カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 専門用語大嫌い(その2) b labo vol.36
専門用語大嫌い(その2)
ONと聞いてNが長嶋だとしたら?Oは王に間違いないですよね。
これがドミナントです。ドミナントコードはトニックへと導く役割をします。そしてトニック(1)から数えると5度の音でセブンスコードになっているので「ドミナントセブン」とも呼ばれます。
トニックコードがC(長嶋)だとすればドミナントコードはG7(王)という関係です。G7→Cというコード進行にすると最大の安定感がありオチをつけるのに最も適しています。
サブドミナントとはドミナントへ導くコードのこと、ドミナントのドミナントといえます。ややこしいのでまた野球で説明します。
2005年から阪神タイガースはJFKという抑えのトリオを結成しましたね。(ジェフ・ウィリアムス、藤川、久保田)
7回ウィリアムス=サブドミナント→8回藤川=ドミナント→9回久保田=トニック
このような勝利の方程式と同様のものが音楽にもあって、とくにジャズにおいてはツーファイブと呼ばれ絶対的に必要なものとなっています。
トニック(1)をCとするならサブドミナントはDm
これは2度ですね、そしてドミナントはG7で5度です。
Dm→G7→C つまりツー・ファイブ・ワンという関係です。
このコード進行の安定感といったらJFKなみに絶対的ですわ。
追加ですがサブドミナントはドミナントへ繋ぐためのコードで2度のマイナーですが、トニックへと繋げる場合もあります。ブルースのようにすべてがセブンスコードになっているときは4度がサブドミナントです。
C7がトニックの場合F7がサブドミナントそしてG7がドミナントです。C・F・G(1・4・5)この三つの関係性のものを一般的にスリーコードと呼んでいます。
つづく
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