黒白 プリキュア他諸々

プリキュアシリーズにハマってしまった、1988年9月生・長野県飯田市出身。 プリキュア…

黒白 プリキュア他諸々

プリキュアシリーズにハマってしまった、1988年9月生・長野県飯田市出身。 プリキュアを中心に、諸々好きな作品についての投稿をしていこうと思っています。 月・水・金・日の投稿予定。

最近の記事

  • 固定された記事

プリキュアシリーズにハマった、もうひとつのきっかけ 『山田玲司のヤングサンデー』~セーラームーンシリーズ

プリキュア、おもしろ!! バキバキの格闘アニメじゃん!! 『山田玲司のヤングサンデー』 切り抜き動画がオススメにたまたま挙がっていたのを観て、ちゃらい喋り方のオジサンがなんか言ってるなぁ、と思って聞いてみれば、作品の社会史、元型論・構造論とか、色々と深い話が聞けて。動画を漁っていくうちに、チャンネル登録は無論、有料会員登録までしてしまって。 その中に、セーラームーンシリーズの解説があって。 山田先生の批評の語り口そのものが面白いこともあって、扱った作品を観るということは、あ

    • 有栖川ひまり=キュアカスタード 『キラキラ☆プリキュアアラモード

      好きな話になると饒舌になるが、興味ない話には乗れない、ついてけない。 ゆえに、クラスでのコミュニケーションに合わせることができず、ポツンとしてしまう。 一人でポツンとしている描写があったキャラとしては、『5』のうらら、『はぐプリ』のほまれ、『トロプリ』のみのり・あすか、『デパプリ』のここね、『わんぷり』のまゆ、が挙げられる。 芸能活動の忙しさや、部活での悩み、黙々としている性格であるなど、いずれも何らかの事由からの孤立だったりする。 ひまりの場合、好きなことは自分からでも

      • 身体と記号化

        最近、プリキュアにハマってる。 おじさんだからこそ観られるのかもしれない(?) 最近、思っているのが、女児向け作品、特にプリキュアシリーズが、「東映」テレビシリーズにおける王道的「ヒーロー」が引き継がれている、のではないかということ。 『山田玲司のヤングサンデー』では、日本の「ヒーロー」ものの原点は、石ノ森作品と定義している。 無論、デザイン・文芸面において重要な要素ではあるとは思うが、『仮面ライダー』をはじめとする、諸々の「ヒーロー」ものの、そもそもの多くの企画の発起は

        • 坂上あゆみ=キュアエコー 『映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』

          ”誰でもプリキュア” を提示した最初(?)のキュア。 ’12年『映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』で登場する、劇場版オリジナルプリキュア。 坂上あゆみは、どこかから転校してきた中学生。どこの出身かはわからない。引っ込み思案で、転校当初はクラスに馴染めずにいた。 星空みゆき(’12年『スマプリ』)と対称的に描かれたキャラクターともいえる。 『5』以降、プリキュアは世間に認知される存在となり、今作の世界観において ”憧れ” の対象として位置づけ

        • 固定された記事

        プリキュアシリーズにハマった、もうひとつのきっかけ 『山田玲司のヤングサンデー』~セーラームーンシリーズ

          菓彩あまね=キュアフィナーレ 『デリシャスパーティ♡プリキュア』

          プリキュアシリーズ史上唯一、”正義” を掲げたプリキュア。 それは諸刃の剣であることも表現している。 『フレプリ』『スイプリ』『Goプリ』において、敵から味方にかつプリキュアとして加入する ”光堕ちキュア” なるキャラクターが登場する。いずれも異世界の住人。 『デパプリ』においては、主人公らと同一世界の、同じ中学校の先輩で生徒会長が ”光堕ちキュア” として登場する。 真面目で文武両道で学校の ”華” が、両義的なポジションを担っている点でも、シリーズ史上唯一である。 主

