【日記】シュール/2023年5月1日(月)
※写真=BOXING RAISEより
8:00 起床
胸のあたりが妙に圧迫されている感じ、かといって苦しいわけでなく、何か霊的なものに乗られてるのでもないのだが、そんな感覚を携えながら起きる。
夢は見た。しっかりと憶えているから、きっと目を覚ます直前のことだったのだろう。
同業ライター氏が廃業を宣言。いままで自分が担当していた記事を、代わりに別の某氏にお願いしたというもの。同氏が去るという寂しさに加え、「あ、オレに声かけてくれなかったんだ」という浅ましい思いを抱いた。
我ながら情けない。そんな不純な思いが、胸の圧迫感に繋がったのかもしれない(乙女か!)。
さて、一昨日「明日から始動」などと威勢よく書いたものの、昨日も通常運転で終わった。ちょうどよい。月が替わったので、今日から動こう。
だが、例によって“最初の1文字”を書き出せない。もぞもぞと、土中から放り出されたミミズのように身をよじらせながらあれやこれやと考えてみたものの、指は一向に動き出さない。そもそもその前に、ブルーの画面に向き合うことすらしない。そんなときは、傍らに常に置いてあるものにスイと右手が伸びてしまうのである。
臙脂色のブックカバー。いつ読んでも心洗われる名文だ。
チアリーディング(音声なしの光景はなかなかシュールだった)、木村翔の挨拶など、盛りだくさんだった『G.O.A.T Vol.1』(GREATEST MATCH OF ALL TIMEの略だそうだ)。いちばん驚いたのは、レフェリーのシャツの背中部にADが入っていたこと。個人的な意見を言わせてもらえば、あまり美しい形ではないが、これも慣れなのかな。あと、実況の西達彦さんが、KOタイムコールやスコア読み上げのときに、きちんと話を切ってくれていたのがありがたかった。亀海喜寛くんは、自分の記憶が正しければ、後楽園ホールの実況席解説は初めてじゃないかな。ちょっと緊張していたようだったけれど、全試合解説は大変だったと思う。慣れてくれば、彼らしい独自の視点ももっと聴かせてもらえるはずだ。ひとつ気になったのは、「僕」を「私」って言い直してたこと。なんでだろ?
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暁視GYOSHI【ボクシング批評・考察】
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