スウェーデン人夫と姑と過ごすちょっと気まずいけど素敵なクリスマス
前置き
12月半ばにスウェーデンに来て、はや1週間。
息つく暇もなく、クリスマスがやってきました。
日本では恋人たちのクリスマスというように恋人と過ごすことが多いですが、スウェーデンではクリスマスは基本家族と過ごす日。
よって、私たちも例に漏れず、夫のお母様(お父様は数年前他界)と一緒にクリスマスをお祝いしました。
通常であれば義姉家族も集まるのですが、今年はロンドンでクリスマスを過ごすようで、スウェーデンにいるお母様と私たち夫婦の3人だけになりました。
スウェーデン語を話せない私にとっては正直グッドニュースでした(・_・;
義姉家族も集まると私以外のみんながスウェーデン語で会話をするので全くついていけず、ただニコニコして時間を過ごすという地獄が待っているので……笑
というわけで私たち3人のクリスマスの様子と私の心境をお届けします♪
お母様お手製☆スウェーデンのクリスマス料理
クリスマス料理は、夫のお母様がひとりで全部作ってくれました。
ちょっと写真は見にくいですが、奥のパンの右下にあるのが、私の大好きなJansson’s temptationというポテトとアンチョビのグラタン。
そしてこれも大好きケール(Kale)のクリーム煮。
(写真ではグラタンの下にある深い入れ物に入っているので中が見えないのですが、、、)
その他にもハムやソーセージ、サーモン、ミートボールなどなどスウェーデンらしい料理が揃っていました。
入国後、引越しやらでバタバタしていて、私たちは何も準備が手伝えず、申し訳なさでいっぱいでしたが、温かい雰囲気で迎えてくれました(´;ω;`)
どの料理も本当においしくて、これぞスウェーデン料理!という感じで、将来スウェーデンに住まなかったとしても、スウェーデンのこういった素敵な料理は引き続き作っていきたいと改めて思いました。
英語で頑張るけどなかなかうまくいかない会話
ここからが本日の本題です。
夫のお母様は昔英語の教師をしていたこともあり、年配の方には珍しく、英語をある程度話すことができます。
私は全くスウェーデン語がわからないので、英語で会話ができるのは本当に助かっています。
ただ、お母様が教師をしていたのはもう10年以上も前の話。
今はおそらく私以外とは英語で会話をする機会はないと思います。
なので、英語で会話をするのは、できるのはできるけれど、言いたいことがすべて言えるわけではなく、スムーズなキャッチボールをすることは簡単ではない、という雰囲気ではあります。
私がいるから意識的にがんばって英語を使ってくれますが、どうしてもすぐにスウェーデン語に切り替えて夫のほうばかりと会話してしまいます。
夫とお母様がスウェーデン語で会話している時間は、ただご飯に集中して、夫があとから英語でかいつまんで説明してくれます。
正直私が蚊帳の外になることは構わないのですが、夫はお母さんに英語で話をしてもらいたいようで、お母さんがスウェーデン語で話しかけても意地でも英語で返答する、という場面もよくあります。
結局いつもあきらめてスウェーデン語で返答していますが、毎回私に気を遣って、英語であとから説明しなければいけないのもきっと大変だと思います。
私がスウェーデン語が少しでもわかれば解決する話なのですが、なんせその気がこれっぽっちもないのでそこは私の責任です。
さて、夫がいて三人でいる時間は上記のとおりなんとか耐えているのですが、問題は、夫がトイレなどで席をはずして、私とお母さんの二人きりになったときです。
この二人の空間にどうしても慣れなくて、いつもその場から逃げたい気持ちになってしまいます。
二人きりのときは英語で会話をしなければなりませんので、お互いなんとか話題を見つけて、気まずすぎないように努めます(笑)
私は私で英語はある程度話せますが、日本語と同レベル・同じノリで話せるわけではありません。
なので、どちらかが質問を投げかけて、もう一方が答える。
ここで会話が止まってしまうのです…
もとより、お母さんは御年80歳。28の私と何を話してよいかお互いよくわからないのです(*_*;
日本人同士だったとしても簡単ではないはず、ですよね。。。
そんなこんなで食事を済ませ、ソファに移動して、のんびりタイムへ。
食事を終えてもまだ緊張する会話
スウェーデン人は、クリスマスにテレビでディズニー番組(いろんなディズニー映画の一部が連続で放映されている)をみんなで見るのがお決まりのようです。
シンデレラやドナルドダック、ミッキーマウスやわんわん物語などいろいろなディズニーが流れていました。
まあ当然スウェーデン語なので何を言っているのかは私にはわからないのですが(~_~;)
雰囲気で楽しみました(笑)
夫はトイレが近めなので、よくトイレで席を離れます。
この時間も二度ほどいなくなりました。
数秒もいなくならないでーーーーーーーと毎回心の中で祈っていますが、毎回叶うことはありません。
夫が席を離れた途端、私は「気まずいよーーー何か話さなきゃ!!!」という思いに駆られ、必死に質問を考えます。
自然にふるまって、自然に感じたことを口にしたらよいと頭ではわかっているのですが、どうしても顔がこわばって、不自然になってしまっていると自覚しています。
どうにかならないでしょうか、この気まずい時間。
別に夫のお母さんのことが嫌い・苦手というわけではありません。
ただ、お互いのつたない英語だけだとなかなかお互いをわかりあうことが難しく、また会話も思うように盛り上がらないので、距離が縮まらない。その結果、だんだん二人で会話をするのも億劫になってきた、という感じです。
これからも付き合いは続いていくわけですし、早いとこ手を打たねば、、、
私の口数が少なくなっている結果、少し失礼な?気の利かない?嫁に映っているのではないかと思っています。
料理は全部お母さんが作ってくれたのでせめて洗い物だけでもしたほうがいいかなと思いましたが、洗いましょうか?の一言が言い出せず、結果何もできませんでした。
お皿を運んだり、ラップしたりはかろうじて手伝いましたが、勝手に洗い始めるのは失礼なのかなとか、断られたらどうしようとか無駄なことを考えている間にお母さんが洗い始めていました。
これに関しては勇気の出なかった私が悪かったので、次回はもう少し勇気をもって聞いてみようと思います。
おわりに
今この記事を書いているだけで、鮮明に昨日の記憶が蘇り、むずむずした気分になりました。
母語以外で交流を広げていくのは特に慣れるまでは骨が折れることだと思います。
せっかくの出会いですし、よくお世話をしてくださるのは本当に感謝しているので、少しでも距離が縮まるよう、気楽に、一生懸命頑張りたいです!