          菓彩あまね=キュアフィナーレ 『デリシャスパーティ♡プリキュア』

          花寺のどか=キュアグレース 『ヒーリングっど♥プリキュア』

          42話「のどかの選択!守らなきゃいけないもの」において、白熱教室を開講したプリキュア。 自我を持つものすべてが救いの対象なのか、ヒーロー・ヒロイン作品全てに通ずる。擬人化・比喩表現を整理した上で従来作品を見直すとまた観方が変わるかも(?) 『ヒープリ』での敵キャラクターは、病原体をモチーフとしている。菌なのか、ウイルスなのかはわからない。いずれにせよ、アニメーションにおいては、生物として考えてもいいのだろう。アニミズムゆえに。 その中の一人、ダルイゼンは、のどかに寄生した

          花寺のどか=キュアグレース 『ヒーリングっど♥プリキュア』

          映画クレヨンしんちゃんシリーズ

          映画の『クレヨンしんちゃん』。 文芸面、演出面、軍事や時代物の考証などが抜きん出ている、らしい。 テレビシリーズとは雰囲気が違うことは何となく知っていた、つもりでいたが、スルーしてきてしまっていた。 ”アクション映画のようなアクションシーン” をアニメーションで表現していく試みも、『クレヨンしんちゃん』が先駆けてる? プリキュアシリーズをアクションの側面から語る上において、『クレヨンしんちゃん』のシリーズも押さえておかなくてはならないかもしれない。 #クレヨンしんちゃん

          映画クレヨンしんちゃんシリーズ

          月影ゆり=キュアムーンライト 『ハートキャッチプリキュア!』

          プリキュアシリーズ史上、唯一の英雄。 とはいっても、帰る所はちゃんとある。 相棒の喪失、DNA上では双子ともいえる存在との熾烈な戦い、父との確執を経ての再会・死別……。 出演作品を30分ほど間違えたかのような過酷な命運をたどる月影ゆりのストーリーライン。 それでも帰る所がちゃんとあるのは、つぼみ・えりかたちに引っ張られたから、ってだけじゃない。 8話「カリスマモデルのため息! って、なぜですか?」 芸能活動でクラスの輪を作れずにいる、同級生の来海ももこに、授業ノートを渡

          月影ゆり=キュアムーンライト 『ハートキャッチプリキュア!』

          四葉アリス=キュアロゼッタ 『ドキドキ!プリキュア』

          全員優秀、相田マナの義侠に引っ張られ、ヒロイズム全開なプリキュアを打ち出した『ドキドキ!プリキュア』。 四葉ありす=キュアロゼッタは、その極限ともいえるではないだろうか? 登場時から「力とは何ぞや?」の問題を抱えていて、その自制のために当初はプリキュアになることを躊躇ったりと、ブルース・リー先生かと見紛えてしまいそうなくらい(?)なキャラ設定。 ブルース・リー先生も、比較的、恵まれた境遇に生まれており、様々な学問・武術・芸能に触れ得る機会もあって、才能を開花させることが

          四葉アリス=キュアロゼッタ 『ドキドキ!プリキュア』

          滝沢あすか=キュアフラミンゴ 『トロピカル~ジュ!プリキュア』

          木野まこと=セーラージュピター!! なんてことを連想してしまうのは、初登場時のシチュエーションが、’90年代『セーラームーン』と全く同じだから。 加えて、義に厚く、腕っぷし強くて、料理上手……。 ここまで被ってたら、合わせにいってるとしか……? ”気は優しくて、力持ち” キャラの定型フォーマット? と考えたくなるくらい、現代作品において欠かせないキャラクターの典型ともいえるのが、滝沢あすか=キュアフラミンゴ。 『トロピカル~ジュ!プリキュア』に登場。 定型キャラがいるこ

          滝沢あすか=キュアフラミンゴ 『トロピカル~ジュ!プリキュア』

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―とりあえず、月野うさぎ・夢原のぞみ・野々はなから考えてみる

          ある中年が、プリキュアシリーズにハマってしまった。 ふと、セーラームーンシリーズを見返してみたくなってしまって、それが面白かったのをきっかけに、『レイアース』や『ウェディングピーチ』なども観たりして、プリキュアシリーズも『ひろプリ』から観るようになって、初代から順に観てみたら……。 本記事では、ある中年を突き動かしたプリキュアシリーズについて、とりあえず、月野うさぎ・夢原のぞみ・野々はなを基点に考えてみる。 ”魔法少女” × ”戦隊”=セーラームーンシリーズであることは、制

