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頭に来ても、人をアホと言う人はアホだと思う話

「人にアホと言う奴がアホや」

というのは、子どもの頃に教えられた話だ。

自戒を込めて、最近、本当にそうだと思う。人にアホと言うのは自分が相手よりも賢いと思っているからなら、その人は賢いかどうかが疑問だ。もちろん、アホと言われて反省のない人も、賢いとは言えない。人にアホと言われるのは、言われる理由が自分にもあることの自覚が必要だ。

人をアホと言う人はアホ、
人にアホと言われる人もやはりアホ。

つまり、世の中のほとんどはアホだと思うのだけど、「アホと戦うな」「バカと関わるな」なんて話は誰が誰のことを言っているのだろう?

ポピュリズムのようで、あまり共感はできない。

人のことをアホと言うのはよそう。

そもそも、アホとはどんな人のことを言うのか。考えてみると次の2つかなと思う。

1:答えを間違う人

あらかじめ正解がある問いに対して、間違った答えを出す人が該当する。

具体的には、
・テストの点数が悪い人
・話の理解力が乏しい人
・その場と関係ない話をする人
・仕事でミスをする人
・頼まれた仕事ができない人
・次の展開が読めない人
などで、基本的にはスキルの問題だ。

2:コミュニケーションが取れない人

自分が絶対に正しいと譲らず、人の話を受け入れない人が該当する。

具体的に言えば、
・人の話を聞かない人
・高圧的な態度に出る人
・すぐに感情的になる人
・上の顔色で物事を判断する人
などになる。

上司が部下をアホと言うのは、1のケースが多く、部下が上司をアホだと思うのは、2のケースが多い。

まず、私たちが考えないといけないのは、相手をアホだと思ったとしても、感情的にならないことだ。感情的とは、アホな状態なのである。アホな状態だと、円滑なコミュニケーションをとることはできない。

次に、やはり相手をアホだと思わないことだ。

その人は、よく間違う人であり、コミュニケーションが取りにくい人であると認識する。

ので、私たちがやることは、
・間違う人には方法を教えるか、課題のレベルを下げる。
・感情的な人には、感情的にさせないように話をする。

相手をアホや馬鹿にするのでなく、感情的にならずに、自分の要望を通すようなコミュニケーションをする。これが賢い人の行動だろう。

いずれにしても、人をアホとかバカと言う必要はないのである。


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