プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『フレッシュプリキュア!』―昭和ヒーロー化していくプリキュア
09年『フレッシュプリキュア!』
東せつな=イース=キュアパッションの仮面ライダー感。
そして、シフォンのイワン感。
23話「イースの最期! キュアパッション誕生!!」
パッション、もうすぐ登場のインサート、ちょっと早いような? リアタイ観てた子供たちはやきもきしただろうなぁ。
敵組織の標的が町の人々になったのもあって、プリキュアたちが世間に知られる存在にもなって、双方に大義の中での葛藤が描かれるようになって。
アクションも香港アクション的な細かい手数の立ち回りは減って、ヒーロー然としたパンチ・キック、セーラームーン的なロッドを使っての決め技と、プリキュア以前のヒーロー・ヒロインに戻った感じ。
その上でのピーチとイースの拳での語らい……。
プリキュアとしては色々と新機軸が打ち出されてるようでいて、なんだかんだ、昭和臭い……。
ともすると、重くなりそうな作風でありながら、
月野うさぎ、夢原のぞみを引き継ぐ(もしくは越えてる?)桃園ラブのキャラクターがそれを打ち消して、プリキュアとしての中空感が保たれてもいる。改めて、月野うさぎ型の存在感たるやいなや。
と思いきや、39話「ケンカは禁止? 沖縄修学旅行!!」での砂煙の中を歩いてくるピーチ。SNS上で「漢」と評される桃園ラブを象徴するシーンのひとつ。
戦隊でいうところのナベカツ演出。
(『フレッシュ』全体に一貫している演出ともいえる?)
31話「ラブと大輔! 仲直りのしかた!」
’80年代の戦隊に必ずあった野球対決回。
37話「シフォンを守れ! プリキュアの新しい力!!」
ゴレンジャーボールからの、ジャッカーコバック(!?)
33話「美希とせつなのこわいもの!」
仲良しグループでもこの子とこの子の組み合わせがあんまりなくて、会話が続かない……。
ちゃんとリアルな人間関係も入ってくるのが、先代からの引継ぎ要素。
#プリキュア #フレッシュプリキュア #仮面ライダー #サイボーグ009 #イワン #セーラームーン #月野うさぎ #スーパー戦隊 #渡辺勝也 #ゴレンジャー #ジャッカー電撃隊
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