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初心者のための投資のこれから<6月>(無料) 2024年6月最新版 4日配信分

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。


5月は日本政府、日銀の為替介入ではじまり、怒涛のような展開でしたが、その後は、膠着状態がつづき、上にも下にも行きずらい、相場でドル円は終始しました。
 そして、株価は「セールインメイ」らしく大きく売られて下がりました。

 5月下旬に配信をする予定でしたが、これといった展開もなく、実際、156円~157円のあいだの細かいレンジで終始しました。これは上にも下にも大きなポジションがあって、挟まれた状態だったからです。
 で、配信を休んでしまいました。m(__)m
(そのかわり、投資詐欺情報をまた始めようと思っています)

さて、
 

5月最後の経済指標である「アメリカGDP」と「アメリカ個人消費支出PCFデフレーター」

はどうだったのでしょうか?チェックしましょう。

5月30日 21:30
1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率) 前回1.6% 今回1.3%(予想1.3%)
予想通りでした。GDPは下がっています。

5月31日 21:30 発表
4月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) 前回 2.7% 今回2.7%(予想2.7%)
米国4月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)  前回0.3%  今回0.2%(予想0.3%)
米国4月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) 前回2.8%今回 2.8%(予想2.8%)

ほぼ予想通りでしたが、PCFコアデフレーターの前月比が予想よりも下がりました。
 これで株価は上昇、ドル円もドル安方向に下がりました。
しかし、月末でしたので実需のドル買いで、ドル高になり、結局、下がったドル円はすぐにもどってしまい、ドル高の、157.262円で5月を終えています。
 アメリカ経済の陰りが感じられますが、決定打はないという5月でした。

 こうして、新しい月 6月がはじまりました。
最初の指標、アメリカISM製造業指数を見てから今月を考えていきましょう。
5月3日23:00 
5月ISM製造業景況指数 前回49.2  今回48.7 (予想49.6)

予想を下回り、ドル円は156.649円から156.387円に下がります。そのあと156.151円まで下がりました。
 この指数は50が平均値であり、50を超えれば景気が良く、50をしたまわれば、悪いとされています。 
 先月、雇用や失業率にようやく陰りが見えてきましたが、相変わらず企業の景気はよかったのですが、ここでようやく、景気の悪さが現れてきました。
 景気の悪さは、FOBの金利の値下げにつながります。金利の値下げは株価の上昇、ドル安につながります。
 果たして、これが今後も継続していくのか?現在は156円台で動いています。
5日には、
5月ISM非製造業景況指数(総合)
6日には
5月非農業部門雇用者数変化(前月比)
米国5月失業率
があります。
  これにより、かなり方向性がきまるのではないか、とみています。

わんこ(相場)についていきましょう

今後はどうでしょうか?
私はようやく円高ドル安方向に動きだすのではないかとみています。
ただし、ここで初心者の人に気を付けてほしいのは、目線は下方向ですが、すぐに円高方向にポジションをとるのではなく、その確定まで待つことです。
 あいかわらず、ドルと円の金利差は開いたままです。
テクニカル的にも、上昇方向(ドル高)です。
 為替介入の実施が、ハードルが高くなっていますので、ドル買い、円売りポジションをとるトレーダーがたくさんいます。また、介入を利用して利益を狙っているトレーダーもたくさんいるのです。
 これからまた160円をめざして、トライしていく動きはじゅうぶんにあります。
 つまり、大きなレンジ相場を形成して、利益をあげずらい相場展開がまだまだ続くことを意識してください。

日本の株価は上昇すれば、円安になりやすい現在の状況ですし、
 アメリカ株価は上がれば、ドル安です。
株価もドルもあがるときは、債券の金利上昇が原因です。
 経済の状態が悪ければ、株価はさがるのに、いまはアメリカ政策金利の高さから、株価は上がります。そう、とても分かりにくい相関関係なのです。初心者はもちろん、ベテランでも判断に迷う展開なのです。


負けないトレーダーになる ワンニャンポイント!

日本人と、欧米大口の発想の違いを知る


日本人の個人投資家、(通称、ミセスワタナベ)と欧米の投資家では考え方の違いがあることを知ってください。
 たとえば、相場が非常に高くなり、ポジションが上昇すると、「そろそろ天井だから、さがってくるのでは、、」と思い、相場が下がりすぎると「そろそろ反転して上昇するのでは、、」と、日本人投資家(特に初心者)は感じます。
 一方、欧米の投資家は、相場が下がると「もっとさがるぞ!」相場があがると「どんどん上がるからさらに上目線だ」となります。
 これをよくあらわしているのが、東京マーケットの時間と、ニューヨークマーケットの時間の動きです。
 また日本人は「逆張り」が大好きだともいわれています。
しかし、相場を動かすことの多い欧米大口の動き、心理を理解しておくことは自分のお金の管理にもつながります。自分以外の人の発想というものをチェックすることも忘れずに。

<この「ひじきのFX]では経済指標のファンダメンタルを中心に、ドル円などの動き、相場の方向性をおしらせしています。相場の方向性を間違わなければ、勝ちやすくなります。なにより、短期に逆張りになり含み損を抱えても取り返すことが出来ます。この方向性を間違えると大きく損切りをして退場の憂き目をみることになります。テクニカルについては、動画をみて(ユーチューブなど)勉強した方が身に付くので、ここでは解説していません>


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