ブラック企業撲滅完全マニュアル(1)ブラック企業の見抜きかた/見分けかた

「就職先がブラック企業だったらどうしよう…」
「転職したいけど、実際会社に入らないとブラックかどうか分からないし…」
「友達が入った会社がとんでもないブラックだったらしい!!入る前に分かってさえいれば…」

このマニュアルは、「ブラック企業だったらイヤだな…」という考えが頭をよぎり、就職や転職にあと一歩踏み出せないあなた、そして「○○はブラック企業でしょうか…?」といった相談をよく受けるあなたのために書いたものだ。

就職や転職は、多くの方が一度は経験することだ。しかし世の中には働く気も失せるような劣悪な労働環境の会社、いわゆる「ブラック企業」が溢れており、先に挙げた心の声のように「そんな会社に入るのは絶対イヤだ!! でも入ってみないと分からない…」というジレンマに苦しんでいる人もまた多いことだろう。

同様に、仕事柄就職や転職の相談を受けるものの、「○○がブラック企業かどうかなんて、そこで働いたことがないから分からないよ…でもなんとか役立つアドバイスはしてあげたい…」という人もいるはずだ。

そのような「ブラック企業の見抜きかた/見分けかた」に対する回答を詳しく記したのがこの「完全マニュアル」だ。長年のノウハウが凝縮されているので有料ではあるが、内容については転載、引用、ウケウリなど完全にご自由である。ぜひ広く知らしめて頂き、ブラック企業で苦しむ不幸な人をこの世から無くしたいと考えている。

【目次】
・ブラック企業アナリスト新田龍とは
・そもそも「ブラック企業」とは
・ブラック企業は全てが悪なのか
・ブラック企業の見抜きかた/見分けかた
 <求人広告から見抜く方法>
 <Webサイトから見抜く方法>
 <会社説明会やセミナーから見抜く方法>
 <会社訪問時に見抜く方法>
 <面接時に見抜く方法>
 <入社直前~入社後に見抜く方法>
・ブラック企業被害者を増やさないために


・ブラック企業アナリスト新田龍とは

私は2008年頃から「ブラック企業アナリスト」を名乗り、ブラック企業問題や労働問題を報道したり、ブラック企業にまつわる様々なトラブル解決を手掛けている。表向きはコンサルティング会社「働き方改革総合研究所株式会社」の代表取締役として、全国のあらゆる組織の労働環境改善サポートもおこなっている。どちらも大切な本業だ。
(なぜ私がブラック企業アナリストをやっているのか、という原体験や経緯については別のnoteに詳しく述べているので、宜しければお手すきの時にでもお目通し頂きたい)

同時期よりTwitterも始め、今や6万人を超える皆さまにフォロー頂いており有難い限りだ。仕事柄、自社のお問合せページやSNSのダイレクトメッセージ経由で、ブラック企業にまつわる様々な相談や告発を頂戴するのだが、その数があまりに多く、また実務でも多忙なためなかなか全てにきちんと返答し切れないことを不本意に感じていた。

今回noteを執筆したのは、その中でも多くのお問合せを頂戴するテーマ、「ブラック企業の見抜きかた/見分けかた」についてまとまった情報とノウハウを開示し、多くの方に正確な情報を知って頂きたいと考えたからである。

就職や転職に限らず、何事においても「恐れ」や「不安」を感じるのは、対象に関する情報が足りず、「よく分からない」からである。単なる情報不足であるなら、正しい情報を調べて知ってしまえば恐れることはなくなるはずだ。また、実態が分かれば対処法などいくらでも見つかるはずだ。見えない恐怖や不安におびえるのではなく、解決策を知り、一歩踏み出す勇気を持って頂きたい。

・そもそも「ブラック企業」とは
・ブラック企業は全てが悪なのか

まず大前提となる「ブラック企業」や「ホワイト企業」についての定義と、私なりの解釈、そしてよく寄せられるご質問である「ブラック企業は全部悪いの?」「本人が満足して働いていればブラックでも問題ないのでは?」といったテーマについてはこちらのnoteにまとめてあるのでご参照されたい。

本稿ではブラック企業を「長時間労働の割に薄給で報われない」「ハラスメントが横行する劣悪な環境で従業員を使い潰す」「違法行為を黙認して私利私欲を追求し、社会に迷惑をかける」…といった「悪意ある卑劣な会社」として定義し、そういった会社にウッカリ入ってしまわないための要確認点を提供していく。

・ブラック企業の見抜きかた/見分けかた

幸いにも、これまでブラック企業と関わる機会がなかった人ならこう思うかもしれない。

「これだけブラック企業に関する情報が溢れてる時代なのに、なんでブラック企業に入る人がいるんだろう…?」

疑問はごもっともだ。中には学生時代の私のように、ブラックであることを覚悟したうえで、自らの修業のために入る者もいるが、多くはそうと知らずに入り、入社後「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになる。

全国的にニュースになるような事件や不祥事を起こした会社であれば、悪名も知れ渡っているので学生でも警戒できるだろうし、相当数の口コミで確認できるだろう。

しかし、ポジティブなPRにかけては残念ながらブラック企業側のほうが長けていることが多い。なぜなら、ブラック企業はその劣悪な労働環境ゆえに慢性的に人手不足であり、人材確保のために常に必死であるからだ。当然ながら「我々はブラック企業だ」などと正直なことは言わず、楽しそうな雰囲気と美辞麗句で求職者の興味を惹き、あなたのことをいかにも特別扱いしているかのように歓待することだろう。「当社にはあなたのような人が必要だ!」と迫られて悪い気がする人はいない。

しかし、あなたには本稿をお読み頂いて冷静に考えて頂きたいのだ。そうやって巧妙に仕組まれた罠にかかり、深く後悔している人を大勢見てきた。

ブラック企業を避けるためには「行かない」「受けない」「入らない」の「非ブラック企業3原則」を心得ておくことだ。そのためには入社前の段階で見抜くしかない。本稿ではそのポイントを、応募段階に沿って「求人広告」「自社Webサイト」「インターネット」「会社説明会・セミナー」「会社訪問」「面接」「入社直前」に分けて、29項目で詳説している。ぜひ、就職活動や転職の際に参照頂きたいし、これから就職・転職を控えている人にアドバイスする方にもお役立て頂きたい。では、さっそくはじめていこう。あなたとあなたの大切な人の人生を、無駄にすることがないように…


<求人広告から見抜く方法>

企業と接触する前に、その会社がブラック企業かどうかを高確率で見分ける方法は存在する。まずは求人広告から見抜けるポイントについて紹介していこう。(もちろん、これから述べていく条件に当てはまる会社がすべてブラック企業というわけではない。あくまで兆候に気づく参考情報としてご活用頂ければ幸いだ)

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ブラック企業撲滅完全マニュアル(1)ブラック企業の見抜きかた/見分けかた

ブラック企業アナリスト 新田 龍

980円

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頂戴したサポートは、ご自身で充分なお金を用意できないブラック企業被害者の支援や、ブラック企業からの恫喝訴訟など妨害への対処費用として活用させて頂く。

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働き方改革総合研究所株式会社代表取締役。働き方改革コンサルタント/ブラック企業アナリスト。労働環境改善支援とブラック企業相手のこじれたトラブル解決が専門。各種メディアで労働問題についてもコメント。ブラック企業ランキングワースト企業出身、厚労省プロジェクト推進委員。
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