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困難から逃げる人、逃げない人

人は時々困難にぶつかると、それを避けて通ろうとします。

これは誰でもそうです。
私の昔話ですが、郵政を辞めて生命保険の仕事をしていた頃、ジブラルタ生命という外資系の保険会社でした。
こうした外資系の保険会社では、ある期間までは補給金という名目でコミッション+αがあるのですが、目標を達成できないと当然のことながら減額されてしまいます。
そこで生活が立ちいかなくなって、休みの日などにアルバイトをすることになりました。

当時は、それほど技術者としての力もなかったので、いわゆる日雇い派遣の仕事を時々していました。夜の10:00から朝の6時まで夜間の食品工場で食品製造とか、早朝から引っ越しなどに際して、建物の養生をするためのいわゆる雑役夫をしたり、それはそれは口では一言で言えないほど色々な仕事を経験しました。

正直、それまであった、小さな自分のプライドなんて端から叩き潰されてしまいます。
そして、自分はここから這い上がれないのではないかと思ってしまうものなんです。
そこで、諦めてしまえば多分私はそこから這い上がれなかったろうと思います。

先日、ある方とお話をしていたのですが、すごい閉塞感を感じている人でした。
出来ない理由をまず最初に並べてしまう。

正直ちょっとイラッと来たのですが、気を取り直して、「あなたの得意分野は何ですか?」と聞くことにしました。

そこで、アドバイスをしたのですが、困難という壁にぶつかった時に「逃げ道を探す」人はまた同じような困難にすぐ当たってしまい、また同じように「逃げ道を探す」ことになります。
反面、困難を乗り越えようと方策を考える人は、気が付くと別の困難も難なく乗り越えて気が付くと更に高みに登っていることに気づきます。と言ったお話をさせていただきました。

これは、単純に受け売りの言葉ではなく、自分自身が経験してきたことです。そうして、自分で自分の課題を乗り越えてきたことを言葉にしたものです、もちろんまだ解決できていない問題や、自分が目標としているゴールははるかに遠いんですけれどね。

でも、少しづつそうしたポジションに近づきつつある。 

みなさん、「困難という壁」に出会ったら、ちょっとだけ後ろに下がって乗り越えやすい壁を探して一気に乗り越えてみませんか?
困難を逃げるのも人生ですが、それを乗り越えるほうがもっと高みに登れます。

理想論ではなく、今自分がリアルにそれを感じていますから。壁にぶつかっていると思ったら、出来ない理由を考える前に少し下がって考えて乗り越えられそうな低い壁を探してそこからのり越えてくださいね。

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