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【雑記】フェラチオの起源

「昔の女は、フェラチオなんかしなかったんだ! 商売女がするもんだったんだよ! 俺さ、最初にされたとき、『ああ!? そこは口に入れるもんじゃねぇぞっ!!』って思ったもん。それが今じゃ……」

と、大竹まことさんが深夜ラジオで言っていたのを、覚えている。
多分、30年くらい前で、僕が中学生の時だ。
しかし、それが今や、前戯の基本メニューにすらなっている。

しかし、人間はいつからそんなことをするようになったのだろうか。
それだけではなく、性の歴史全般にも興味がある。
それぞれの行為は、いつからどこではじまったのだろう。
昔の人は、どんなセックスをしていたのか。
文化に歴史は欠かせない。

性文化や性の歴史専門の学会もあるし、ちゃんとした学術書(ハードカバーの分厚い高額のもの)も、たくさん出版されている。買いたいのだけれど、家族に見つからないようにどこに置いたらよいか分からず、躊躇ちゅうちょしている。

妻に見つかっても最悪だけど、子どもに見つかったらもっと最悪だ。
金庫でも買うか。いや、怪しがられる……。

ま、いいや。閑話休題。

フェラ


フェラチオの語源はラテン語の「fellare」(吸うの意)らしい。
ウィキペディアだけでなく、ちゃんとした辞書にも書いてある。

古代エジプトの王の称号「ファラオ(Pharaoh)」とは関係のないようだ。僕は中学生の頃、「絶対、ファラオがさせてたからフェラチオなんだ」と思ってた、笑。

さて、大竹さんはあんなことを言っていたが、それは昭和期までの日本に限られた話のようだ。調べてみると、人間は古代からフェラチオをしていた。
古代エジプトの神話や絵画、古代ギリシア・古代ローマの文献や絵画などにも、そのような場面や記述が登場する。

特にすごいのは、インド

インド哲学における人生の三大目的は、カーマ(性愛)、ダルマ(聖法)、アルタ(実利)。性愛が人生の三大目的に入ってるって、すごい……、僕と一緒だ、笑。

それほどの大目的だから、その研究も盛んで、すんごい分厚い古代の教典まであって、それが1,000編にも及ぶとのこと。
1編、10ページだとしても、1万ページ……。
妻の選び方からセックスまで、事細かに丁寧に書いてあるという。

インド、すげえ。

インドは、僕はなかなか理解できないでいるけど、やはり文明の深さが違う気がする。
むちゃくちゃだし(苦笑)

日本でも、昭和期は前述の通りだが、江戸時代の春画でその場面を見たことがあるし、フェラチオを意味する古語もあるらしいから(「口取り」など)、近代以前から行われていた痕跡はある。
問題なのは、そのぐらい一般化されていたのか、である。
例えば、一般の庶民の夫婦、武士の夫婦などが行ったりしていたのだろうか。それとも、女郎屋とか茶屋とか、そういう性風俗だけで行われていたのか。

いろいろ疑問は尽きない。

しかし、よくよく考えれば、例えば儒教などの、ある意味、不自然な倫理観念がない限り、自然発生的に行われてきたことのようにも思える。
だって、うちのネコだって、自分のものをぺろぺろなめているし、笑。
生物学の人とかに聞いてみたら、おもしろいかもしれない。そういう研究がすでにあるかも。誰か、専門の人がいたら、教えて欲しい。

下の写真は、インド中部のカジュラーホ(Khajuraho)遺跡のミトゥナ(男女交合)像
10~12世紀のチャンデーラ朝時代に建設されたものらしいけど、やっぱ、インドはすごい。完全に、ハプニングバー状態である……苦笑。

「やっぱ、インドすげえ」と思うが、同時に、インドに生まれなくてよかったとも思う。
エロさの基準がかなり違いそうである。

ミトゥナ像


ネットで検索したら「ネット乞食」という言葉に出くわしました。酷いこと言う人、いるなー。でも、歴史とたどれば、あらゆる「芸」は元々「乞食」と同根でした。サーカス、演芸、文芸、画芸しかりです。つまり、クリエイトとは……、あ、字数が! 皆様のお心付け……ください(笑) 活動のさらなる飛