBMPCC6Kを使用しています。撮影の際は、BMPCC6K
をHDMIケーブルで繋ぎ、ATEM Mini Pro ISOのカメラ1に入力しています。SSDも直接ATEM Mini Pro ISOへ接続し素材を収録します。SSDに収録した素材は一度Macへ取り込み、Dropboxへアップロードしています。そして、DaVinci Resolveでプロジェクトファイルを作り、作成したプロジェクトファイルをBlackmagic Cloudで共有しています。こうすると、チーム全体で快適な共同編集ができるようになるんです。

ー Blackmagic Cloudを導入されてからワークフローに変化はありましたか?

Blackmagic Cloudを導入してから、今まで存在していた「面倒臭さ」が解消されました。素材はDropbox、プロジェクトファイルはBlackmagic Cloudに置けるので、今まで何往復もしていた「素材やファイルの共有」がスムーズになり、とにかく生産性が上がったと感じています。そして確認作業がすごく楽になりました。以前は動画をチェックしたときに「やり直すのは面倒だからいいや」と、少し気になる部分があっても妥協する事があったんです。それが今はちょっとした細かい作業をクラウドでパパッと済ませるようになったので、気になった部分もスキップせずにきちんと編集できるようになりました。コラボレーション自体のハードルが下がった事で、映像自体のクオリティが上がったと感じています。

ー Yukaさんから見てBlackmagic Cloudはどのような方にオススメですか?

Blackmagic Cloudは、「誰かと同じ作業する時」に本領を発揮するツールだと思うので、まずチームで作業される方へオススメしたいです。例えば、メンバー同士が電話で話しながら、同じプロジェクトを同時に開いて作業を行うような場合です。またDaVinci Resolveで「編集を教える機会がある方」にもオススメですね。リアルタイムで「カラーグレーディングのやり方」を教える場合、Blackmagic Cloudを使えば、同じプロジェクトを一緒に見る事ができます。自分が行った作業は、リアルタイムでタイムラインに反映されるので、教える側も楽ですし、教わる側もスムーズに理解できると思います。そして、一人で編集されている方でも、別のデバイスからアクセスすることができますし、今後チームへ移行する際にも便利かもしれません。動画をつくる時、今まで撮影から編集まで全て一人で完結していた方が、これからチームでの共同編集へ挑戦できる良いきっかけに繋がると思います。

ー これから動画制作や配信を始める方へアドバイスはありますか?

「挑戦したい」と思った瞬間からすぐに始めて欲しいです。「いつか準備ができたら始めよう」と思っていると、結局一生挑戦しないまま終わってしまうので、「まだ準備が整っていないけど、とりあえずやってみよう」というマインドで是非思いっきり飛び込んで欲しいです!始めてみて「やっぱり違った」でもいいと思うんです。それも学びの一つで、合わなかったら違う事に挑戦すればいいと思います。いつも「一番良い時は今日」だと思って、少しでも気になる事があれば、なんでも入り込んでみると色んな景色が見えてくると思いますよ。

ー 先日YouTube登録者数10万人を達成されましたが、ここに辿り着くまで、YouTube上でトレンドの変化があったと思います。Yukaさんから見てYouTubeは、今後どのように変化していくと思いますか?

先日弊社スタジオまでお越し下さったYukaさん

今後YouTubeは、どんどん細分化されていくと思っています。縦型の短い動画が好きな人もいれば、反対に横向きの長い動画の方が好きな人もいるように、私たち一人一人の好みが多様なので、それに合わせて細かく分かれていくのではないかと考えています。世の中の流れにアンテナを張ることは大切ですが、全てのニーズや変わり続けるトレンドに惑わされる必要はないと思います。コンテンツの内容によって「何がフォーマットとして合うか」は異なるので「自分が好きなこと」×「再生回数」×「視聴者の反応」が上手くハマるように探し続け、私たちクリエイター自身も柔軟に変化していく事が大切だと思います。そして、時には普段とは違う形で積極的に実験していくのも必要だと思うんです。視聴者さんと向き合う事もとても大切だと思います。一人一人と向き合うと、いつも新しい気づきがたくさんあり、次の動画のアイデアに繋がったりしますからね。



関連情報

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