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―とりあえず、月野うさぎ・夢原のぞみ・野々はなから考えてみる

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『デリシャスパーティ♡プリキュア』―”ヒーロー” ”正義” の明文化、『ひろプリ』への布石

          22年『デリシャスパーティ♡プリキュア』 猪突猛進系のセンターが続くのは、コロナ関連の「自粛警察」へのカウンター? 『ひろプリ』のヒロイズムに繋がっていってるような? 1話「ごはんは笑顔♡変身! キュアプレシャス」 和実ゆい=キュアプレシャス、北条響、相田マナに連なるスポーツ万能で侠気溢れるキャラ。 昭和ヒーローの熱血漢センターが『ひろプリ』にも繋がってる。 ローズマリーのデリシャスフィールド=スピルバンのバイパススリップ? 『時空戦士スピルバン』 1話「ペアでドッキリ!コ

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『デリシャスパーティ♡プリキュア』―”ヒーロー” ”正義” の明文化、『ひろプリ』への布石

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『トロピカル〜ジュ!プリキュア』―復活! ’90年代セーラームーン

          21年『トロピカル〜ジュ!プリキュア』 別名つけるなら、ニライカナイ・プリキュア? スラップスティック・プリキュア? はみ出し者たちの集まりって、意外とシリーズ初? (さんごは引っ込み思案だけど) 意外と『セーラームーン』との比較がしやすい? 5話「先輩参上!燃えろ!キュアフラミンゴ!」 そのまんま木野まこと=滝沢あすか=キュアフラミンゴ。 ”コロナ自粛による孤立からの回復” とのリンク(?)が、奇しくも’90年代『セーラームーン』の5人の関係性とリンクしてくるなんて……

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『トロピカル〜ジュ!プリキュア』―復活! ’90年代セーラームーン

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『ヒーリングっど♥プリキュア』―時代とリンクしてしまった、ヒロイズムを再考するプリキュア

          20年『ヒーリングっど♥プリキュア』 PK・XMAを使いこなす闘う救急隊(?) ゴーゴーファイブ、レスキューポリスの再来? 10話「緊急お手当て!メガビョーゲンがいっぱい!?」 11話「力を一つに!ミラクルヒーリング!」 序盤パワーアップ回。奇しくも時代とドンピシャにリンクしてしまうとは……。 28話「苦しみの再来!? ダルイゼン、あなたは」 グレースはエグゼイドだった!? 『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライ

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『ヒーリングっど♥プリキュア』―時代とリンクしてしまった、ヒロイズムを再考するプリキュア

          ジェット・リー

          『マトリックス』、『ふたりはプリキュア』、『仮面ライダーウィザード』、『Go!プリンセスプリキュア』etc… 影響を与えた作品は数知れず(上記しか思い出せなかったけど)。 長拳をベースとした、全身を大きくしなやかに動かし、精確で華麗に魅せるアクションは、 ”カンフーアクション” のステレオタイプを形成しているといえる。ジャッキーの酔拳や象形拳に並ぶ、もしくはそれ以上かもしれない。 斜に直立し右手を差し出したり、両腕を斜めに伸ばして体勢を低く構えたら、「ジェット・リーだ」な

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『スター☆トゥインクルプリキュア』―『仮面ライダーゼロワン』と同期、新時代へ旅立つプリキュア

          19年『スター☆トゥインクルプリキュア』 内省経ての王道。シンプルに痛快! 主人公が元々は ”仲間” ”チーム” が大事と思ってたわけではなく、交流を通じて学んでいってるのが今までと違うところ(?) 敵側も背景が掘り下げられつつ、でも、奪っていい理由にはならない、という勧善懲悪の構造も納得できる感じ。 3話「プリキュア解散!?スタープリンセスの力を探せ☆」 正反対のふたりが喧嘩して、投合して。 30話「ララの想いとAIのキモチ☆」 47話「フワを救え!消えゆく宇宙と大いな

          プリキュアを語るためには、どこから語ればいいのか―『スター☆トゥインクルプリキュア』―『仮面ライダーゼロワン』と同期、新時代へ旅立つプリキュア