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「養子の子を家族に迎えてもいい?」 明確に「イヤ」と言った長男の、葛藤と決断のゆくえ。

こんにちは。
実子の長男(4歳)と、養子の次男(0歳)を育てています。
ハイブリッド家族のwebクリエーター母です。


特別養子縁組で次男を迎える6ヶ月前、
まだ親族にも話す前。


実子の長男に
「養子の子を家族に迎えたいんだけど、良い?」と聞きました。


実は…

最初、かなり明確に

「 イヤ 」

と言われました。



・・・


そもそも長男にこう聞いたのは、養子&実子の4人兄弟の方の実体験の話を人づてに聞いて、アドバイスをもらったからなんです。


今では大人のその方はアメリカ人のご家族で
自分だけ実子で、
あとの兄弟は養子で
髪や肌の色が全く違う
アジア系の兄弟もいるそうです。


その方が3歳の時に、両親からまさに同じように
「 うちに養子の子を迎えたいけど、良い? 」
と聞かれたそう。


その人は「いいよ!」と答えて。

そして、
自分が「いいよ」と答えたことが
すごく自分の中に染みたそう。


兄弟を迎えると【 自分で決断した 】ことが、
養子の子を家族に迎えるんだという
自分の心の準備につながったそうです。



それは、まだ3歳の時のことだけど…
その時の景色も、自分の感情も、
はっきり今でも覚えていると
そんな話を私に教えてくれました。


・


きょうだいが出来る時というのは
フツウであれば、お母さんのお腹が大きくなり
中に赤ちゃんがいるんだよー!
という話をしながら
兄・姉になる準備をゆっくりと
していくものですけど、


養子の子を迎える場合、
いまいる子に、目に見える実感や、
準備できるものは多くないんですよね…


なので、両親からの、
「迎えても良いか?」
の質問は、なるほど、すごく、
心の準備になるなぁ… と

私はこの話にけっこう感動し
我が家でもやってみた、
というわけです。



で、その結果。


めーちゃめちゃ明確に
「 イヤ!」と言われ…
もうこの話はしたくない!バリの拒絶…
のところに話は戻るのですが。


ただ
この「イヤ」は
(当時)3歳の子にとって
目に見えないことだらけなので
普通の感情だよな~と思いましたし

養子だからイヤというわけではなく
家族が増えるというのは
実子であれ養子であれ
子供にとっても大きな出来事なんだなぁと
しみじみしました。


そしてむしろ私は…

よしよし、長男の気持ちを
どうやって前向きにさせようか!という
やったろか魂に火がついて


お兄ちゃんになるということが
イメージできる絵本を一緒に読んだり
きょうだいが来てくれたら
一緒に遊んだり、
こんなことができるかなぁと
いう話をしたり


ゆっくりゆっくり、日を重ねて
コミニュケーションをとってみました。



そうしたら、半月後くらいに
自分から「赤ちゃん、楽しみ」と言うようになり。


もう一度「うちに迎えても良い?」と聞くと

「うん。ぼく、お兄ちゃんになってくれる」
と。


この返事は… 嬉しかったです。


葛藤からの、決断。
子どもの力ってすごい。尊敬します。



そこから、迎えるまで半年の間。
きょうだいが来てくれたら部屋どうしようねなど
長男まじえて準備し、
名前を決めたときも、意見を聞いてみたりし…


いざ迎えて。


そして現在………

迎えた日から今日の日まで


兄、弟を溺愛しております Σ( ̄ロ ̄)


道で会った初対面の人に弟を自慢するし
離乳食もあげてくれるし(親は逆にたいへん笑)
ヘタしたら愛しさで食べそうです。



子どもによってそれぞれだと思うので、
正解なんて無いとは思うんですが


すくなくとも…
あのやりとりは、何かしら
長男の中に残ったものがあるのかな…?

また大人になったら聞いてみたいです。


「 養子の次男を迎えることを、
長男にどう伝えたか? 」


というのは、
人から聞いてもらうことが
とっても多いので
我が家の場合の思い出を、
私も忘れたく無いこととして、残しました。


🍠
↓インスタもぼちぼち更新してます〜
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