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【ボクシング】知力・体力・決断力。豪拳ベテルビエフが大健闘ヤード倒し全勝KO防衛

☆1月28日(日本時間29日)/イギリス・ロンドン・ウェンブリーアリーナ
IBF・WBC・WBO世界ライトヘビー級タイトルマッチ12回戦
○アルトゥール・ベテルビエフ(ロシア)チャンピオン
●アンソニー・ヤード(イギリス)IBF3位、WBC3位、WBO1位
TKO8回2分1秒

 各ラウンドを強引に10対9で振り分けていくならば、ベテルビエフがリードしていただろう。が、解説の浜田剛史、亀海喜寛両氏の採点が何度も割れたように、攻守・優位がめまぐるしく入れ替わる、凄まじい白熱の好ファイトだった。
 ベテルビエフの鋼鉄の拳を何度も叩きつけられながら、その都度反撃してみせたヤードの大奮闘。ここに拠るところが大きいが、しかし、やはりベテルビエフの底力の奥深さをまざまざと見せつけられた思いだ。

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