(コラム)外国人労働者導入で考える日本の未来

こんちはYumi姐さんです。
久々の投稿だよ
すっかり寒くなったと思ったら気温が25度以上になったり、異常気象なのかな。
今日はいま国会で審議されている外国人労働者の問題だよ。

外国人労働者の導入は20年前から既定路線

降ってわいたような外国人労働者の導入問題だけど、実は20年以上前から予定されていた政策なんだよね。
今から20数年前に当時に経営者団体である「日経連」が、重要なレポートを出してるんだ。その名も「新時代の日本的経営」
日経連自体は経団連と統合しちゃったんで、レポートの原本自体はネットから削除されてるんだけど、ググれば今でも見れるよ。
レポートの中では、それまで全員正社員の終身雇用だった労働者を三つのカテゴリーに分けるって書かれてる。
第一階級が、大企業の総合職、これは今まで通り正社員の終身雇用
第二階級が、プロフェッショナル、ITとか金融のプロで歩合制
第三階級が、派遣とかパートで柔軟雇用って言ってるんだけど、要は使い捨て要員

ってな感じで皆正社員で中流だった労働者を分割するって政策。

驚くべきことはこの政策に沿う形でその後の日本では労働者派遣法が改正されて、非正規雇用が急増したってこと。
しかもこのレポートが出た95年っていったら23年前!!この時点で労働者の6割ぐらいを非正規にすることが既に決定されていたんだよ
ロスジェネや就職氷河期に当たっちゃった人は、運が悪かったって思ってる人も多いと思うけど、実は23年前には、もう日本のエリートの間で決まってたんだよね。
驚きでしょ。
なんでこんな政策が採用されたかっていうと、大企業の中高年、特に団塊の世代の雇用を守るため!少子高齢化で労働人口が減ること考えると高度成長期みたいな大量採用はできない。となると社内のピラミッドが維持できない。おまけにグローバル化の国際競争激化で人件費も削減しなくちゃならない。でも中高年の正社員はなかなか削減できない。ってこととで低賃金で働く奴隷労働者を作りだす必要があった。
これが今の非正規雇用、ブラック派遣やパートの急増の原因。
詳しくはアエラの記事へのリンク

奴隷が足りなくなったんで外国人労働者を裏口導入

21世紀にはると少子高齢化の影響が本格化してきて非正規でも採用が難しくなってきた。そこで考え出されたのが外国人労働者の裏口導入。お馴染みの留学生と外国人技能実習生制度ね。低賃金で奴隷労働させられる労働者が必要だったから。最近コンビニとかでは外国人の店員が急増しているけど、これもこの制度に沿った結果。
ところがこの外国人技能実習生制度なんだけど、実習生なんで期限がある。最初は1年が主流だったのが2年になって、延長していたんだけど、期限が来たら帰国させなくちゃならない。そのでその穴埋めに登場したのが今回の入管法改正による外国人労働者の導入なんだよね。

アベノミクスと矛盾する外国人労働者の導入

ところで皆覚えているかな「アベノミクス」!アベノミクスの目的って、大胆な金融緩和でインフレ率を上昇させてデフレから脱却するってやつ。
でも物価はなかなか上がらないよね。
冷静に考えるとわかるんだけど、インフレになる要因って
1.物の不足:グローバル化で商品が溢れてる状況でこれはなかなか起こらない、
2.資源価格の上昇:これも資源価格は上がったり下がったりで原油価格の上昇で物価が上がっても景気は良くならないよね、むしろ不況でしょ
3.労働者の賃金上昇:労働者の賃金上昇には人手不足が必要

3つの条件を考えると持続的に物価上昇を達成してデフレから脱却するためには労働者の賃金上昇しかないよね。そして賃金が上昇するには
人手不足が必要でしょ。

まさに今それが起きつつあるんじゃないかな。
となると、せっかくアベノミクスで人手不足が起きて賃金が上昇し始めてるのに、外国人の低賃金労働者を入れたらアベノミクス元の木阿弥じゃなくない?

日本の未来は2割のエリートと8割の下流に決定

と過去20年ぐらいの流れからいまの外国人労働者の導入までの経緯をみれば、この後の日本社会が見えてくるよね。ざっくり言うと2割のエリート、富裕層と、8割の下流ってこと。
上流の人たちは、一流大学卒で大企業のリーマンと公務員、あとは自営業とか医者とか弁護士とかの高所得者層ね。この人たちは、高収入の共働きで子供を私立に通わせて、タワマンに住んで、いづれは外国人のメードとか運転手とか雇って、老後も老人ホームで外国人の介護を受けて快適に暮らす。

反対に下流の人たちは外国人労働者と仕事を奪い合うことになる。基本外国人労働者はリスクを取って日本に来るくらいだから、普通の日本人よりガッツもあるし、能力も高い。ということで負け組の下流の人たちは外国人に負けるようになる。税金も消費増でガッツリ取られて貧困化してくる。

下流は節約と投資でこの流れに対抗

もし今現在30代ぐらいで年収が500万円以下だったら下流確定なんで、腹をくくること。非正規ならなおさら政府は皆さんのことを何とかする気なんか無いよ。
そのうえで対抗策を考えていこう。生き残り策ね。
一つは「節約」。未だに中流意識が捨てられない人も多いみたいだけど、下流の人は一生下流なんだよ。這い上がるチャンスなんか無いね。下流なりに快適に暮らすことを考えるべき。見栄を捨てて無駄なものを排除すれば、この平和な日本ほど暮らしやすい国はないよ

2番目に重要なのは、やっぱり投資だよ。特に株式投資を行うべき。前にも言ったけど「トヨタの社員にはなれなくてもトヨタの株主には誰でもなれる」。節約と貯蓄で貯めたお金を投資に回すんだよ。どんな投資がイイかは別記事にするつもりだけど長期投資をすれば資本主義が終わらない限り資産は築けるよ。

まとめ
外国人労働者の導入は既定路線、誰も替えられない
下流のひとは一生下流、節約と投資で対抗
資産ができれば、日本ほど快適で暮らしやすい国はない

ということでバイなら

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