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熟した色、青い色・・・どちらも大事

今日も思うことを思うままに書かせていただこうと思います。

若いことを青春と言い、未熟な考え方を青いという。

ここで言う「青い」というのは未熟を指すわけで、「青い」の対義語として「熟す」という字を充てることがあります。

おおよそ、「柿の実」が熟す様子を見て、そのような言い方をしたのかも知れませんね。

若い人を指して、青年、年齢を重ねた人を熟年なんて良い言い方をしますので。

もしかしたら、人生を春夏秋冬の中で見いだしていたのかも知れません。

生まれたばかりの子供は、何もできないわけですから。冬の状態なのでしょうか。

やがて学齢を越えて12歳頃からを「思春期」などと言うことで、「春」という漢字を充てるようになります。

「春」・・・どことなく華やかな雰囲気があります。もちろん、春の対義的な意味では「枯」という字が充てられるわけで。木が古くなるで「枯れる」

なんとも漢字の成り立ちはこうして考えてみると本当によく考えられていると思います。

さて、18歳から30歳場合によっては40歳くらいまでを一般に青年という言い方をしますが。

もちろん、若くしても老成している、熟慮できる人もいるのですが、相対的に若い頃は「思慮が浅い場合もあって、そうした人を指して、熟年者は「青い」と言って見下したりします。

しかし、ここで大事なことは、青いからダメなのか青さ故に荒削りな尖った状態なので使いにくいのか・・・その辺を見極めてあげるのがむしろ熟年者の役割だと考える訳ですね。

石なども上流では比較的、大きくてゴツゴツした多い岩がある反面、流されて行く内に角が取れて、下流に辿り着く頃には角の取れた丸い石になっているように、若い人の考え方はダメだとか最初から、否定から入るのではなく、若い人に考えを受け入れて、その上で目立つ尖った部分を修正することをしていく。

そうしたことが、熟年者の与えられた役割ではないかと思うわけですね。

若いからダメなのではなく、若いからコソの荒削りを磨くことが熟年者の務めではないでしょうか

オーナー社長に見られるのは、自分が作った会社だからといって、何時までも自分の方法に固執する、その結果固執したために、時代遅れになってしまって会社としての業績が上がらなくなる場合が多々見られます。

もちろん、今までの経験を踏まえた上で、新しい技術なりにチャレンジしていくのであれば良いのですが、そうでない場合は少しだけ後ろに引いて、若い人の意見に耳を傾けると言うことも大事かなぁと思ってしまいます。

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