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初心者のための投資のこれから<7月>(無料) 2024年7月最新版 21日配信分

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。

梅雨明けして、本格的な夏の到来です


 世界を驚かせる事件が起きました。
それは

ドナルドトランプ候補の暗殺未遂事件

です。
  2024年7月13日、米国ペンシルベニア州バトラーで行われた共和党の集会で大統領再選を目指すトランプ氏が演説中に銃撃され、耳を負傷しました。トランプ氏にシークレットサービスが覆いかぶさると、そこから、血を流しながら、こぶしを高くつきあげるトランプ氏の映像、巻き起こる「USA」の合唱、これがリアルタイムで世界にながれたのです。
 この事件で次期アメリカ大統領になるのは、トランプ候補にきまりだと大きく流れが動きました。「もしトラ」から「かくトラ」(かくじつにトランプ大統領)となりました。
 ぼけ老人化しているバイデン大統領には、民主党代表候補の引き下ろしがはじまっています。
 トランプ氏は現在のドル高を批判しており、今後まちがいなく

ドル安に政策をとることが見込まれています。



  こうして、今週のドル円は大きく円高方向に動きました。
主要な経済指標がない、なかで、ドル円を動かしたのはさまざまな要人の発言でした。
 FOMC(米連邦公開市場委員会)のパウエル議長が目標の2%にならなくても利下げの可能性があることに言及をし、日本の河野デジタル大臣が円高是正のために日銀に利上げを求めたり(翌日には、これはすぐに撤回されましたが)このドル安、円買いのながれに後押しをしました。

15日には157円のドル円は、16日158.7円に上昇、それが17日には156円と2円も下落。18日には155.3円という円高をつけ、19日には円安、157円に戻る、という動きをして、結局、今週のドル円相場は157.48円で終了しました。

 欧米の大口、機関投資家は「へッドウオッチ」をみると、今月、7月の利上げはなく、据え置きを95.96%と、みています。
 そして9月のFOMCでの利上げを94%の確率で行うとみています。

さらに、11月、12月と続けて利下げを行うと期待しているのです。
 先月には、今年の利下げは1回のみ、と言われていたのに、ここにきて、3回に変更という流れに変わっています。
 

これからのドル円の流れはどうなるのでしょうか?

正直、読めません。
それはどうしてか? それは来週から月末にかけて、突発的な読めない流れが発生しやすいからです。 月末、日銀の金利政策会合。同じく、アメリカの7月FOMCが控えているからです。
 はっきりとした方向が見えない限り、大口も様子見をします。
日銀会合では、7月に利上げがあるかもという報道もありました。しかし、日本のCPI結果と、円高が進んだことで、そういう話は出てこなくなりました。利上げがあるかも、という考えのアナリストは3割だそうです。裏を返せば、7割が据え置きとみています。
 アメリカの金利は先程述べたように据え置きで決定です。(ここにきて、7月にサプライズで利下げがあるかも、という観測もあります)
 ブラックアウト期間の来週に、変化があればリーク記事が流れます。そうすれば大きく動くでしょうが、そうでなければ、レンジ相場をつくりながら月末を迎えます。
 そして、日銀、FOMCともに据え置きなら、今までの流れが繰り返されると思います。
 つまり、円安、ドル高です。
本来、ドル高円安のながれが、思惑からドル安円高になっています。それが巻き戻されとおもっています。そして「夏枯れ」の8月に入ると、株が下がり、また、ドル安円高が始まるのでは、とみています。

 初心者はうまくいくと、うまく言った方向ばかりを見る癖があります。
(ロングで勝てると、ロングポジションを取りたがり、ショートで利益をとれると、ショートポジションを取りたがります)
 それでは、いつまでも勝てない初心者のままです。

自分とは違う意見に耳を傾けることが結果として自分を守ります。
がんばりましょう!

負けないトレーダーになる ワンニャンポイント!

エリオット波動!

みなさんご存じ「エリオット波動」の話をします。「エリオット波動」をしらない、初めて聞いたという人は、検索するなり、ユーチューブで確認してください。
 チャートがジグザグを描いて上昇していくパターンです。(もちろん、下降の場面ではジグザグに下に下がっていきます)
 この小さいトレンドの波に乗れれば、利益確定です。
特に3波の上昇に乗ることが重要です。
 しかし、初心者のときには、この波がみえてこないのです。解説などで示されるチャートはよくわかるのに、実際に見るチャートの動きには、その変化や傾向がいまいちわかりません。
 いまが、何番目の波なのか、よくわかりません。だから見過ごすし、気づいたら波動が終了していた、なんてこともあります。
 これはもう慣れです。いかにチャートを、ローソク足を見続けて見慣れるか、変化に早く気付くか、自分のスキルをあげるしかありません。
 だから、あわてず、わかるようになってから利用する手法でいいのです。
ちなみに、2波と4波は(上昇の場合は、さがる波です)ジグザグに上下に揺れることが多いので、ショートを取らないほうがよいでしょう。下がって反転してからのロングです。
 4波の安値は、1波の高値で止まることが多く、5波の最後は、3波の高値を上抜けするかはわかりません。注意深く見ましょう。



<この「ひじきのFX]では経済指標のファンダメンタルを中心に、ドル円などの動き、相場の方向性をおしらせしています。相場の方向性を間違わなければ、勝ちやすくなります。なにより、短期に逆張りになり含み損を抱えても取り返すことが出来ます。この方向性を間違えると大きく損切りをして退場の憂き目をみることになります。テクニカルについては、動画をみて(ユーチューブなど)勉強した方が身に付くので、ここでは解説していません>


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