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ないものねだり

最近私は「お星さまは知っている」という曲を聴いている。自然と心が落ち着く曲。

この曲は大切な子からおしえてもらった。

最初に登場するのは、お人形の好きな女の子です。

その女の子は、おばあちゃんになりたいとお星さまに願います。

おばあちゃんは、桜の木になりたいとお星さまに願います。

桜の木は、お人形になりたいとお星さまに願います。

お人形は、女の子になりたいとお星さまに願います。


どうしてそれぞれがそうなりたいと願うのか、皆さんは理由がお分かりになりますか?


何はともあれ、歌詞をご紹介したいと思います。


🌟お星さまは知っている🌟

作詞:小山哲朗・ブルースカイ 作曲:小山哲朗 歌:熊本野映

おんなのこはおもう
おばあちゃんになりたいよ
だってきょうもしゅくだいばかり
いきがつまりそう
ああおほしさま ねがいをきいて
しかられずのんびりできる
おばあちゃんになれたらいいのに


おばあちゃんはおもう
あのさくらになりたいよ
だってずっととしうえなのに
わたしよりげんき
ああおほしさま ねがいをきいて
なんねんたっても はなやかな
さくらのきになれたらいいのに


さくらのきはおもう
おにんぎょうになりたいよ
だってふりむいてもらえるのは
ねんにいちどだけ
ああおほしさま ねがいをきいて
いつでもかわいがられてる
おにんぎょうになれたらいいのに


おにんぎょうはおもう
あのおんなのこになりたいよ
だってこのからだはつくりもの
おおきくなれない
ああおほしさま ねがいをきいて
すてきなおとなに そだってく
おんなのこになれたらいいのに


いつかきづくときがくる
じぶんのしらない じぶんのよろこび

おほしさまは ただほほえんで
みまもっている



私はこの歌を聴いていて、なぜか毎回泣きそうになるのを、周りに気づかれないようにするのに苦労した。

それは「振り向いてもらえるのが年に一度だけ」だという桜の木の孤独感だったり、あるいは「つくりものの体なので大きくなれない」というお人形が、あの女の子になりたいと願う気持ちが、人間の男の子になりたいと願ったピノキオと無意識のうちに重なり合ったりしたせいなのかも知れません。


こうして私は毎日のひととき、頬を濡らしながらも不思議と元気を貰っている。

ないものねだりは誰にでもある。
自分には何の価値がないと思っていても、ある人からしたら、羨ましいと思える何かを持っていたりする。
でもそれって自分では気づかなくて。
だから、自分の価値に気づくためにも、周りとの繋がりや交流は大切にしていかなきゃいけないなって。
他人から言われて初めて気づく自分の姿もある。

よし、明日も頑張ろう🐾

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